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== 実例 ==
=== 日本語 ===
[[日本語]]、殊に[[大和言葉]]においては、正規の語法として用いられることは少ない。かなり古くから用いられた例として「やぶく」(「やぶる」と「さく」から)<ref>{{Cite book|和書|title=言語学大辞典 第6巻 術語編|year=1996|others=亀井孝、河野六郎、千葉栄一 編著|publisher=三省堂|isbn=4-385-15218-7|page=595}}</ref>、「とらまえる」(「とらえる」と「つかまえる」から){{efn2|『デジタル[[大辞泉]]』では「混同してできた語」と説明している<ref>{{Cite Kotobank |word=捕まえる |encyclopedia=デジタル大辞泉 |accessdate=2023-06-15}}</ref>。}}<ref>{{Cite Kotobank |word=混成 |encyclopedia=ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 |accessdate=2023-06-15}}</ref>などがあるが、これらは誤って二つの[[単語]]が混同されたものとして扱われることが多い。近年のものとしては「微苦笑」(「微笑」と「苦笑」から。[[久米正雄]]の造語)<ref name="Kotobank 複合語" />や、特に商品名に多く用いられている。「熱さまシート」(熱さまし+シート、[[小林製薬]])、「[[ネスプレッソ]]」([[ネスレ]]+[[エスプレッソ]])などがこれにあたる{{efn2|資料ではサッカー選手の[[ロナウド]]がモデルをつとめた育毛剤の広告のキャッチコピーとして、「{{lang|fr|c’est un véritable phénomène}}」の「{{lang|fr|phénomène}}」が「驚くべき出来事」という辞書的な意味と、「フェノメノ(伊){{lang|it|fenomeno}}(奇才、ロナウドのあだ名)」という2つの意味を持っていることを説明している{{sfn|西脇|2010|p=126}}。}}。また、[[交雑]]によって生まれた生物の表現として、「[[チワックス]]([[チワワ]]と[[ダックスフント]]のミックス)」や「[[レオポン]]([[ヒョウ]]の父親と[[ライオン]]の母親を持つもの)」などもある。
『[[日本国語大辞典]]』に挙げられている混成語には、以下などがある。
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