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吉川はダンサブルでグルービーなものを大切にし、奥田はすごく言葉(言葉数と弾ませ方)を大事にしており、吉川が促音便と濁音便を付けてグルービーに持っていこうとすると、奥田が「それじゃ歌詞の意味が聞き取れんようになる」という<ref name="chugoku_kikkawa" />。しかし奥田の言うとおりにすると、歌詞は聞き取れるが踊れなくなる、という。また音楽へのアプローチも、吉川はすごい準備をしてくるが、奥田はどちらかというとしない方で、ユニコーンの若いときは事前に練習して準備もしてきたが、ソロでやりながらそれらを排除してきた為、ぼんやり考えていたことをスタジオに入ってその日、形にするタイプだそうである<ref name="chugoku_okuda" />。
 
製作していくうちに互いの違いに気づき、音楽へのアプローチは水と油だが、うまい温度と混ぜ方で乳化する部分もあれば、し切れていない部分もあるという。また奥田は元々、サイドギタリストとして育ってきている為、吉川に寄せていくが、奥田が歌った後から吉川が歌う方がとんでもなく混ざり合ってない、という。奥田は「でもそっちの方が聴く人には面白いかもしれない」と言っている<ref name="chugoku_okuda" />。吉川は、どっちの思いを優先させるか。せめぎ合ったり、譲り合ったりし、アレンジについても全然考え方が違うが、その違いがだんだん面白くなってきたそうで、普段のアルバムを作るときの3倍くらいのエネルギーを使ったけど、一人だけでは作れないものができたと思ったうである<ref name="chugoku_kikkawa" />。
 
楽曲制作に関しては、どちらかが詞を書いたら、もう一方が曲を書く。Aメロだけ渡して続きは「よろしく」っていうのもあり、奥田は「全体で見て折半していればいい」と答えている<ref name="chugoku_okuda" />。