「井戸敏三」の版間の差分
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→発言: 太字部分だけ報道されてから、というのがより客観的 |
→発言: 補足 謝罪の件 |
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=== 問題点 ===
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*[[2008年]][[11月11日]]に行われた近畿ブロックの知事会議において、「東京一極集中を打破するための旗を揚げなければならない。'''関東で震災が起きれば東京は相当なダメージを受ける。これはチャンスですね。'''チャンスを生かす、そのための準備をしておかないといけない。機能的には、金融なんです。金融とマスコミが東京一極集中になっている。東京に行った企業をもう一度、関西に戻せというカムバック作戦を展開していく必要がある。(中略)そういう意味では、防災首都機能を関西が引き受けられるように、あるいは第2首都機能を関西が引き受けられるような準備をしておかないといけない。」<ref>[http://www.asahi.com/national/update/1111/OSK200811110084.html 朝日新聞ニュース “井戸・兵庫知事「関東大震災起きればチャンスになる」”]</ref>と発言した。 この発言('''太字部分''')が報道された直後、兵庫県民を含む各方面から「不適切だ」との非難の声が上がった。一部の識者や知事の中には「特に問題視しない」と答える者もいた。同日午後8時に会見場に現れた井戸は不満そうな表情を浮かべながら<ref>[http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001564181.shtml 「受け止め方違う」短絡的な言い方は反省 知事震災発言] 神戸新聞 2008年11月12日 閲覧</ref>、「言葉づかいが適切でなかったことは反省しなければならない」と述べた。しかし「なぜこういう質問を受けているのか理解できない」「そんな変わったことを言ったつもりはない」と発言した。謝罪の必要性を指摘する記者に対しては、「関東で震災が起きたときに、関西が首都機能を引き受けざるを得ないという意味だった。大災害が望ましいとは言っていない」と発言した。さらに「(関東圏に住む人に)もっと関東大震災に対して自覚を持ってもらわないといけない」と述べて、謝罪の必要性を指摘する記者に対しては「なんで謝らなければいけないのか」と強く反発し発言の撤回や謝罪をする意志が一切無いことを明らかにした<ref>[http://www.asahi.com/national/update/1112/OSK200811110109.html 震災チャンス発言 井戸・兵庫知事、撤回も謝罪もなし] 朝日新聞 2008年11月12日 閲覧</ref>。 [[兵庫県]]は[[阪神・淡路大震災|近年被災した地域]]であることから、県民の中にも大きな反発が広がっており<ref>[http://www.asahi.com/national/update/1112/OSK200811110109.html 朝日新聞ニュース “震災チャンス発言 井戸・兵庫知事、撤回も謝罪もなし”]</ref>、その後兵庫県庁に知事に対する電話やメールが350件ほど寄せられ、大半が知事の発言を問題視するものであったと報道された<ref>[http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200811120033.html 兵庫県庁に批判の電話 「関東大震災はチャンス」発言で] 朝日新聞 2008年11月12日 閲覧</ref>。 この井戸の発言に対しては、「(前述の)石原知事発言への意趣返しではないか」との都庁職員の発言が報道された<ref>[http://www3.nhk.or.jp/news/k10015308821000.html NHKニュース “関東で震災ならチャンス”]</ref>。[[石原慎太郎]]都知事はこの問題発言に関して「(旧自治省出身である)役人の浅知恵だな。他人の不幸をチャンスと言うのは日本人の感性に合わない。言葉を大事にしないとね」と述べ、関西復権に関しては「自分で努力して活力を取り戻すべきだろう」とした<ref>[http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081112AT3B1200H12112008.html 石原都知事「震災はチャンス、役人の浅知恵」 兵庫知事発言] 日本経済新聞 2008年11月12日 閲覧</ref>。同年11月13日、「『チャンス』という言葉を使って誤解を招いた。こういう状況を作り出したこと、混乱を招いたことをおわび申し上げる」と謝罪した<ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081113-00000213-mailo-l28 井戸知事:関東大震災発言 知事が謝罪 県への意見370件超 /兵庫] 毎日新聞 2008年11月13日 閲覧</ref>。
==著書==
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