「手塚漫画のキャラクター一覧」の版間の差分
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: 角張った鼻が特徴の男性。名前の由来は「チカラ、ありったけ」から。通称は「力(りき)さん」で、資料によってはフルネームも「りきありたけ」としているものもある<ref>沖光正、263ページ</ref>。『ロストワールド(私家版)』から出演している最古参クラスのスターで、労働者や一市民など庶民役の定番キャラである。『新選組』では一人3役(うち1つは[[木戸孝允|桂小五郎]]という大役)で登場し、ちょっとまぎらわしいが、手塚曰く「気がついたら彼を描いていた」との事。
; <span id="チックとタック">チックとタック</span>
: のっぽのチックと、ふとっちょのタックによる通称「凸凹コンビ」。モデルはアメリカのコメディー俳優アボットとコステロ。深刻な場面でも彼らが登場するとほのぼのとしてしまう、手塚作品のベストコンビである。最初は[[ラムネ (清涼飲料)|ラムネ]]と[[カルピス]]、[[炭酸水|ソーダ]]の[[三人組]]で『怪盗黄金バット』(1947年)でデビュー<ref>山本敦司、94ページ。ただし、池田啓晶『手塚治虫キャラクター図鑑 第6巻』や沖光正『鉄腕アトム大事典』は、デビュー作を『地底国の怪人』(1948年)としている。</ref>。後にソーダがいなくなったため二人組となり『ふしぎ旅行記』(1950年)『新世界ルルー』(1951年)などからチックとタックを名乗り始めた。『珍アラビアンナイト』(1951年)では、チックとタック名義で主演もつとめている。ただし『[[ジャングル大帝]]』(1950年)の連載後期に登場したときは「ラムネとカルピス」の名を使っており、ある時点で明確に切り替わった、というものではない。また日本人役で出演するときは、『月世界紳士(漫画少年版)』(1951年)、『[[0マン]]』(1959年)などで「甘井と桃山」という役名を使っている。
; <span id="チルチル">チルチル</span>
: [[ブルドッグ]]のようにたるんだ頬と眼鏡が特徴の男性キャラクター。『月世界紳士(不二書房版)』(1948年)の満月博士としてデビューしたが、芸名が「満月博士」でないのは、1951年に彼が降板し、代わって[[#モクサン|モクサン]]が満月博士を演じた『月世界紳士(漫画少年版)』が現在の定本となっている(手塚治虫漫画全集に収録されているのも漫画少年版のみ)ためである。チルチルの名は『ふしぎ旅行記』(1950年)での役名による。温厚な好人物を演じることが多い。代表作品としては、『キャプテンKen』(1960年)での星野マモル([[#ロック・ホーム|ロック・ホーム]]が演じた)の父親役がある。
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