「武田信玄 (NHK大河ドラマ)」の版間の差分

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この作品には中井をはじめ2世俳優が数多く登場した。主演の中井貴一は本作が大河ドラマ初出演である。彼が演じる信玄は終始髷を結っており'''史実とは違い、出家をしていない'''(ナレーションで信玄を名乗るようになった旨を語ったのみ)。さらに、丸坊主に立派なもみ上げ姿に描かれた有名な[[長谷川等伯]](信春)筆の肖像画([[高野山]]成慶院蔵)<ref>ただし、近年像主が信玄ではなく[[能登]]の[[畠山義総]]であるとする学説が有力視されるようになっている</ref>や、川中島絵巻など現在に伝わっている堂々とした信玄像とは違い、やや線の細い華奢な印象を与えている。一方、登場人物を見ると[[穴山信君]]、[[内藤昌豊]]、[[小山田信茂]]、[[跡部勝資]]、[[長坂光堅]]など、後の武田家の運命を大きく左右するような家臣は一切登場しない。また、信玄と関わりの深い僧である[[快川紹喜]]や原作には登場していた[[駒井高白斎]]も出てこない。上杉家、織田家についても主要な人物([[豊臣秀吉|羽柴秀吉]]、[[明智光秀]]、[[丹羽長秀]]、[[柿崎景家]]等)が登場しない。
 
[[KOEI]]の[[信長の野望]]シリーズに与えた影響は極めて大きいと言われ、ゲーム内の武将の顔グラフィックスは本作品登場の俳優に酷似している事が多い([[高坂昌信]]、[[武田信廉]]、[[真田幸隆]]など。ただし、信玄に関しては前述の通り一般的なイメージと異なるため、本作の俳優に似せてはいない
 
『[[川中島の戦い]]』がドラマ最大の見せ場だが、オープニングナレーションでは『合わせて5回行われた川中島の戦い』と言っているにもかかわらず、劇中では4度目の戦いで終わっている。5回目の合戦をあっさり飛ばしてしまったが、第5次川中島の戦いでは本格的戦闘が行われなかったとされる。