「王勢籠神社 (上野原市)」の版間の差分
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山梨県東部の[[郡内地方]]に立地する。上野原市和見地区に[[里宮]]が所在し、隣接する[[大月市]]七保町浅川の[[権現山 (山梨県)|権現山]](別称に大勢籠山)山頂に[[奥宮]]が所在する。里宮は神主宅敷地に所在するが、現在は無住となっている。[[ニホンオオカミ|狼]]を神使とする[[狼信仰]]の神社で、神犬の数を75匹とする特徴を持つ。ご利益は火盗災難避け、害獣防除で、毎年5月には例祭が行われ神犬の[[札]]が配られている。
創建年代は不明であるが、[[文化 (元号)|文化]]年間に編纂された『[[甲斐国志]]』巻七ニ神社部第十七下都留郡郡内領には当社に比定される「大勢篭(オホムレ)権現」の記述があり、その頃には存在していたと考えられて[[村絵図]]にも記されている。また、旧神主宅には[[天保]]15年([[1844年]])社殿修復の寄進帳も伝来している。
『国志』同条には駒宮村トチ木の「王勢篭権現」や大倉村の「王勢篭権現」、西原村ヘハイの「大威竜権現」などの小社の記述があり、当社から[[分霊|勧請]]されて成立したと考えられており、これらの小社は権現山を取り巻くように所在している。
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