「秋田八幡平クマ牧場」の版間の差分

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|公式サイト =
}}
'''秋田八幡平クマ牧場'''(あきたはちまんたいクマぼくじょう)は、[[秋田県]][[鹿角市]][[八幡平]]字切留平の八幡平熊沢外[[国有林]]内にあった元[[クマ牧場」([[クマ]]の[[動物園]]、[[テーマパーク]]。下記[[#事故と検証|死亡事故]]に伴い休園し<ref name="yomi">[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120509-OYT1T00713.htm?from=main3 行き場ないクマ29頭…「牧場」すべて断られる] 読売新聞、2012年5月9日{{リンク切れ|date=2012年06月}}</ref>、[[2012年]](平成24年)6月に閉鎖した<ref name=gashi>{{cite news |title= クマ「けんか」で淘汰…牧場元経営者が削減計画|author= |newspaper= 読売新聞|date= 2012-6-26|url= http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120626-OYT1T00015.htm|accessdate=2012-06-28}}</ref>。[[ヒグマ]]の受け入れ先探しが難航した
 
== 概要 ==
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== 動物愛護団体の攻撃 ==
;ズーチェックの悪用
そもそも動物愛護団体「[[地球生物会議ALIVE]]」(代表[[野上ふさ子]])などは、[[世界動物保護協会]](WSPA)に調査を依頼された1991年以来、“施設が狭い”などとしてクマ牧場を攻撃してきた。秋田八幡平クマ牧場も実名で非難され、2001年以降は実名で[[キャンペーン]]が行われ、実際のクマ牧場の動画をYoutubeで見ることができるようになっていた<ref name="alivevideo">[http://megalodon.jp/2012-0827-1926-30/www.alive-net.net/zoocheck/kumabokujou/kuma-hachimantai-video.html 地球生物会議ALIVE 動画で見る八幡平クマ牧場]</ref>。
そもそも動物愛護団体「[[地球生物会議ALIVE]]」(代表[[野上ふさ子]])などは、[[世界動物保護協会]](WSPA)に調査を依頼された1991年以来、“施設が狭い”などとしてクマ牧場を攻撃してきた。秋田八幡平クマ牧場も実名で非難され、2001年以降は実名で無許可の撮影<ref name="fuhoukoui" group="注釈">そもそも「ズーチェック」という理由で不法性は棄却されない。悪意のある無許可の撮影は不法行為となりえるため、牧場は無許可にズーチェックを行った者を不法侵入者として退去させている。また、調査としての撮影と、それの利用(公表や販売)は別で、ALIVEは無許可の撮影物の販売1000円から行っている。また、裁判所はたとえ内部告発であっても無許可の撮影物の無許可な公表を認めていない(アドベンチャーワールド事件)。この判決の後の2011年にもALIVEは牧場を無許可で撮影している。</ref>した牧場の動画<ref group="注釈">撮影物はALIVEにより編集がなされているため、ALIVE又は編集者の創造物であり、「事実の公表」とは違う。</ref>を無許可でYoutubeに公表するなどの[[バッシング]]をした<ref name="alivevideo">[http://megalodon.jp/2012-0827-1926-30/www.alive-net.net/zoocheck/kumabokujou/kuma-hachimantai-video.html 地球生物会議ALIVE 動画で見る八幡平クマ牧場]</ref><ref name="fuhoukoui" group="注釈"/>。
 
これをALIVEは「[[ズーチェック運動]]」と「飼育環境のエンリッチメントの普及」と言う<ref>[http://megalodon.jp/2012-0825-1448-58/www.alive-net.net/aboutus/introduction.htm これまでの活動のご紹介 地球主物会議ALIVE]「1996年からズーチェック運動を展開し飼育環境のエンリッチメントの普及を図りました。」</ref>が、{{要出典範囲|経営状況が(ひっぱく)していたクマ牧場に改善を求めても、[[動物福祉]]の向上はのぞめず、飼育されている動物を救う手段にはなりえなかった。
 
また、この牧場が閉鎖された後に秋田県による熊の引き受け先探しが行われたが、ALIVEの求めに応じ、海外の動物愛護団体が「疑似的な野生保護区の建設が難しい場合は、クマを不適切な施設へ移動するのではなく、人道的な[[殺処分|安楽死]]を検討するべき」とする要望を出した<ref name="zoo-circus">[http://www.arcj.info/zoo-circus/detail/kuma.html NPO法人アニマルライツセンター 海外12団体 八幡平熊牧場へ要望書提出]</ref><ref>[http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001207070002 朝日新聞「クマ譲渡先 環境 海外13団体要望」]</ref>。
;海外の動物権利団体の見解
また、この牧場が閉鎖された後に秋田県による熊の引き受け先探しが行われたが、ALIVEの求めに応じ、海外の動物愛護団体が「疑似的な野生保護区の建設が難しい場合は、クマを不適切な施設へ移動するのではなく、人道的な[[殺処分|安楽死]]を検討するべき」とする要望を出し、動物の[[殺処分]]もありえる方向に誘導した<ref group="注釈">欧州では動物園の動物の殺処分がしばしば行われる。ドイツの動物園では育児放棄された仔熊は「人工哺育は不自然」という理由で殺処分が行われる場合があり、ベルリン動物園のホッキョクグマ「クヌート」も、[[PETA]]により、人工哺育だからという理由で殺処分が提案されたこともある。これは'''動物が死んでも構わない'''とする態度で日本にはなじまず、秋田県の集計では圧倒的にクマの殺処分に反対だった。</ref><ref name="zoo-circus">[http://www.arcj.info/zoo-circus/detail/kuma.html NPO法人アニマルライツセンター 海外12団体 八幡平熊牧場へ要望書提出]</ref><ref>[http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001207070002 朝日新聞「クマ譲渡先 環境 海外13団体要望」]</ref>。
* この要望を出した団体は以下の通りである。
** Alertis- fund for bear and nature conservation (アラティス:クマと自然保護の基金)
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一覧は、NPO法人「アニマルライツセンター」(東京都大田区)による<ref name="zoo-circus" />。
 
