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1971年から1980年のデータで糖尿病患者と日本人一般の平均寿命を比べると男性で約10年、女性では約15年の寿命の短縮が認められた<ref name=sakamoto>坂本信夫、[https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/78/11/78_11_1540/_pdf 日内会誌第78巻第11号 第86回日本内科学会講演会(1989年) 教育講演 内科診療の進歩糖尿病合併症の成因と対策]</ref><ref>Sakamoto N, et al : The features of causes of death in Japanese diabetics during the period 1971-1980. Tohoku J Exp Med 141(Suppl) : 631, 1983</ref>。このメカニズムとして高血糖が生体のタンパク質を非酵素的に糖化させ、タンパク質本来の機能を損うことによって障害が発生する。この糖化による影響は、例えば[[血管]]の主要構成成分である[[コラーゲン]]や[[水晶体]]蛋白[[クリスタリン]]など寿命の長いタンパク質ほど大きな影響を受ける。例えば[[白内障]]は[[老化]]によって引き起こされるが、血糖が高い状況ではこの老化現象がより高度に進行することになる<ref name=sakamoto/>。同様のメカニズムにより[[動脈硬化]]も進行する。また、糖化反応により生じた[[フリーラジカル]]等により[[酸化ストレス]]も増大させる<ref>川上正舒、[https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo1958/46/12/46_12_913/_pdf 糖尿病46(12):913~915,2003「動脈硬化症の分子機構」]</ref>。
 
== 疫学 ==