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学名のハイドランゲア {{snamei|Hydrangea}} はギリシア語の {{lang|el|&#x1F55;&delta;&rho;&omicron;}}<ref group="注">ラテン文字翻字:{{ラテン翻字|el|hydro}}</ref>(水)と {{lang|el|&alpha;&nu;&gamma;&epsilon;&iota;&omicron;&nu;}}<ref group="注">ラテン文字翻字:{{ラテン翻字|el|angeion}}</ref>(容器)に由来する<ref name="山本15">[[#山本|山本 (1981)]]、15頁。</ref>。果実の形によるという説もある<ref name="山本15" />。
 
[[フィリベール・コメルソン]]と[[ジャン=バティスト・ラマルク]]は、[[モーリシャス]]で栽培されていた植物を {{snamei|Hortensia oploides}} と命名し<ref name="山本15" /><ref name="マレー240">[[#マレー|マレー (2009)]]、240頁。</ref>、フランス語や英語、西ヨーロッパの言語では「ホルテンシア (hortensia)」 とも呼ばれる。これはオルタンス (Hortanse) という実在の女性の名をとったものである<ref name="マレー240" />。[[アントワーヌ・ローラン・ド・ジュシュー]]が著書でそのことを発表したが<ref name="山本15" />、誰のことであるかは明らかにされていなかった。コメルソンが[[ブーゲンビル島]]への航海に男装させ同行させた[[ジャンヌ・バレ]]という娘であるとか、オルタンス王女であるとか、当時有名であった時計や実験器具の製作者の妻、[[ニコール=レイヌ・ルポート]]の別名であるとかの説があり<ref>[[#山本|山本 (1981)]]、15–16頁。</ref>、有力であるとされるのは<ref>[[#マレー|マレー (2009)]]、240–241頁。</ref>、コメルソンに協力したナッサウ=ジーゲン公爵家の娘であるというものである。
 
また、[[フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト|シーボルト]]はアジサイの一種に自分の妻「おタキさん」の名をとって {{snamei|Hydrangea otaksa}} と命名し、物議をかもしたことが知られている<ref>[[#山本|山本 (1981)]]、16頁。</ref><ref name="マレー241">[[#マレー|マレー (2009)]]、241頁。</ref>。