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韓国政府は抵抗する光州市民を「[[スパイ]]に扇動された暴徒」であるとした<ref name="#1">[http://japan.hani.co.kr/arti/politics/14737.html 総合編成チャンネル 相次ぐ「5・18北が介入」なる報道は「全斗煥の主張の繰返し」] ハンギョレ 2013.05.18</ref>。政府による情報統制の中、韓国メディアはこの状況を光州で単に[[暴動]]が起きているものとして報道、ニュースでは政府関係者の談話が繰り返し伝えられるだけであった<ref name="kbs">[http://world.kbs.co.kr/japanese/program/program_kpanorama_detail.htm?lang=j&current_page=&No=10040914 1980年の光州民主化運動] KBS World Radio 2015-06-09</ref>。一方、海外メディアは、[[ニューヨーク・タイムズ]]の[[ヘンリー・スコット・ストークス]][[東京]]支局長を始めとして、金大中は「処刑されるべきではない」との社説を掲げ「民主化運動の闘士」であるとの後押しを行った<ref name="example">{{cite news |title=NYタイムズも欺かれた「偽物」|author= |newspaper= 産経新聞|date= 2015-8-1|url= https://www.sankei.com/article/20150803-LCQSC4VJPRPL5GN72KZ2N67BJM/7/|accessdate=}}</ref>。また、[[ドイツ公共放送連盟|ドイツ公共放送]](ARD)東京在住特派員であった[[西ドイツ]]人記者[[ユルゲン・ヒンツペーター]]<ref>{{cite news |title= ‘독재폭압’ 전세계에 고발(‘独裁暴圧’全世界に告発)|author= |newspaper= [[ハンギョレ]]|date= 2003-11-28|url= http://legacy.www.hani.co.kr/section-005000000/2003/11/005000000200311282229396.html|accessdate=2013-3-3}}、[[:ko:%EC%9C%84%EB%A5%B4%EA%B2%90_%ED%9E%8C%EC%B8%A0%ED%8E%98%ED%84%B0|[:ko]]]</ref>が事件を報道した。
 
市民たちは武器を手に入れると韓国軍を相手に銃撃戦を行い、全羅南道道庁を[[占領]]した<ref name="kbs"/>。指導部は闘争派と協商派に分かれて分裂した。[[5月26日]]、市民軍は記者会見で[[アメリカ]]が介入すれば流血事態は阻止できると主張するとともに、同志は死ぬ準備が出来ていると発表した<ref name="hangyore">[http://japan.hani.co.kr/arti/h21/5018.html その時そこでその人々(3637字)] ハンギョレ21 2010.05.21 第811号</ref>。結局、一部闘争派を残して自主武装解除を行い、この情報から市民に占拠された全羅南道庁に対する鎮圧命令が下った。[[5月27日]]未明、ヘリや戦車も動員して掃討作戦が開始され、抵抗する者は射殺するよう命令が出ていたともされる<ref name=":1" />。同日、市民軍の先頭に立って武器倉庫を攻撃したユン・サンウォン<ref name="hangyore"/>らが射殺されたが、韓国軍・警察隊も死傷者を出しながら鎮圧作戦は終了した。<!-- この当時、流れた噂に、軍の虐殺に対し軍部隊に抗議に行った警察署長が彼らに射殺されたというものもあります。光州事件の実態は今でも謎が多く、信憑性のある話なのか、内部どうしですらクーデターや粛清を起こし合っていた軍と、光州市民&地元警察との間のせめて距離感くらいでも反映しているような話なのかも私には判りません。(当時の韓国の地域対立感情は今より激しく、例えば他道出身者の多い部隊を光州道鎮圧に使うといった形で、そうした地域対立感情が利用された可能性がある。)これについて書けるかたが居れば、宜しくお願いします。 -->
 
最終的な犠牲者の数について、軍側は144人が死亡したと発表したが(1980年5月31日戒厳軍司令官発表)、多数の行方不明者が出ており、密殺される等の形で実際の死者数はその何倍にも上ると市民側からは主張されている<ref name=koushu/>。光州市に投入された総兵力数は2万5千人に上った<ref name="kbs"/>。[[1980年]][[9月17日]]、[[金大中]]に死刑判決が下された<ref>[https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/1980/1980_3.html 金大中事件死刑判決について] 日本弁護士連合会</ref>。