「ダイバージェンス・イヴの登場人物」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
19行目:
:代々優秀な軍人を輩出してきた名門家系の娘。両親も共に軍人であり、その家系に倣い、軍人となるべく育てられるが、本人は至って普通の少女。
:エンジニアになる事が夢だったが、両親、特に父親からは軍人になる事を望まれ、自身もそれに逆らう事ができず、エンジニアに近い職業という事でランパート・アーマーのパイロットを志願していた。候補生の中では頭脳に優れる。本人曰く、物理が得意で、機械のデザインにも興味があるらしい。
:{{SpoilerH|スサーナ・ブルースタイン}}セラフィムの正規隊員に選出されるが、グールに襲われたショックでインテグラル・システムの適合実験で拒否反応を起こした(小説版では、インテグラル・システムの予備訓練中にグールと接触した)事で、隊員を自ら辞退する。その後、秘密保持のため記憶消去手術を受け除隊、皮肉にも、仲間との記憶を手放し正規隊員を辞退した事は、それまで親の言いなりで軍の道を進んで来た彼女が、初めて自分の意思で自分の道を決定した結果によるものとなった。セラフィム配属時の階級は准尉(小説版のみの設定。アニメ版では候補生のまま)。<br />'''(アニメ)'''手術後は、手術による後遺症やショックから完全に回復していないため、地球送還前に軍関係の末端組織に配属され監視されており、みさきやキリとも寂しい形で再会を果たしている。その後、ライアー、キリと共に量子コア内へみさきの探索にあたる事となる。記憶の抑圧が完全でないため、時折記憶が戻り掛けていたが、メディカル・ルーム内で自身の手術記録を見つけた事で、自分の消された過去を知った。その事で困惑するものの、「今度は逃げない」と、ライアー達と共に進む事を決意、エクソダス実行のための重大な任務を与えられる。エクソダスの後、惑星移住計画の再開に向けた恒星間宇宙船のエンジニアリング部門に志願し、職員として計画に参加する事となる。<br />'''(小説)'''アニメ版と同じ理由で記憶の抑圧が働いているかを監視するため、ウォッチャーズ・ネスト居住区で機械整備の作業員として働いていた。記憶が最後まで戻る事はなかったが、ライアーの計らいにより、父親とのわだかまりを解消する機会を得る事が出来た。
:年齢:18歳
:身長163cm 体重40㎏
79行目:
:常に冷静沈着な性格の持ち主で、それゆえに周囲の人物を苛立たせることもある。
:グールに異常なまでの執着を示しており、そのためにみさきを利用している。
:電子出版化(この世界の書籍の大部分は電子メディアで出版れている)が望めない危険な研究記録や秘蔵本の類を所持する。
:プリム以外にも公式・非公式を問わず多数の部下や協力者が存在しており、作中でも、その一人と思われる人物と連絡をとっている姿が描かれている。
:{{SpoilerH|ジャン・リュック・ルブラン}}本名をジャラベールと言い、公式に遺伝子工学を専攻するアルケミーの重要人物として記録されている。そのため、目立つ事を避ける必要から「ルブラン」という架空の人物に成りすましている。実は遺伝子操作によってどこまで理想的な個体に迫れるかという実験の一環として、無数の遺伝子の中から優れた遺伝情報を持った部分だけ寄せ集めた遺伝子を基に生まれた「人為的な天才」。実験体として生み出され、純粋に研究対象としてみなされてきたその過去は、現在のルブランの性格に多大な影響を与えており、人間を「在来種」と呼ぶところに、その片鱗が伺える。しかし、卵子提供者という以上の母という存在を持たずに育ったため、自分の母を神にも等しい英知と考えており、その偶像として自室に置かれたモニュメントを「ママ」と呼び崇拝するなど奇妙な一面も持つ。<br />みさきを通してグールから宇宙の全ての知識を得る事が真の目的。つまりグールと同一レベルの存在になる事で、神の知識とも呼ぶべきものを得ようとしていた。しかし獲得できたのはその知識の断片であり、入り口にあたるものでしかなかった。<br />'''(アニメ)'''エクソダスの際に死亡したかと思われたが、実際は情報の奔流によって傷を負い、身体の一部をサイボーグ化していた。