「狂言回し」の版間の差分
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==狂言回しの例==
=== 演劇 ===
;隊長
:[[下総]]に住む百姓たちの元締め的な存在。[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]の全37作品が入り混じる世界を闊歩し、物語の裏事情や場面の解説などをする。時には、『語り手の特権』として劇中の時間を停止させたりすることも。
;[[ルイジ・ルケーニ]]([[エリザベート (ミュージカル)|エリザベート]])
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=== 映画 ===
;[[C-3PO]]と[[R2-D2]]
:シリーズ全作に出演し、たびたび狂言回し的な役割を演じる。
;吉田和子([[恋の罪]])
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=== テレビドラマ ===
;紳々・竜々
:司会を務める[[島田紳助]]・[[松本竜介]]に似せた架空の人物であり、人も殺せぬ頼りない一兵卒として作中で様々な場面に現れ、物語に関わる。
;[[近松門左衛門]]
:[[江守徹]]が演じる。[[アバンタイトル]]で解説を行う他、時々本編にも乱入する。途中で病没するが、幽霊となって引き続き語り部を務める。また、狂言回しであることを自称している。
;[[徳川光圀|水戸光圀]]
:[[中村梅雀]]が演じる。上記の近松と同様の役割を務めるが、アシスタント役として[[与力]]の[[佐々宗淳|助さん]](演:[[浅利香津代]])・[[安積澹泊|格さん]](演:[[鷲尾真知子]])も登場する。
=== 漫画・アニメ===
;ロック
:彼は主人公であるが、不死の超人であるため物事を達観し、表舞台には出ようとせず、物語にもほとんど関わらないこともある。それでいて千年単位で刻まれる宇宙年代記の歴史の転換点に立会い、歴史の影で重要な役割を果たす。
;[[火の鳥 (漫画)|火の鳥]]
:実際の主人公は火の鳥にまつわる人々で(編により異なる)、基本的には傍観者である。また、主要な登場人物である猿田彦の血を引く者が、編によって、主人公を務めたり、狂言回しを務めたりしている。
;峠草平
:本作の冒頭で自らを狂言回しであると語っている。オリンピックに沸きあがるベルリンで起きた弟の不審な死に方から物語は始まり、本作におけるキーワードである「手紙」を手にしたことから自身も陰謀に巻き込まれていく。
:本作の主人公である3人のアドルフが全員死に絶えた後、この一連の事件を書き記した本を記し、本作は彼の回想という形式を取る。
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=== 小説 ===
;[[ジョン・H・ワトスン]]
:小説自体がワトスンの記録による物という体裁を取っており、典型的な語り部型の狂言回し。読み手をミスディレクションに誘い込んだりもする。
; ジェイムズ・シェパード
:物語の語り手であり、一見、狂言回しに見える人物なのだが、実は重大な秘密を抱えている。狂言回しのように見せかけていながら、実はそうではないという手法の典型例の一つ。
;ブギーポップ
:本作の主人公は一巻ごとに交代し、ブギーポップは物語を締める役割である。「火の鳥」や「超人ロック」と同じく、狂言回しタイプの[[タイトルロール]]。
;[[内田康夫]]
:主人公[[浅見光彦]]が実在し、彼から聞いた話を作者本人が小説として書いている、という形態をしている。
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