「2010年日本における口蹄疫の流行」の版間の差分
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**都濃町に隣接する児湯郡[[川南町]]の豚5頭についても、口蹄疫に感染している疑いが確認(豚は牛より1000倍程度感染性が高いとされる)。
*[[4月28日]]
**[[国際連合食糧農業機関]](Food and Agriculture Organization、FAO)は、日本と[[大韓民国|韓国]]における最近の口蹄疫発生(outbreaks)に関し、「4ヶ月に3件の発生は非常に懸念すべき事態」と指摘して、口蹄疫の脅威増加を警告<ref>原文:「日本や韓国のように、公式に口蹄疫がないとされてきた諸国における発生は、過去9年間、極めて稀であり、4ヶ月に3件の発生は非常に懸念すべき事態である」、と彼は指摘した。</ref>。また、日本と韓国から2001年に南アフリカ、英国、欧州で起きた口蹄疫蔓延の惨事が繰り返される可能性と、その被害が数百万ドルに達する可能性に言及し、国際的監視強化(heightened international surveillance)を呼びかけた<ref>[http://www.fao.or.jp/media/press_100428.pdf FAOが口蹄疫の脅威増加を警告する 日本、韓国が発生に苦しむ](2010年4月28日)。([http://www.fao.org/news/story/en/item/41702/icode/ 英文:FAO warns of increased foot-and-mouth threats Japan, South Korea suffer outbreaks])</ref>。([[5月21日]]、[[5月26日]]を参照)
**10例目の感染を確認。政府は第2回口蹄疫防疫対策本部(本部長:赤松農相)を開催し<ref>[http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/100428_1.html 宮崎県における口蹄疫の疑い事例の8例目、9例目及び10例目の確認並びに第2回口蹄疫防疫対策本部の開催について]</ref>隣接県全域での全額国庫負担による消毒薬散布、宮崎県における迅速な殺処分等の防疫措置を支援する獣医師などの増員等を決定した。また当初の感染例から約70km離れた宮崎県[[えびの市]]でも感染が疑われる牛が確認された(9例目)ため、「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針」に基づきえびの市の発生農場にも移動・搬出制限区域の設定などの防疫対策が行われた。なお、えびの市の発生農場は疫学関連農場であった。
**[[自民党]]の[[谷垣禎一]]総裁が[[尾鈴農業協同組合|JA尾鈴]](川南町)を訪問。
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|publisher=MAINICHI DAIRY NEWS
}}<br/>
「Meanwhile, the Japanese government has declined a proposal by the U.N. Food and Agriculture Organization to send an expert team to contain the escalating infection in Miyazaki. (一方、日本政府は宮崎県での感染症拡大を封じ込めるために専門家チームを送るという国連食糧農業機関(FAO)による提案を断りました。)」</ref>。(4月28日、5月26日を参照)
**民主党は家畜を殺処分された生産者に対し、国が損失を(評価額ベースで)全額補償するとした「特別措置法案」を来週中に国会に提出することを決定<ref>{{Cite news
|title=口蹄疫で特措法案=殺処分損失を全額補償-民主
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**[http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/341007/index.html Yahooボランティアインターネット募金]、20,820,108 円 募金人数 41,563人。
*[[5月26日]]
**国連食糧農業機関(FAO)が宮崎県の口蹄疫流行は'''「世界的にみても過去10年間では最大規模の発生となっている」'''として、日本政府に、他国に感染させないよう全国規模で感染を封じ込める対策を徹底するように要求。農林水産省は、日本政府が要請すれば国際的な専門家を派遣するというFAOの意向に対し、現時点で受け入れる考えはないと伝えていたことを明らかにした
|title=“口てい疫 封じ込め徹底を”
|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100526/k10014684491000.html
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|publisher=NHKニュース
}}<br/>「宮崎県で拡大している口てい疫の感染について、FAO=国連食糧農業機関の専門家は、感染がほかの国にも広がらないよう、重大な関心を寄せていることを明らかにするとともに、日本政府に対し感染を封じ込めるため対策を徹底するよう求めました。<br/>
ローマに本部があるFAOで家畜の感染症対策に当たっているルブロス主席獣医官は25日、訪問先のパリでNHKのインタビューに応じました。この中でルブロス主席獣医官は、宮崎県内で口てい疫の感染が拡大している事態について「世界的にみても過去10年間では最大規模の発生となっている」と述べ、感染がほかの国にも広がっていかないよう、国連としても重大な関心を寄せていることを明らかにしました。そのうえで日本政府に対して、感染を封じ込めるため、宮崎県内だけでなく全国規模で対策を徹底するよう求めました。さらにルブロス主席獣医官は、「国連として日本に対し専門的な支援を行いたい」と述べ、日本政府から要請があれば助言のために国際的な専門家を派遣する考えを示しました。これについて農林水産省の担当者は、NHKの取材に対し、「今は日本としても感染対策を懸命に行っているところであり、今後、必要であれば受け入れを検討したい」と述べ、FAOに対し、現段階では専門家を受け入れる考えはないと伝えたことを明らかにしています。」</ref>。(4月28日、5月21日を参照)
**218例、152,357頭(牛22,438頭、豚129,903頭、山羊8頭、羊8頭)川南町6、都農町1。ワクチン接種済みが10頭含まれる。
**自民党の提出した緊急措置法案を基に、被害拡大を防ぐための[[特別措置法]]案が
|title=口蹄疫:特措法成立へ 処分費用は国負担…民自公合意
|url=http://mainichi.jp/select/jiken/kouteieki/news/20100527k0000m010067000c.html
|date=2010-05-26
|publisher=毎日新聞
}}</ref>。
**ワクチン接種の99.5%が終了(接種対象125,200頭中124,698頭)した。まだ12農家の同意が得られていない<ref>[http://mainichi.jp/select/today/news/20100527k0000m040128000c.html 毎日:口蹄疫:ワクチン接種99.5%終了]</ref>。
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