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在日米軍再編をコメントアウト
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一方、こうした、米軍再編に向けた原動力の背景のひとつとしては、[[軍事革命]](RMA)の進展という驚異的な軍事技術の向上により、無人兵器の開発に成功、兵員の生命を消耗することなく、ワシントンから直接、戦闘指揮と戦略展開が可能となりつつあることで、大規模な兵員や世界規模の駐留軍を置く必要がなくなりつつあることも大きく再編を後押ししている。とりわけ、アメリカ本国から半日で世界各地に軍事力を展開する能力を獲得しつつあることも、この米軍のトランスフォーメーションの戦略を理解する上では重要な指標となろう。つまり、米軍再編とは冷戦構造型の世界戦略からポスト冷戦型ひいてはポスト9.11型の安全保障環境に転換すること。同時に現在世界に軍事力を展開させていることで、世界戦略の展開が図れる体制にある米軍が、有事の際に本国からの直接国際紛争への対処をとれる体制に移行することを可能とすることにあるといえる。
 
<!-- ==在日米軍のトランスフォーメーション==
 
[[在日米軍]]の再編計画の課題とするところは、まず[[ワシントン州]][[フォートルイス]]にあるアメリカ陸軍第一軍団司令部の神奈川県[[座間基地]]への移転と統合作戦部隊、指揮統制機能の効率化を図ることにある。海軍は西太平洋を統括する第七艦隊に編成される二隻目となる空母機動部隊の佐世保や岩国の寄航を容易とし、厚木基地における夜間着艦訓練(NLP)を岩国米軍基地に移転するとともに、原子力空母ステニス・サマーパルス2004を佐世保に寄航させ、随伴艦の晴海、清水港という民間港に寄航させている。空軍は第五空軍と[[グアム]]にある第十三空軍を統合し、横田の司令部要員を一部グアムに移転し、中東や湾岸、アジアへの作戦展開能力を拡充、横田基地に日本の航空自衛隊航空隊総司令部を移転して日米共同運用能力の推進を高める。[[海兵隊]]は沖縄県と住民の負担を軽減するため、一部部隊の撤退や訓練の一部移転を計画。[[普天間基地]]を返還し代替基地問題の協議がなされている。在日米軍の再編問題とは総体的には縮小というよりも、むしろ極東軍事力強化の方向にある。-->
 
[[在日米軍]]の再編計画の課題とするところは、まず[[ワシントン州]][[フォートルイス]]にあるアメリカ陸軍第一軍団司令部の神奈川県[[座間基地]]への移転と統合作戦部隊、指揮統制機能の効率化を図ることにある。海軍は西太平洋を統括する第七艦隊に編成される二隻目となる空母機動部隊の佐世保や岩国の寄航を容易とし、厚木基地における夜間着艦訓練(NLP)を岩国米軍基地に移転するとともに、原子力空母ステニス・サマーパルス2004を佐世保に寄航させ、随伴艦の晴海、清水港という民間港に寄航させている。空軍は第五空軍と[[グアム]]にある第十三空軍を統合し、横田の司令部要員を一部グアムに移転し、中東や湾岸、アジアへの作戦展開能力を拡充、横田基地に日本の航空自衛隊航空隊総司令部を移転して日米共同運用能力の推進を高める。[[海兵隊]]は沖縄県と住民の負担を軽減するため、一部部隊の撤退や訓練の一部移転を計画。[[普天間基地]]を返還し代替基地問題の協議がなされている。在日米軍の再編問題とは総体的には縮小というよりも、むしろ極東軍事力強化の方向にある。
 
== 関連項目 ==