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使用上の注意点: 寄生半導体を、一般的な述語である寄生素子に変更
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== 使用上の注意点 ==
CMOS構造では、P型半導体とN型半導体が共存するので寄生半導体素子(寄生[[ダイオード]]・寄生[[サイリスタ]]など)が生じてしまう。このため、何らかの原因で[[電源]]電圧範囲を入力電圧が外れると、MOSFETがオンのままとなるラッチアップ現象が発生する。このため、一瞬でも電源電圧範囲を超える可能性がある入力端子には、[[ダイオード]]などによる保護回路を設ける必要がある。なお、これらの保護回路を内蔵したICも存在する(入力トレラント機能)。
 
入力電圧が電源電位と[[接地]]電位の中間になる時には、本来排他的に制御されるべき複数のMOSFETをオンにしてしまう。これにより、最悪の場合電源線と接地線が[[短絡|ショート]]した格好となり、大[[電流]]が流れる。(これを貫通電流と呼ぶ。)このとき発生する熱によって、自身が破損してしまうことも多い。このため、電位が不定になる(どこにも接続されない)可能性がある入力端子は[[デジタル回路#プルアップ・プルダウン|プルダウンあるいはプルアップ]]して電位を安定させる必要がある。