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政財界とも強い結びつきがあり、東西[[冷戦]]時代の[[1960年代]]後半に、教団は[[反共主義]]の[[政治団体]]、「[[国際勝共連合]]」を韓国と日本で設立。神仏や人間の霊性を否定する[[共産主義]]を神と人類の敵として徹底的に批判し、それぞれの国の与党や[[保守]]勢力を支援し、関係を深めた。文が共産主義崩壊の仕掛け人と指摘されている。{{要出典|date=2011年7月}}
 
[[1970年代]]からは、文はアメリカに居を構えて、大規模な講演会を幾たびも開催した。日本から渡米した信者らも伝道と経済活動を活発に行った。政治的には[[共和党 (アメリカ)|共和党]]を、自ら創刊した[[保守]]系[[新聞]]『[[ワシントン・タイムズ]]』などのマスメディアで一貫してバックアップし、政界を初め、各界との関係を深めてきた。『[[ワシントン・タイムズ]]』は、当時のレーガン大統領が唯一、ベッドルームへ持ち込む新聞と言われ、その論調は当時の政権に大きな影響を与えてきた。{{要出典範囲|date=2011年7月|当時のソ連を戦略兵器制限交渉のテーブルに引っぱり出し、冷戦終結に導いたアメリカのSDI計画の推進は『ワシントン・タイムズ』の論調が強く影響していると言われている。}}
 
しかし、リベラル派からの反対も受け、更に、文は[[脱税]]の罪で1年余りの[[懲役]]刑を受けた。文はアメリカから出国すれば懲役刑を免れることができたが、出国せずアメリカにとどまった。文の脱税に関して教会側は宗教弾圧による冤罪であると主張している。
 
その後、アメリカの諸宗教団体が、文の脱税容疑に対し、信教の自由の侵害、宗教弾圧であると抗議した。
その後、アメリカの諸宗教団体40団体以上(米国キリスト教協議会(NCCC)、米国バプテスト教会、米国長老派教会、米国メソジスト監督派教会、福音派全国教会、南部クリスチャン指導者会議、末日聖徒イエス・キリスト教会、クリスチャン法律協会、米国未登録教会連合、クリスチャン・ボイス社等、合計会員数1億2千万人)が、文の脱税容疑に対し、信教の自由の侵害、宗教弾圧であると抗議し、「同苦の会運動」を発足。<!-- 同じことが何度も繰り返されており、また、宗教弾圧と断定できないので、この文は不要であろう:この宗教弾圧に対し、多くの牧師、宗教指導者達が共に立ち上がった。 -->(文の脱税:アメリカでは宗教団体の資金はその団体の責任者名義で預金するのが慣例となっており、同様にアメリカ統一教会の資金も文鮮明名義で銀行に預金されていた。しかし、この預金に発生した3年間の利子を所得として申告しなかったとして脱税の罪に問われた。そうであれば全ての宗教団体の長や教会の牧師、神父は全て脱税の罪に問われるとして多くの宗教指導者達が立ち上がった。)
 
[[1980年代]]には「[[日韓トンネル]]」や中国において自動車工場を作る壮大なプロジェクトに対し、信者達が多額の献金をしたと言われている。
 
[[1980年代]]には「[[日韓トンネル]]」や中国において自動車工場を作る壮大なプロジェクトに対し、信者達が多額の献金をしたと言われている。
また、文が長年の悲願であると公言する[[朝鮮統一問題|朝鮮半島の「南北統一」]]へ向けて、[[在日本大韓民国民団|民団]]や[[在日本朝鮮人総連合会|朝鮮総連]]など、[[在日韓国・朝鮮人]]への働きかけも行ってきた。
 
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この頃から、教会活動に専念する献身者の制度が解消され、各自が故郷に戻って定職につき、親族へ伝道するように方針転換がなされた(内部では「還故郷」と呼ばれた)<ref name="kaminokuninohoukai">{{Cite book|和書|author=有田芳生|year=1997|title=「神の国」の崩壊 : 統一教会報道全記録|publisher=教育史料出版会|isbn=9784876523177}}</ref>。
 
<!--これは文の項目に書くべきでは?:文は1990年4月モスクワを訪問、当時のゴルバチョフ大統領と単独会談をし、「世界を核戦争の道に導くか、恒久平和に導くかは大統領の手にかかっています。世界平和の使徒として、世界の大統領として永遠に残る仕事をしなければなりません。絶対に血を流すようなことをしないでください。ソビエト連邦の各共和国の自由独立を防ごうとなさらないでください」と進言し、また、ソ連国内においても宗教の自由を認めるように進言したと言われている。
 
[[1991年]]12月には核問題で欧米諸国の先制攻撃論が報じられ緊張が高まる中、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]を訪問。[[金日成]]主席(当時)と会談し、朝鮮半島の非核化宣言に合意し、国際原子力機関(IAEA)の核査察に調印するよう進言し、南北離散家族交流や経済支援等を約束した。同年12月末[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]は朝鮮半島非核化共同宣言に調印し、翌年1月国際原子力機関(IAEA)の核査察協定に調印した。-->[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の国営[[ホテル]]の経営を任されるなど、教団と北朝鮮との関係が深まったため、[[警察]]、[[公安警察|公安]]からも注視された。また、文は[[六者会合]]実現への後押しもしたと言われている。
 
文が何代も前の先祖の[[因縁]]などを見抜いてカップルを決めるとされる「[[合同結婚式]]」はこの教団独自のものであり、世界平和の基礎とな理想家庭を創るということで、[[国際結婚|国際カップル]]を含む多くの男女を結びつけてきた特に、[[1992年]]の「3万組国際合同結婚式」に、歌手で女優の[[桜田淳子]]を始め、3人の有名人が参加することが公になり、マスメディアで大きく取り上げられ、統一教会(統一協会)の名前が広く知られることとなった。また、これを機に、教団への批判報道が多くなされた。翌[[1993年]]には前年の合同結婚式に参加した[[山崎浩子]]が婚約破棄と脱会宣言した。
この1993年から1994年にかけ、教団は信者の士気と結束を高めるため、韓国の「修練所」に信者を集め、文自ら積極的に「修練会」を行った。
 
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文は高齢({{年数|1920|2|25}}歳)になったこともあって、アメリカから韓国に戻り、公の場に出るのは控えてゆくという。
 
教団は世界各国に進出しているが、日本の信者が最も多いと思われるが、[[マスメディア]]による批判報道(特に『[[朝日新聞]]』と『[[文藝春秋 (雑誌)|文藝春秋]]』)や度重なる多額の献金要求の影響もあって、信者数は減少したといわれる。が、一方では、教団全体が経済中心から伝道中心へと活動方針を抜本的に転換したことが功を奏し、一部ではここ数年の間に急激に信徒数を増やしているところもあるようだ
 
韓国、日本、アメリカにおいて、それぞれの与党を初めとした[[保守]]勢力との関係を築いており、教団関連の団体に著名な[[政治家]]や学者や宗教家などが参加したり、協力したりすることも多い。