「シェローティアの空砦」の版間の差分

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== 概要 ==
「砦シリーズ」の最終章として位置づけられているリプレイ。[[ゲーマーズ・フィールド]]誌12th season Vol.5(2008年6月発行号)から17th season Vol.4(2013年4月発行号)まで連載された。砦シリーズの中では連載期間も文章量も最長にあたるが、ゲームプレイ回数自体は全5回と比較的少ない。一回のゲームプレイで一話分のストーリーの区切りがつけられており、全5話構成となっている。[[ファミ通文庫]]([[エンターブレイン]])から全5で文庫化されている。
 
『シェローティアの空砦』は単なる砦シリーズのリプレイではなく、[[主八界]]全てを巻き込んだ次元大戦「第二次古代神戦争」のラース=フェリアにおける展開、という側面を持っている。第二次古代神戦争の全貌は『[[セブン=フォートレス メビウス]]』および『[[ナイトウィザード|ナイトウィザード The 2nd Edition]]』の各種サプリメント・リプレイをまたぐ大がかりなクロスオーバー展開となっている。
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人類最後の砦であるフレイスにも危機は迫っていた。冥魔王の一人エンダースが、希望を打ち砕くべくフレイスに現れたのである。そんな中、紅き巫女・ガーネットは、その日、守護者ジュグラットより希望の到来を告げられる。その事実を伝えられた側仕えのリューナ=セイグラムは、山の向こうに落ちる一条の光を見た。それは、ラース=フェリアの現状に対応すべく、[[主八界#第八世界ファー・ジ・アース|第八世界ファー・ジ・アース]]の守護者[[アンゼロット]]の命で送り込まれて来た魔剣使い、柊蓮司であった。時同じくして、冥凍気に閉ざされたアルセイルから氷導王の命を受けたディフェス=サシンが、フォーラ地方から伝説の武具・カニアーマーを持つ記憶喪失の少年、シンゴが、フレイスを訪れる。
 
炎砦に集った4人は、紅き巫女ガーネットの命を受け、フレイスとフォーラの境に建つエンダースの居城・冥界樹攻略に挑む。
 
===エピソード02===
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一方その頃、フォーラ地方はグリューナに近い森の中の家で兄・ヒュウガを介抱しながら時を過ごしていたサシャ=アライアスのもとにも、フレイスからの援軍要請は届いていた。それも「ヒュウガも参戦せよ」という、廃人同然の彼の現状を敢えて無視した強固な意思と共に。だが、兄妹を乗せてフレイスへと向かわんとする飛空艇が冥魔の襲撃を受ける。それを救ったのは、[[主八界#第五世界エルフレア|第五世界エルフレア]]から帰還した柱の騎士が一人、ザーフィであった。
 
ヒュウガを炎砦に託し、スマトラ島で邂逅した4人は、1000年前の[[主八界#第二世界エルスゴーラ|第二世界エルスゴーラ]]からやってきたという青年シンゴから、彼の操る鋼騎「赤き男爵ヴェイラー」の破壊を頼まれる。ヴェイラーは冥魔に汚染され、人類へのトドメとなりかねない危険な存在と化していたのであった。だが、実はシンゴの正体はヴェイラーからエネルギーを供給される生体パーツであり、ヴェイラーの破壊はシンゴの消滅を意味していた。かといって、ヴェイラーを放置すれば、シンゴもろとも冥魔と化し世界に破滅をもたらすことになる。唯一希望を繋げるのは、ザーフィがエルフレアから持ち帰った「魂の短剣」のみである
 
個々の思惑こそ違えど、目的は一つ、ヴェイラーの破壊。多くの危険を抱えたまま、4人は赤き魔神に挑む。