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[[Image:Frida Kahlo Diego Rivera 1932.jpg|250px|thumb|フリーダ・カーロと夫のディエゴ・リベラ]]
'''フリーダ・カーロ'''(Frida Kahlo、[[1907年]][[7月6日]] - [[1954年]][[7月13日]])は、[[メキシコ]]の[[画家]]。当時の[[メキシコシティ]]郊外、南西にある小さな町[[コヨアカン]]に生まれた。父親は画家・写真家で[[ルーマニア]] [[オラデア]]出身のドイツ系ユダヤ人移民であった
<!-- ■■ ベルヌ条約の内国民待遇(5条(1))により、今年2004年12月31日、フリーダの描いた絵画の日本国内における著作権存続期間が満了になるはずです。メキシコ本国(の著作権存続期間)はどうなっているのか、おわかりの方はここか、このページのノートにお書きいただければ助かります。 ■■-->
 
[[コヨアカン]]の出身。父は[[ルーマニア]]・[[オラデア]]出身のドイツ系ユダヤ人移民だった。6歳の時[[ポリオ]](小児麻痺)に罹患し右足が不自由になった。更にり、1925年9月17日、学校から下校途中に乗っていたバスで事故にい、肩の脱臼、肋骨・鎖骨・背骨・骨盤骨折、右足の粉砕骨折、子宮等女性器に重度の傷を被る瀕死の重傷を負った。
 
入院中[[]]を独学で学び、創作した作品が、著名な壁画家であった[[ディエゴ・リベラ]](Diego Rivera, [[1886年]] - [[1957年]])その才能を認められ、1929年8月21日に結婚。リベラの浮気バス事故の後遺症でのに伴う流産を繰り返すなどがあり重なって1939年離婚するが翌年復縁、以降、怪我の後遺症に苦しみながら創作活動を行う。ヨーロッパ的な感性にインスピレーションを得、知的かつ特徴的な独自の[[シュルレアリスム]]は、フランスのシュルレアリストに高く評価された。
 
メキシコで最も有名な画家のとされとく結婚後の恋愛(彫刻家の[[イサム・ノグチ]]やロシアの革命家[[レフ・トロツキー]]との不倫など、その奔放な恋愛、いわゆる[[不倫]])遍歴憧れと尊敬の対象で、メキシコや[[ラテンアメリカ]]の女性のひとつの理想像の典型1つとされ、何度か映画化されている。[[社会主義]]を建前とするメキシコ共産党員生活したためもあり居室に[[ヨシフ・スターリン|スターリン]]を尊敬し、居室にスターリンの肖像を掲げて暮らしていた。一説にはメキシコで最初にジーンズを履いた女性とされる
ヨーロッパ的感性にインスピレーションを得た創作活動を行い、知的かつ特徴的な独自の[[シュルレアリスム]]の創作は、のちに[[フランス]]のシュルレアリストたちに高く評価された。
 
[[画像:The Blue House 1.jpg|thumb|right|250px|フリーダ・カーロ博物館]]
1954年7月13日肺塞栓症により47歳で逝去したフリーダ・カーロ彼女の生家であった通称「青の家」(La Casa Azul)は、現在フリーダ・カーロ博物館(Museo de Frida Kahlo)となっている。
メキシコで最も有名な画家の一人とされ、とくに結婚後の恋愛(彫刻家の[[イサム・ノグチ]]やロシアの革命家[[レフ・トロツキー]]などとの奔放な恋愛、いわゆる[[不倫]])は憧れと尊敬の対象で、メキシコや[[ラテンアメリカ]]の女性のひとつの理想像の典型とされ、何度か映画化されている。[[社会主義]]を建前とするメキシコで生活したため、[[ヨシフ・スターリン|スターリン]]を尊敬し、居室にスターリンの肖像を掲げて暮らしていた。
(メキシコ共産党員)一説にはメキシコで最初にジーンズを履いた女性といわれる。
 
1954年7月13日肺塞栓症により47歳で逝去した。フリーダ・カーロの生家であった通称「青の家」(La Casa Azul)は、現在フリーダ・カーロ博物館(Museo de Frida Kahlo)となっている。
 
==関連文献==
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** 年譜あり
** 原著: Kettenmann, Andrea. ''Frida Kahlo 1907-1954: Pain and Passion'', Benedikt Taschen, 1993
* [[小柳玲子]]企画・編集『フリーダ・カーロ』[[岩崎美術社]]、1989年7月、ISBN 4753413020
** 年譜・参考文献: p66 - 69
* マルタ・ザモーラ著、マリリン・ソード・スミス編、北代美和子訳『フリーダ・カーロ 痛みの絵筆』[[リブロポート]]、ISBN 4845706385
** 年譜: p136 - 137、主要参考文献: p143
** 原著: Zamora, Martha. ''Frida Kahlo: The Brush of Anguish'', San Francisco, Chronicle Books, 1990
* マルカ・ドラッカー著、斎藤倫子訳『愛と苦悩の画家フリーダ・カーロ』[[ほるぷ出版]]、1995年1月、ISBN 4593533678
** 原タイトル: ''Frida Kahlo:torment and triumph in her life and art (The Barnard Biography Series)''、略年表: p214 - 216
* Bunkamuraザ・ミュージアム、[[名古屋市美術館]]、[[東京新聞]]編『フリーダ・カーロとその時代 Women surrealists in Mexico』(展示会パンフレット)、東京新聞、2003年
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** 主要参考文献: p195 - 197、横尾忠則と堀尾真紀子の対談を収録。
* [[八木啓代]]「理想のラテン女」(フリーダ・カーロとの出会い)
** 八木啓代著『ラテン女のタフで優雅な生き方 Asi como soy 自分のスタイルを求めて』[[大和出版]]、1998年6月、ISBN 480470230X所収
* ジャミ・ローダ著、水野綾子訳『フリーダ・カーロ 太陽を切りとった画家』[[河出書房新社]]、1991年7月、ISBN 4309201636、新装版: ISBN 4309203167
** 年譜: p351 - 354