「河童のクゥと夏休み」の版間の差分
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原作者は、完成を目前にした[[2007年]][[1月]]に死去。原は'''「木暮さん、僕がなまけていたせいで間に合わなくてごめんなさい。あなたの書いた「かっぱびっくり旅」は20年間ずっと、僕がアニメ化したい作品の第1位であり続けました。もう感想を聞くことは出来ませんが、地味かもしれませんが、作り手として嘘をついていないものが出来たと思っています。木暮さん、クゥを僕にあずけてくれて本当にありがとうございました」'''とコメントしている。<ref>[http://www.1101.com/OL/2007-08-21.html] 『ほぼ日刊イトイ新聞・ご近所のOLさんは、先端に腰掛けていた。vol.168』、及びプレス資料より</ref>
先述の通り、原作を大幅に書き換えたため、アニメではストーリー展開や舞台設定がやや異なる。そして登場キャラクターも増え、各々の心情もより緻密に描かれたものとなっている。東久留米の町並みや田園風景、黒目川周辺、遠野に[[ロケーション・ハンティング|ロケハン]]も施行し、美術設定もよりリアルなものとなった。また、絵コンテの時点で3時間分、約800ページの量があり、そこから不要なシーンを10分程カットした。初号[[ラッシュ]][[フィルム]]の時点で2時間50分の尺があり、そこから更に周囲からの提案で約30分ものカットされたシーンが存在するという。<ref>[[日本放送協会|NHK]]・『[[アニメギガ]]』より</ref>原はこれについて「僕としては相当つらい作業でした」と語っている。<ref>この未公開シーンには前半の上原家との交流、後半のテレビ出演などのシーンが更に細かく描かれている。
[[アフレコ]]では子役のスケジュールが週末しか取れないこともあり、またやり易い様に大人役は大人のみで、子供役は子供だけで固めて別々に録音されている。クゥの訛った言葉は、木暮や原の出身地でもある群馬県付近の方言である[[群馬弁]]に近いものである。クゥの父役の[[なぎら健壱]]は、既に東北風の訛りでの演技で作って来たが、原から「関東の田舎のような言葉で」と、[[NG]]を出されている。
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