『みさきクロニクル』にてコンピュータに人格や記憶を転写した、自身の分身と呼べる存在がウォッチャーズ・ネストのクルー達の前にモニターを介して度々登場している。これは再び多量の情報が流入した時、同じ失敗を繰りかえさないよう、情報量に耐えられるもう一人の自分を用意する必要があったためである。<br />プリムとみさきにより肉体を失うが、あらかじめ作成していた同位生命体によって変容化する。しかし、最終的には倒されてしまった。グールによりあらゆる知識を得ると同時に、グールの侵食によって宇宙を消し去ってしまう事を望んでいた。<br />改変後の世界では本名である「ジャラベール」として活動しており、ケスラープロジェクトにも携わっているが、改変前のように歪んだ野望を抱いているような素振りは見せていない。<br />'''(小説)'''グールの猛攻により窮地に立たされたヴェルンスに、エクソダス計画を提案するが、実はそれは自身がグールの力を手に入れるための利用手段に過ぎなかった。計画発動の際に、自分の精神を強化型インテグラルシステムに移し、みさきの精神に侵入しようとするものの、一人ウォッチャーズネストに留まっていたプリムによって阻止されてしまう。
:出身:フランス
:年齢:35歳
87行目:
;ウォルフガング・ヴェルンス (声優:[[沢木郁也]])
:ウォッチャーズ・ネスト防衛部門統合参謀部司令、すなわち基地の軍事部門における最高司令官。階級は中佐。
:厳格な性格で私情を挟まない武人性格だが、部下を戦地へ送り、犠牲にする事に対しては心を痛める一面も持つ。
:最高司令官という立場ではあるが、ウォッチャーズ・ネスト内の主要部門の実権を握っていたのはルブランであり、彼には傀儡としてしか見なされていなかった。
;ルーク・ウォーカー (声優:[[大友龍三郎]])
97行目:
:小説版にも同名の人物が登場するが、こちらは管制官を務める軍曹。
:叩き上げの下士官で、ルクサンドラの対グールのシミュレーターを担当した。
;アゼド (声優:[[鈴村健一]])
:ウォッチャーズ・ネストセラフィム研究員を務める男性で、階級は中尉。
;モロゾフ(声優:[[室園丈裕]])
:ウォッチャーズ・ネストの数理理論主任。
;ノデラ (声優:[[鈴村健一]])
:ウォッチャーズ・ネストの技術開発主任を務める男性。
:ライアーが地球に降下する際には、小規模の量子障壁を展開する銃など様々なツールの開発に携わっている。
:司令室のオペレーターを担当している百田凜に気があったらしく、密かにアプローチを掛けていた模様。
104 ⟶ 108行目:
;百田凜(ももだ りん) (声優:[[川崎恵理子]])
:ウォッチャーズ・ネストの司令室オペレーターを務めていた女性。
:エクソダス・プロジェクト発動後、アゼベドノデラとの間に女児を授かっている。
;コムリー・ロートブラッド (声優:[[渡辺明乃]])
:ウォッチャーズ・ネストの司令室オペレーター。
 
===その他の登場人物===
141 ⟶ 147行目:
:「あんたが持っていた方が良い」と彼がライアーに渡したその写真が、ライアーにみさきの存在を確信させるものとなる。
;もう一人のみさき (声優:[[かかずゆみ]])
:アセベドノデラと百田凜との間に生まれた子供。両親の希望で命名者となったライアーに「みさき」と名付けられた。
:最終回にて、惑星移住計画に両親と共に参加する。ちなみに容姿は幼少時のみさきと瓜二つである。
;ブルースタイン
:地球に降り立ったライアーが訪問したスサーナの父親で、階級は准将。小説版のみ登場。
148 ⟶ 154行目:
:しかし、スサーナの挫折を知り、彼女以外に他に子供がいなかったためとは言え、エンジニアを夢見ていた一人娘を半ば強制的な形で軍人の道を歩ませた事に対しては後悔の念を抱いていた。意外に物腰の柔らかい男性(一個人としてライアーと話をしていたからとも考えられるが)。
;少女(名前不明)
:休暇中にみさきが出会った少女。無表情で、親いないらしく、夜になっても路地裏で一人落書きをしていた。
:以前グール(スペキュラー)を幾度か目撃していたようで、落書きの絵もグールの姿そのもの。
:みさきと共にスペキュラーに遭遇した時はひどく怯えており、ライアーが駆け付けた後に記憶消去のため軍の施設に送られてしまう。