「ダニエル・K・イノウエ国際空港」の版間の差分

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ホノルルを含むハワイ州を訪れる日本人[[観光]]客は、[[1964年]]の海外旅行自由化以降増加を続け、[[1988年]]12月の[[アメリカ合衆国]]の観光[[ビザ]]免除以降増加に拍車がかかり、円高もあって[[1997年]]には年間約222万人とピークを迎え、同年夏スケジュールでは、ホノルルに向け東京から週69往復（[[成田国際空港|成田]]週64往復+[[東京国際空港|羽田]]週5往復）、[[関西国際空港|大阪]]から週35往復、[[名古屋飛行場|名古屋]]から週21往復、[[福岡空港|福岡]]から週14往復、[[新千歳空港|札幌]]から週7往復、[[仙台空港|仙台]]から週5往復の週計151往復もの定期便が運航されていた<ref>「[[地球の歩き方]]」⑤ハワイ1998〜1999年版P493掲載「★日本→ホノルルのフライト・スケジュール★」97年6月現在</ref>。

その後、海外旅行先の多様化を受けて日本人観光客は漸減し、[[2001年]]の[[アメリカ同時多発テロ事件]]、[[2003年]]の[[SARS]]流行などの影響でさらに減少、近さらに[[2007年]]の[[世界金融危機 (2007年-)|世界金融危機]]、[[2008年]]には原油高による[[燃油サーチャージ]]導入とほぼ時を同じくした[[リーマン・ショック]]なども追い打ちをかけ、[[2008年]]の年間日本人観光客数はピーク時のおよそ半分の年間116万人強程度となり<ref>[http://hawaii.gov/dbedt/info/visitor-stats/tourism/2008-highlights.xls 2008 Monthly Final] ハワイ州経済局（DBEDT）</ref>、観光ビザ免除制度が導入されて以来最少となった。そのため、一時は[[日本航空インターナショナル|日本航空]]を中心に日本各地の最大8空港<ref>羽田経由であったチャイナエアラインはその後成田に集約されたが、2000年代前半に[[新潟空港]]、[[広島空港]]から週2便が定期運航されていた。</ref>から運航されていたホノルル国際空港への定期直行便も、{{CURRENTYEAR}}年{{CURRENTMONTH}}月現在では[[成田国際空港]]と[[関西国際空港]]、[[中部国際空港]]との間のみ、週70往復（+[[JALウェイズ]][[コナ国際空港]]直行便の折り返しホノルル経由週7便）と全盛期の半分以下となっている。

[[2009年]]になり、2月まで対前年比での減少傾向は続いていたものの、前年から続く[[円高]]の影響もあって3、4月は前年比で日本人観光客の数は増加に転じ、通年でも対前年同数に近付く傾向が見られていた。しかし[[2009年新型インフルエンザの世界的流行|新型インフルエンザの世界的流行]]により[[ゴールデンウィーク]]頃から日本人観光客が激減、対前年同月比で5月は約85%、6月に至っては約67%となり、年間累計でも対前年90%を割る状態に再び悪化、その後も8月までは前年比90%強程度の人数で推移したため<ref>[http://hawaii.gov/dbedt/info/visitor-stats/tourism/ Monthly Visitor Statistics] ハワイ州経済局（DBEDT）</ref>、[[ノースウエスト航空]]などは閑散期に一部の日本路線を間引き運航するなどしている。

しかし、{{CURRENTYEAR}}年{{CURRENTMONTH}}月現在でも、日本-ホノルル間は、5つの航空会社により1日に11便から13便<ref>[http://www.aloha-street.com/ アロハストリート]</ref>が運航され、その全て多くがワイドボディ、もしくはセミワイドディ機で運航されるという、日本有数の需要を誇る中距離国際線の1つではあるが、日本航空やノースウエスト/デルタ航空が使用している大型機材の大半は[[ボーイング747]]などのうち長年使用された機材のため、機材不良による遅延や運休が頻発する一因になっている。

*成田国際空港：[[JALウェイズ]]/[[日本航空インターナショナル|日本航空]]（1日3.5往復/コナ直行便は折り返し時にホノルル経由）、[[ノースウエスト航空]]（1日2往復）、[[ユナイテッド航空]]（1日1往復）、[[エアージャパン]]/[[全日本空輸|全日空]]（1日1往復）、[[チャイナエアライン]]（週5往復）