;日本の現状
動物を殺さざる得なくなる原因としては、牧場側の経営悪化が一番の理由であるが、クマ牧場を攻撃し批判したALIVEなどの動物愛護団体や、動物の福祉が低下しているにもかかわらずクマの引き取りを依頼した行政や一部の動物愛護団体が、具体的な支援や改善に手を貸さなかったことも問題である{{要出典|date<ref group=2012年7月|title=収容されてい"注釈">そもそも、みだらに虐殺すことを戒めた日本の動物愛護法、並びついて生きて人間に搾取されなること(また自由を謳う[[動物の権利|動物権]]死な、動物を殺さないこと)方向に導くもみが重要であるという偏向した独自研究である}}。</ref>。牧場の閉鎖について、ALIVEは“経営者と法律と行政と一般市民そして日本社会に問題がある”としている<ref name="nanisama">[http://www.alive-net.net/zoocheck/kumabokujou/kuma-hachimantai4.htm 動物愛護団体ALIVEの見解]2012年4月27日、(引用)「クマ牧場については、管理能力のない経営者のみならず、飼養許可を定めた法律、許可を出してきた行政、クマの多頭飼育や不自然な飼い方に疑問を持たず、クマが物乞いをする姿などを見て楽しむ一般市民にも問題があると言えるでしょう。その意味では日本社会に突きつけられた責任問題ということもできます。」</ref>。
 
2004年に[[定山渓熊牧場]]が閉鎖した際、ALIVEは受け入れ先探しを手伝い、クマの受け入れ先が不足している日本の現状を認識していたが<ref name="asahiakita20120426">[http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001204260004 残る27頭の行き先メド立たず。安楽死も検討]朝日新聞秋田版2012年4月26日,(引用)「動物保護団体「地球生物会議ALIVE」(東京都)に23日、経営者から電話があった。 [[野上ふさ子]]代表によると、経営者から、「事故後、金銭的なゆとりがない。クマの引き取り先を探してほしい」と頼まれたという。 しかし野上氏は取材に、「引き取り先を見つけるのは簡単ではない。経営者、県、私たちで、当面の餌やりなどの対応を話し合うことにした」と話した。」</ref><ref>[http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120509-OYT8T01172.htm クマ譲渡先探し難航]読売新聞秋田版,2012年5月9日付,「札幌市の「定山渓クマ牧場」は2004年の閉園当時、国内外の動物園などにヒグマの受け入れを断られた。」</ref>、その後もズーチェックなどを通じ八幡平クマ牧場を非難した。また、八幡平クマ牧場の閉鎖後も、動物愛護団体によるクマ牧場への批判<ref>[http://megalodon.jp/2012-0829-0309-34/peterrace.jp/relation/learn/rel_le07_14.html 人と動物の関係学 #14 クマ牧場って何? ペット研究会「互」主宰 山崎恵子]ゼノアック2012年6月</ref>が行われる。
 
2012年8月、秋田県知事によると、秋田県が集計したところクマの殺処分を行わないように求める情報が圧倒的な多数をしめ<ref name="akitatiji20120827">[http://megalodon.jp/2012-0912-1231-13/www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1346047773341/index.html 平成24年8月27日知事会見録 (1)秋田八幡平クマ牧場に残されたクマの北秋田市での受入れについて](佐竹敬久秋田県知事発言)今集計しておりますけども、私どもに、非常に日本ばかりじゃなく、世界的に相当な直接的な手紙のみならずネットでいろいろな、何といいますか情報が入っています。まあほぼ、今集計してますけども、ほぼクマを助けるべきだと、生かすべきだということであります。(2012年8月31日秋田県秘書課登録分)</ref>、秋田県内にある別のクマ牧場にクマの移転が決定し、クマは助命された<ref name="akitatiji20120827"/>。
 
== 事故と検証 ==
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秋田県知事は北秋田市の申し出を2013年秋までに実現させようとしている<ref>[http://megalodon.jp/2012-0829-0048-42/www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120827-OYT8T01258.htm クマ全頭、来秋までに移送]読売新聞秋田,2012年8月28日</ref><ref>[http://megalodon.jp/2012-0829-0208-43/www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120828a 阿仁熊牧場支援、県費で飼育施設改修 知事方針示す]秋田魁新報,2012年8月28日</ref><ref>[http://megalodon.jp/2012-0829-1659-21/www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120828-OYT8T01604.htm 県、除雪費などを負担 クマ27頭移送 「所有権移譲」は拒否]読売新聞秋田,2012年8月29日</ref>。
同年9月、秋田県獣医師会と動物愛護団体がクマ牧場の支援団体を設立予定<ref>[http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120908i]秋田魁新聞</ref>。
 
== 注釈 ==
<references group="注釈" />
 
== 脚注 ==
<references />
 
== 関連項目 ==
* [[定山渓熊牧場]] - ここもズーチェックが原因で閉鎖したクマ牧場<ref>北海道新聞2004年1月6日</ref>。
* [[北秋田市阿仁マタギの里熊牧場]] - ここはズーチェックで頭数削減中のクマ牧場<ref>秋田魁新報2012年5月2日</ref>。
 
== 注釈 ==
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<references group="注釈" />
</div>
 
== 脚注 ==
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<references />
</div>
 
{{Pref-stub|pref=秋田県}}