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[[ヒョウ|豹]]頭の戦士である'''グイン'''を主人公として、架空の世界、架空の時代に生きる、彼を中心とするさまざまな人物の生と死の波乱を描いた'''サーガ'''(大河小説)。『[[三国志]]』を彷彿とさせるような、国と国とのあいだで繰り広げられる戦争、策謀、興亡の歴史を背景として、その宮廷、あるいは市井に生きるさまざまな人物の野望、妄執、友情、決別、恋愛といった愛憎が織りなす壮大な人間模様を紡ぎだしていく。[[1979年]]9月の第1巻『[[豹頭の仮面]]』の刊行以来、コンスタントに巻数を重ね、100巻を越えてなお多くの読者を獲得している[[ベストセラー]][[小説]]シリーズである。
 
シリーズ開幕当初から正伝のみで全100巻という構想が明かされており、2005年4月には第100巻となる『[[豹頭王の試練]]』が刊行された。もっとも、100巻で構想通りには物語は完結せず、それどころか、完結に至るまでにはまだ多くの展開が残されていることは確実で、どこまで続くかは作者自身にも予想がついていないとされていた。{{CURRENTYEAR-JST}}年{{CURRENTMONTH-JST}}月現在、正伝が127128巻、外伝が21巻(上下巻1編を含むため22冊)発売されている。正伝125巻発行時点での発行部数は累計3000万部以上。
 
発表形態としては、[[ハヤカワ文庫]]から書き下ろしで発売される(第1巻『豹頭の仮面』および外伝の一部は、先行して雑誌(主に『S-Fマガジン』)や関連書籍に掲載された)。表紙、口絵、本文イラストは[[加藤直之]](正伝1 - 19巻、外伝1 - 5巻)、[[天野喜孝]](正伝20 - 56巻、外伝6 - 9巻)、[[末弥純]](正伝57 - 87巻、外伝10 - 16巻)、[[丹野忍]](正伝88 -、外伝17 -)が手がけている。