「エル・カンターレ」の版間の差分

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他の宗教での「エル・カンターレ」
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== 概要 ==
'''エル・カンターレ'''(''El Cantare'')とは、[[幸福の科学]]の[[本尊]]。幸福の科学ではこの用語は「'''うるわしき光の国、地球'''」という意味を持つ。また、幸福の科学の[[教義]]ではエル・カンターレの本体部分<ref>本体部分 - 幸福の科学の教義では、人間の心の構造として、過去世の魂とあわせて6世(6回分の転生輪廻)の魂で1個の人間の心を構成してるとしている。その6世のなかで全体を統括している中核部分を「'''本体'''」としている。</ref>が地上に下生したのが、[[大川隆法]]とされていることから、幸福の科学[[総裁]]の大川隆法のことも示す<ref>{{Cite book |和書 |author=沼田健哉 |authorlink= |coauthors= |year=1995 |title=宗教と科学のネオパラダイム |publisher=創元社 |page=195、235 |id= |isbn=4-422-14019-1 }}</ref>。幸福の科学の[[信者]]は、エル・カンターレを体現した「現成の仏陀(悟りたる者)」であるとして大川隆法を[[信仰]]している。
祈りの言葉では「主エル・カンターレ」という呼称が用いられる<ref>『宗教と科学のネオパラダイム』沼田健哉 著、創元社、1995年1月20日発行、ISBN 4-422-14019-1。</ref>。
 
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== エル・カンターレ像 ==
宗教法人・幸福の科学では、[[信仰]]の対象であるエル・カンターレを象徴するものとして代理本尊を設けている。代理本尊にはエル・カンターレ像や家庭用本尊等がある。[[1997年]][[1月1日]]には、総本山・正心館でエル・カンターレ像の開眼式が執り行われた。さらに、大悟記念日の[[1981年]][[3月23日]]から数えて7777日目にあたる[[2002年]][[7月7日]]には、総本山・正心館の礼拝堂に「大エル・カンターレ像」が開眼した。家庭用本尊は、1992年12月以降、一部の[[信者]]に下賜されている<ref>『宗教と科学のネオパラダイム』沼田健哉 著、創元社、1995年1月20日発行、ISBN 4-422-14019-1。</ref>。家庭用本尊には、幾つかの形と大小のサイズがあり、3万円から100万円<ref>{{Cite journal|和書 |date =2010-11-13 |journal =[[週刊ダイヤモンド]] |title =宗教とカネ |publisher =ダイヤモンド社 |volume=98 |issue=46 |pages =28-101 |url =http://dw.diamond.ne.jp/contents/2010/1113/index.html |accessdate =2013-3-23}}</ref>などのお布施奉納目安で下賜されている。家庭用の「布教所エル・カンターレ像」も下賜されている<ref>[http://spiruna.blog89.fc2.com/blog-entry-278.html 獏 論 幸福の科学アラカルト エル・カンターレ像(家庭用)]</ref>。この像の原型は、1992年7月東京ドーム「御生誕祭」での総裁 大川隆法の法衣姿である。
 
== 他宗教での「エル・カンターレ」 ==
宗教社会学の沼田健哉の研究によると「'''エル・カンターレ'''」の用語の使用は、幸福の科学が発足するより10年以上前のことで、GLA創始者の[[高橋信次 (宗教家)|高橋信次]]が、1976年の3月21-23日、和歌山での講演『魂の仕組みと正法』において「[[釈迦]]の生命体」の名称として用いた<ref>{{Cite book |和書 |author=沼田健哉 |year=1988 |title=現代日本の新宗教―情報化社会における神々の再生 |publisher=創元社 |id= |isbn= 978-4422140155 }}</ref>。
しかし高橋は、その直後「'''エル'''」の部分を外して「'''カンターレ'''」との呼称に替えている。ただし「エル・カンターレの'''土地'''」「エル・カンターレの'''居る所'''」を意味する「''''エル・カンタラー'''」(語尾の変化形)では、「エル」の部分を外さずにそのまま用いていた。この流れから、[[GLA系諸教団]]の幾つかで「エル・カンターレ」の用語を用いていた<ref>{{Cite book |和書 |author=松本泰徳 |year=1999 |title=天上の光 地上の愛 |publisher=文芸社 |id= |isbn= 4-88737-262-0 }}</ref><ref>{{Cite book |和書 |author=千乃裕子 |year=1977 |title=天国の扉 |publisher=ジェイアイ出版 |page=49 }}</ref>が、その内容・意味する事柄は、それぞれ異なっている<ref>{{Cite book |和書 |author=沼田健哉 |year=1988 |title=現代日本の新宗教―情報化社会における神々の再生 |publisher=創元社 |id= |isbn= 978-4422140155 }}</ref>。
 
1997年(平成9年)8月22日に、幸福の科学は「エル・カンターレ(''El Cantare'' )」を商標登録しているため、この時期以降、他の宗教では公にこの用語を使用できなくなっている。
 
== 参考文献 ==