「桜川 (東京都)」の版間の差分
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'''桜川'''(さくらがわ)は、
# [[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]]にかつて存在した[[運河]]。
# 東京都[[港区 (東京都)|港区]]をかつて流れていた川、または[[溝渠]]。
== 桜川(中央区) ==
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[[ファイル:100_views_edo_077.jpg|thumb|200px|right|鉄炮洲 稲荷橋 湊神社<br />([[歌川広重]]画)]]
[[ファイル:中央区立桜川公園1.jpg|thumb|200px|right|桜川公園]]
現在{{いつ|date=2025年8月}}の[[首都高速道路]]
古く'''八丁堀'''と呼ばれ<ref>八町堀とも。実際のこの区間の長さも、おおよそ7〜8[[町 (単位)|町]]程度である。</ref>、現在{{いつ|date=2025年8月}}でも付近の地名としてこの名が定着しているが、<!--明治期以降は-->'''桜川'''の別名も用いられた。
現在{{いつ|date=2025年8月}}では、その北岸にあたる帯状の土地の全域が、[[八丁堀 (東京都中央区)|八丁堀]]四丁目に割り当てられている<ref>なお、水面そのものだった場所、および南岸地域は、[[新富 (東京都中央区)|新富]]、[[入船 (東京都中央区)|入船]]、[[湊 (東京都中央区)|湊]]の各一丁目があてられている。</ref>。
[[京橋川 (東京都)|京橋川]]・[[楓川]]より[[亀島川]]を連絡する[[運河]]として[[1612年]]に開削されたといわれる。
水路として利用されていたが、
桜橋、中ノ橋間の跡地に労働スクエア東京が建てられ、中ノ橋、八丁堀橋間の跡地に桜川公園が作られた。労働スクエア東京は[[2004年]]に解体され、跡地に[[中央区立図書館|中央区立京橋図書館]]などを含めた複合施設[[本の森ちゅうおう]]が[[2019年]]7月に着工され、[[2022年]][[12月4日]]にオープンした<ref>[https://www.tokyo-np.co.jp/article/217636 中央区に新図書館あすオープン 区民有志「しっかり資料継承を」8月末閉館 京橋図書館が移転] 東京新聞 2022年12月3日閲覧。</ref>。
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* [[亀島川]]
* [[楓川]]
*
* [[三十間堀川]]
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=== 流路と歴史 ===
もともと、[[新宿区]][[若葉 (新宿区)|若葉]]付近から[[赤坂御用地]]内の池を経て[[赤坂見附]]側へ下り、のちの[[外濠 (東京都)#溜池|溜池]]にあたる低湿地(現在{{いつ|date=2025年8月}}の外堀通りの位置)を経て、[[虎ノ門]]と[[愛宕山 (港区)|愛宕山]]の間あたりで当時{{いつ|date=2025年8月}}の[[日比谷入江]]に注いでいた、小規模な川であった。
上流部を'''鮫川'''とも呼んだ。
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付け替え後の流路はおおむね、[[外濠 (東京都)#溜池|溜池]]に並行してそのすぐ南を南東へ流れ、[[虎ノ門]]南方で南へ折れ、[[愛宕山 (港区)|愛宕山]]と[[増上寺]]の東を南流して、将監橋(しょうげんばし)のたもとで[[渋谷川|古川]]に注ぐものであったが、途中ではいくつもの細流に分かれ、市中の側溝的な役割を果たしていた。
現在{{いつ|date=2025年8月}}は全てが埋め立てられるか、[[下水道]]に転用されている。
=== 支流 ===
もともと、以下のような支流があった。
* [[清水谷公園|清水谷]] - 千代田区[[紀尾井町]]付近を南流
* [[大刀洗川]] - 現在{{いつ|date=2025年8月}}の[[檜町公園]]の池などから北東へ向かう流れ
* [[ドン・キホーテ (企業)|ドン・キホーテ]]六本木店の裏あたりから北東へ向かう流れ
いずれも江戸市街整備以降は暗渠化・側溝化され、川らしい体裁を失っていたと思われる。なお、外濠の整備の一環として[[外濠 (東京都)#弁慶濠|弁慶濠]]が開削されたことにより、清水谷からの流れは断ち切られている。
== 脚注 ==
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