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=== 本体(軸胴部) ===
万年筆のうち、キャップや胴軸(筆記する際に手で持つ部分)は重量バランスひいては書き味を左右する部分であり、かつては[[セルロイド]]、[[エボナイト]]等の軽量な素材が主に使用された。現在は、[[プラスチック]]や[[アクリル]]製、[[金属]]に塗装や[[鍍金]]加工を施したものがほとんどであるが、高級万年筆には、耐久性を重視してエボナイトを用いるもの、昔ながらの風合いを重視しセルロイドを用いるもの、[[黒檀]]、[[カーボンファイバー]]などの特殊素材を用いるものがある。
 
また、デザインも万年筆の評価、価値を決める重要な要素であり、高級万年筆には[[貴金属]]、[[宝石]]で本体を装飾したものもある。日本では、[[漆塗]]や[[蒔絵]]等の伝統工芸を生かした万年筆が戦前から製作され、特に戦前の並木製作所(現[[パイロットコーポレーション]])の蒔絵万年筆は「NAMIKI(ナミキ)」のブランドで海外に輸出され、高い評価を得た。
 
本体に吸入式タイプであるものの多くインクタンク内のインク残量を見るための窓(インク窓)が設けられている場合が多い。単に素通しないしは透明プラスチックがはめ込んであるだけというものも多いが、高級なものでは[[デザイン]]の中に取り込む工夫がなされており、万年筆の[[デザイン]]を特徴付ける要素の一つともなっている。また完全に[[スケルトン (外殻)|スケルトン]]で中の機構が外から見ることの出来るものもある。但しカーボン系のインクの場合、表面張力が小さいのでインク窓表面全体にインクが広がり、且つインク自体が透光性が低いので、インクの量を確認出来ない場合がある。
 
=== キャップ ===