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詩は前半部分が[[孟浩然]]の「宿業師山房期丁大不至」、後半部分が[[王維]]の「送別」によっている。ベートゲの詩は唐詩に忠実だが、マーラーが2つの詩を結合させた上、自由に改変、追加している。
 
曲の最後は「永遠に」の句を繰り返しながら[[ハ長調]]の主和音([[ハ (音名)|ハ]]-[[ホ (音名)|ホ]]-[[ト (音名)|ト]])に至るが、和音に音階の第6度音の[[イ (音名)|イ音]]が加えられて(ハ-ホ-ト-イ)となっているため、ハ長調とも[[イ短調]]ともつかない、閉じられない印象を残す(この和音は、[[アルバン・ベルク|ベルク]][[ヴァイオリン協奏曲 (ベルク)|ヴァイオリン協奏曲]]([[変ロ]]-[[ニ (音名)|ニ]]-[[ヘ (音名)|ヘ]]-[[ト (音名)|ト]])<!--やツェムリンスキーの抒情交響曲←楽譜を見るとニ調リディア旋法の音が全て鳴っているのでコメントアウト-->でも結尾に使われているほか、後には[[ポピュラー和声#和音|シックスス・コード]]として[[ポピュラー音楽]]でも多用される)。マーラーはこの部分にGänzlich ersterbend (完全に死に絶えるように)と書き込んでいる。
 
この楽章だけで演奏時間30分弱もかかるので歌曲集としては異常に長い。