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== あらすじ ==
[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]にかかってきた脅迫電話。電話の主は、[[盛岡駅|盛岡]]発[[東京駅|東京]]行の[[やまびこ (列車)|やまびこ]]4号(は、盛岡駅に到着した[[秋田新幹線]][[こまち (列車)|こまち]]号を併結)すると、定刻通り[[東京駅|東京]]へ出発した。間もなく、都内の[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]本社に脅迫電話がかかってきた。電話の主は、やまびこ4号に[[爆弾]]を仕掛けたと告げる。その爆弾は列車の速度が時速100km以下になると爆発する仕組みであると言い、直後、停車駅を前に減速した[[はつかり (列車)#八戸~青森・弘前間 東北新幹線連絡列車「はつかり」・「つがる」|はつかり]]号のトイレ内で爆弾が爆発して乗客1名が死亡する。しかしやまびこ号の爆弾はさらに強力で多数の死者が出るだろうという。爆弾犯人は多額の「身代金」を[[ブリュッセル]]と[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の銀行口座に振り込むよう指示するが、折しもこの日は土曜日であり[[金融機関]]は休みである。やまびこ号はぎりぎりまで速度を下げつつ、[[プラットホーム|ホーム]]から客が避難した[[仙台駅]]を通過し、着実に終点の[[東京駅]]へ迫る。国が身代金の用意を渋る中、[[警察]]は[[報道機関]]の[[ヘリコプター]]に依頼して[[鉄橋]]を渡る車両の写真を撮影し、外観から爆弾を探す。そうした警察とは別に、[[公安警察]]もまた事件に関わってくる。いっぽうでJR東日本は時間稼ぎのために、東京駅構内で隣り合っている東北新幹線と東海道新幹線の線路をつなぎ、東海道を[[博多駅]]まで走らせることを計画する。不幸中の幸いで、やまびこ4号の車両は[[新幹線E2系電車|E2系]]であり、東海道新幹線と同じく[[架線]]から60[[ヘルツ (単位)|Hz]]の電力を受けられるのだ。新しい路線へ渡る際に[[自動列車制御装置]](ATC)が強制的に列車を停止させる危険があったものの、他に方法はなかった。[[東海旅客鉄道|JR東海]]と[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]へ協力を要請し、3社の社員が突貫工事で線路をつないだところへ、やまびこ号が入線してくる。
==主な登場人物==
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