「マリオ・デル・モナコ」の版間の差分

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==録音==
「黄金のトランペット」と呼ばれた輝かしい声を持ち、ドラマティックな役柄で高く評価された。代表的な役としてはマンリーコ([[ジュゼッペ・ヴェルディ|ヴェルディ]]の『[[イル・トロヴァトーレ]]』)、ラダメス(同、『[[アイーダ]]』)、アンドレア・シェニエ([[ウンベルト・ジョルダーノ|ジョルダーノ]]の『[[アンドレア・シェニエ]]』)、カニオ([[ルッジェーロ・レオンカヴァッロ|レオンカヴァッロ]]の『[[道化師 (オペラ)|道化師]]』)などが名高いが、なかでもヴェルディの『[[オテロ (ヴェルディ)|オテロ]]』のタイトル・ロールは特に評価が高かった。ジョルダーノのアンドレア・シェニエについても、生前の作曲家ジョルダーノから直接レッスンを受け、「私のシェニエ」と記された作曲家の[[ポートレート]]を送られるほど高い評価を受けている。[[1949年]]のスカラ座でのジョルダーノの没後1周年記念公演では、[[ヴィクトル・デ・サバタ|デ・サバタ]]指揮の下、[[レナータ・テバルディ|テバルディ]]と共演している。彼の中心となる活動期はLPレコード録音の発展期にあたり、また、専属契約を結んでいた[[デッカ]]がオペラの録音に熱心なレコード会社だったため、多くのオペラ録音に参加していた。
この時代の録音は現在でも十分に日常的な音楽鑑賞に堪える。[[レナータ・テバルディ]]をはじめとし、[[ジュリエッタ・シミオナート]]、[[エットーレ・バスティアニーニ]]、[[アルド・プロッティ]]、[[チェーザレ・シエピ]]など、当時の大歌手達との録音を数多く残している。