削除された内容 追加された内容
m 外部リンクの修正 (ir.lib.hiroshima-u.ac.jp) (Botによる編集)
29行目:
微小な動物で、多くは数mmから10 mm前後だが、ウミチョウは30 mm程になる。
 
全身はほぼ円盤型。その大部分は頭部と第1胸節が癒合したものが大きく広がった背甲があからなる。これを盾甲とも呼ぶ。付属肢などはすべてこの背甲にある。背面中央から後方には狭い幅で胸部から腹部の体節が見分けられる。裏面から見ると、中程より前の左右に大きな吸盤があり、中程より後方中央には細長い胴があって鰓足が並んでいる。
 
頭部の背面では、正中線上に[[ノープリウス眼]]があり、それより前方に一対の[[複眼]]がある。腹面では、先端近くにごく短い第1、第2[[触角]]が互いに接近して着いている。いずれもその基部が鉤状になっており、これで魚の体表にしがみつく。中ほどの両側には円形の大きな吸盤がある。これは第1小顎が変化したものである。なお、''Dolops''は吸盤ではなく鉤を持つ<ref name="moeller" />。口は吸盤の間にあり、刺針と[[吻]]をそなえる。吻は上唇と下唇の変形と見られる。