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LEVITRA (会話 | 投稿記録)
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== 調剤ミス事例 ==
=== 薬剤管理不備 ===
*2011年3月25日、埼玉県越谷市で女性(75)に対し、自動分割分包機の設定を誤っていたため埼玉県薬剤師会会長の薬剤師(76)が胃酸中和剤のところウブレチドを調剤。後日管理薬剤師(65)がミスの報告を受けたが隠蔽し放置したため死亡した。
*川崎市で10人の子供に対し、セルテクトドライシロップの瓶にセレネースを小分けにしていたため誤ってセレネースを交付し、5人が入院した。その後薬剤師が自殺。{{要出典|date=2010年8月}}
 
=== 名称類似薬 ===
*2006年、大垣市で小学生ら11人に、医師が2種混合ワクチンを他の予防接種と誤って0.5mL投与した。
*女性 (85) に対し、医師がアルマールを処方するところ誤ってアマリールを処方、薬剤師がそのまま調剤し、血糖値が低下して救急車で搬送された。
*1997年、福岡県で妊婦 (35) に対し増血剤フェルムカプセルを調剤するところ誤って消炎鎮痛剤フルカムカプセルを調剤し、羊水が異常減少した。
 
=== 倍散・用量ミス ===
*2008年8月、東京都足立区の男性(82)に対し、女性薬剤師(35)がワーファリン1mgと0.5mgのところ1mgと5mgを調剤し死亡した。
*2006年12月21日、北海道の女児 (3) に対し、薬剤師が解熱鎮痛薬の10倍散と間違えて原末を交付した。
*2006年11月、福島県の女性 (37) に、薬剤師 (25) が誤って抗真菌薬ブイフェンド50mg錠の処方に200mg錠を渡し、めまいを訴えた。
*2003年10月、兵庫県の男児(5ヶ月)に、女性薬剤師 (33) が瓶を取り違え10倍濃度の高い強心剤ジゴシンを交付し、死亡した。
*2003年、宮城県仙台市で新生児に、女性薬剤師 (27) が気管支拡張薬テオフィリンを3.5mgを0.35gとして交付し、約1ヵ月後に死亡した。薬剤師は書類送検。
*2000年10月7日、埼玉県川越市で女性に対し、医師が抗がん剤ビンクリスチンを1週間量と1日量を誤って投与し、死亡した。
*1999年12月27日、大阪府で男性に対し、研修医 (27) が抗がん剤10mgを処方するところ誤って80mgを処方し、死亡した。
 
=== 処方監査不備 ===
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*2000年6月1日、福井県福井市で男性 (75) に対し、医師 (54) が判読しにくい字で5mgと書いたため、看護師が50mgと誤読し、薬剤師 (35) が50mgで調剤し、約1.5ヶ月後に死亡した。医師と薬剤師は書類送検。
*1999年9月、東京都で女児(4ヶ月)に、医師がジゴキシン0.05mgを処方するところ誤って0.5mgを処方、薬剤師がそのまま調剤し、心肺停止状態に陥った。
 
=== その他 ===
*2006年、大垣市で小学生ら11人に、医師が2種混合ワクチンを他の予防接種と誤って0.5mL投与した。
*2000年10月7日、埼玉県川越市で女性に対し、医師が抗がん剤ビンクリスチンを1週間量と1日量を誤って投与し、死亡した。
*1999年12月27日、大阪府で男性に対し、研修医 (27) が抗がん剤10mgを処方するところ誤って80mgを処方し、死亡した。
*1991年1月9日、群馬県で妊婦 (27) に、医師が解熱薬インドメタシン50mgを投与、ぜんそくで妊婦と胎児が死亡した。
 
===複数の原因によるもの===
*2011年3月25日、埼玉県越谷市の調剤薬局で春日部市の女性(死亡時75歳)に対し、胃酸中和剤と誤って[[コリンエステラーゼ阻害剤]]([[毒薬]])を調剤した。3月31日頃より女性は服用を開始し、下痢などの症状を発症し入院。処置([[対症療法]])が行われたが4月7日に入院先の病院で[[コリンエステラーゼ阻害剤|臭化ジスチグミン]]中毒により死亡した。病院はこの件を警察に通報した。
**同薬局では4月1日に調剤ミスに気づいていたが、女性への連絡や渡された医薬品の回収は行われなかった。原因は調剤に用いる機器の設定ミスと、他の患者を待たせないためにと急いだ事による調剤薬監査・交付時における確認の不備、管理薬剤師が調剤ミスを薬局開設者から叱責される事を恐れての隠蔽とされている。薬剤管理不備・名称類似薬を含めて複数の原因によって発生した事例である。
**8月19日、薬局開設者(76)は[[業務上過失致死傷罪|業務上過失致傷]]、管理薬剤師(65)は[[業務上過失致死傷罪|業務上過失致死]]容疑でそれぞれ[[書類送検]]された。薬剤師である薬局開設者は書類送検時点で[[埼玉県薬剤師会]]の会長を務めている。
 
== 関連項目 ==