「モーゼルC96」の版間の差分
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*<span id="モーゼル・シュネルフォイヤー">'''モーゼル・シュネルフォイヤー(Mauser Schnellfeuer/M712/M1932)'''</span>
:シュネルフォイヤーは「速射」の意味。フルオート射撃が可能な[[拳銃#マシンピストル|マシン・ピストル]]であり、俗に'''M712'''と呼ばれるモデル(M712は、アメリカの代理店ストーガー社が付けた型式名)。[[1932年]]に製造された事から'''M1932'''とも呼ばれる。ライエンフォイヤーの欠陥を完全に改めたモデル。<br>
:M713と同様、フルオート射撃機能の採用を受けて10発ないし20発の着脱式マガジンが用意されたが、従来通りのクリップによる装填も可能。なお、現存する20発弾倉の数は希少である。フルオート射撃では振動が大きく、ストックを使用し片膝を突いた姿勢でも射線の維持は困難であり、近接戦闘で弾幕を張る以外の目的には適さないとされる。中国の遊撃隊兵士は,その振動を利用し,銃身を水平で射撃し,弾を水平でばらまいの射撃法を発想され。また,中国ではそのフルオート/セミオート射撃機能から’快慢機’の別称をつけた。その中の20発弾倉装着型は大型の弾倉から’大肚匣子(腹は太いのモーゼル拳銃)’の別称をつけた。
:[[短機関銃]]より携行性に優れ、通常の拳銃よりも強力な火力を発揮できたため、短機関銃の代用たる装備としても利用された。ドイツ国内では、[[1940年]]にドイツ空軍が7800挺を購入したが、砲兵部隊のオートバイ伝令兵にサイドアームとして供与した程度である。また、当時のドイツ空軍[[降下猟兵]]の兵士は降下の際に拳銃や手榴弾程度のみ携行し、小銃など主兵装はコンテナに詰めて別途投下するものとされていた。その為、コンテナを回収できない場合でも、[[カービン]]や短機関銃を代用出来るシュネルフォイヤーを所持していた兵士もいた。[[武装親衛隊]]でも短機関銃不足に対する補助兵器として一定数を購入している。7.63mm×25モーゼル弾を使用するタイプがモデルガンで一般的であるが、9ミリルガー弾を使用するタイプもある。
:C96のイメージが強いのか、ゲームなどではM712と銘打ちながらも、装填方法がクリップ装填のみと設定されることがある。
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