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'''古代神学'''(こだいしんがく)は[[ルネサンス]]期の思想家[[マルシリオ・フィチーノ]]が"prisca theologia"と呼んだもので、[[キリスト教]]が成立するはるか以前から、聖賢によって示された「真理」であり、キリスト教神学と一致すると考えられた思想を指す言葉である。[[ヘルメス・トリスメギストス]]や[[モーゼ]]、[[ゾロアスター]]、[[オルペウス]]、[[ピタゴラス]]らから、[[プラトン]]<!---[[アリストテレス]]--->に至る思想が古代神学と考えられた。
 
[[ヘルメス文書]]などキリスト教以前の思想・哲学を、一神教、[[三位一体]]の立場から解釈し、キリスト教をより権威づけるために援用することは、初期の教父も異教の哲学者への対抗上、行っていたことである。(例:ラクタンティウス[[:en:Lactantius|Lactantius]]による[[シビュラ]]の引用。また、[[アウグスティヌス]]への[[プラトン]]の影響)
 
ルネサンス期の「古代神学」は様々な異教思想を混淆・折衷した[[神秘思想]]となり、古代神学者の多くは古代魔術師でもあったから、[[異端]]思想となるおそれを持っていた。
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==参考文献==
*D.P.ウォーカー「ルネサンスの魔術思想」(ちくま学芸文庫)
*D.P.ウォーカー「古代神学 十五-十八世紀のキリスト教プラトン主義研究」([[平凡社]]
 
==関連項目==
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*[[ネオプラトニズム]]
 
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[[Category:神秘主義]]
[[Category:ルネサンス]]