「牛頭天王」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m リンク切れ |
Hikari mukau (会話 | 投稿記録) 補注、誤解を招く発言のために正しく訂正 |
||
38行目:
=== スサノオとの習合・朝鮮半島起源説 ===
[[新羅]]に牛頭山という山があり、熱病に効果のある[[栴檀]]<ref group="注釈">栴檀とは[[ビャクダン]]のことである。</ref>を産したところから、この山の名を冠した神と同一視され、また『[[日本書紀]]』巻第一神代上第八段一書<ref group="注釈">本文ではなく、「一書に曰く」として註記されたものである。</ref>に、スサノオ(素戔嗚尊)が新羅の曽尸茂利/曽尸茂梨([[蘇志摩利#そしもり|ソシモリ]])という地に[[高天原]]<ref group="注釈">『日本書紀』のなかでの該当語は「天」である。</ref>から追放されて降臨し、「ここにはいたくはない。」と言い残し、すぐに出雲の国に渡ったとの記述<ref group="注釈">「一書曰(第四)(前略)是時 素戔嗚尊 帥其子五十猛神 降到於新羅國 居曽尸茂梨之處 『日本書紀』神代上第八段、巻第一」</ref>があるが、「ソシモリ」は「ソシマリ」「ソモリ」ともいう[[朝鮮語]]で、牛頭または牛首を意味し、[[韓国]]には各地に牛頭山という名の山や牛頭の名の付いた島がある由と関連するとしている<ref name="gozu"/><ref name="gion"/>。
これに対して、現代の[[ハングル]]表記による朝鮮語と古代の新羅語では発音が異なっていたとして、上記の説に対する異論もある<ref name="gozu"/>。また、ソシモリはソのモリとし、蘇民はソの民として、蘇民将来説話と『日本書紀』のスサノオのソシモリ降臨と関連づける説もある<ref name="gion"/>。
| |||