「オールステンレス車両」の版間の差分

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軽量ステンレス工法で組み立てられた車両はひずみ防止のためのプレスリブ(ビード)を入れた「ビード外板」を用いている。コルゲート外板は端部のつぶし処理と部材同士の接合が難しく、自動洗車機による洗浄にも問題があり、また見た目にも良くないため、[[東急8500系電車|東急8500系]]や[[京王3000系電車|京王3000系]]など、既に在来工法によるステンレス車を導入していた各社で、車体構造を軽量ステンレス車体に変更した増備車を導入する際に、編成としての美観の観点からコルゲートの継続採用を行ったケースを除き、軽量ステンレス工法の公開後急速に廃れた。
 
なお、ステンレス板にビードを入れる加工を量産ラインで実施するには大形のロールプレス機が必要であり、これが可能な設備を備えるのは東急車輛製造・[[川崎重工業]]・[[日立製作所]]などの一部の工場に限られていた。
 
この時期にはステンレス鋼は全面的にSUS301Lが用いられるようになり、部材によって強度区分の異なるものが使い分けられるようになっている。