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=== 現代視覚文化研究会 ===
通称「現視研」。部室番号は304。扉には『くじアン』のポスターが貼られている。会誌第一号の1987年発行の会誌1987年であり確認されていながら、斑目の会長就任が歴代2目と謎が多い。部室がオタクのたまり場と化し目立った活動もないため自治会から問題視されており、何度も廃の危機に瀕している。会長役は前会長からの任命によって決定されるのが初代からの伝統慣例となっている。また新入会員が室内を物色する様子を向かいの部室から観察する恒例行事伝統イベントがある。
; 笹原 完士(ササハラ カンジ)
: 声 - [[大山鎬則]] / [[小橋達也]]
: 初代(アニメ版第1期 - 第2期)の主人公。現視研三代目会長。1984年1月13日生まれのB型。フリースジャケットやデイパックなどのラフな服装を好み、顔立ちにはこれといった特徴はない。春日部からは「ササヤン」と呼ばれることが多い。現視研の会内コピー誌や[[同人誌]]におけるペンネームは「ベンジャミン武世」<!--弐世ではないです。念のため-->。アニメ版での下宿先は「東京都八王子市東野3-6-15チリチリハイツ202」。
: 現視研に入るまで誰にも[[おたく|オタク]]趣味を言えずに隠し通していた、いわゆる大学デビューの会員。春日部からは「ササヤン」と呼ばれることが多い。大学入学直後、サークル選びで二の足を踏んでいたところに現視研と出会い、なし崩し的に入会す高坂の「(現視研が)似合ってと思う」との助言を受け、覚悟を決めて現視研へ飛び込む。入会後初めては願望と物欲を解放させ、同人誌やグッズを買い漁る日々。その為エロゲーはあるのにPCが買えず同人誌購入までの間コミフェス参加を体験エロゲーは専ら高坂の部屋でプレイしていた。現視研の雰囲気に居心地の良さを感じつつも、いつかは現視研でなにか一つのことを為し遂げたいという思いを持っていた。
: 性格は穏やかで常識人。先輩に対して語尾に「す」を付けた体育会系のノリで話す。当初はやや内向的かつアクのないキャラで、自分では創作をしないこともあり、作中前半(1 - 2年次)は目立った活躍がなかった。しかし、3年次に会長に就任してからはリーダーシップを発揮し始め「[[同人誌即売会]]「コミックフェスティバル」(通称コミフェス)へのサークル参加」という目標を掲げ、難航しつつもサークル『げんしけん』名義で『いろはごっこ』を発行、無事完売を達成した(笹原が次回参加を見送ったまま会長を退き、『二代目』以降は荻上主催の『雪見庵』が活動の中心になる事から、『げんしけん』の活動はこれのみ)。これを含めた現視研での活動がきっかけで漫画[[編集者]]の仕事を志すようになり、編集プロダクションへの就職を果たす。アニメでは、就職活動が難航していた様子が詳細に描かれ、悪態をつく珍しいワンシーンも見られる。荻上に想いを寄せ、春日部や大野の後押しを受けながら、紆余曲折を経て無事恋人関係になった。自身をネタにやおい本を描かれた事さえも受け止めたその姿勢は、総受けを受け入れられず狼狽していた斑目を見た田中・久我山から感心されていた。『二代目』以降オタクっぽさは影を潜め、多忙な荻上を見守る良き相談役となる
: 身内に[[妹]]・恵子がいるが、「萌え」とは程遠いギャルで「サル」呼ばわりされていたためか「妹萌え」には興味が無い。現視研の会内コピー誌や[[同人誌]]におけるペンネームは「ベンジャミン武世」<!--弐世ではないです。念のため-->
; 高坂 真琴(コーサカ マコト<ref group="注">実際の表記は「コウサカ」が正しいが、漫画作中プロフィールに表記は「コーサカ」となっている。</ref>)
: 声 - [[斎賀みつき]] / [[大原桃子]]
: 笹原と同学年の現視研会員。1984年[[2月2日]]生まれのB型。ボディケア一切なし、かつノーメイクで女装コスプレが可能な端麗な容姿を持つ美少年で、オタクファッションとも無縁で外見からはまったくオタクに見えない。しかし、容姿とは裏腹に[[アニメ]]から[[対戦型格闘ゲーム]]、[[ギャルゲー]]に至るまであらゆるオタクカルチャーものに精通するハイレベルなオタク。特に格闘ゲームに関しては全国レベルの腕前を持つとされ、学内の様々なサークルが勧誘、獲得を狙っていた。それでいながらマイペースで、現視研に入った理由は本人曰く「自分に合ってそうだから」とのこと。小学校で時代は坊主頭で運動神経も良かったらしい。ペンネームは「トシゾー」
: 他の現視研メンバーを始めとするオタクと違い、オタク趣味のない一般人に対しても恥ずかしがることなく自分の趣味を明かしている。成人向け[[同人誌]]や[[アダルトゲーム|エロゲー]]を多数所有していることも全く隠そうとしていない。女装もノリノリでこなす。非常に社交的で、明るく温厚な性格だが[[天然ボケ|天然]]で空気が読めない面も。笹原とは率先して話しかけたり部屋に呼ぶなど早くから友人関係を築く。コミフェス出店の際は積極的に声を出したり女装コスプレによる売り子を務めるなどで活躍。部室にいる時は春日部が一緒なため、彼女抜きで会員達と絡む場面はコミフェスや会員の自室に集まる場合を除き殆ど見かけない。
: 春日部とは[[幼馴染|幼馴染み]]で、大学入学後に再会。天然ゆえ当初は春日部の熱烈なアプローチに全く気付かなかったが、後に自分から告白し交際に至った(皮肉にも高坂の後押しをしたのは斑目)。交際を始めてからもオタク趣味をやめる兆候は一切無く、部屋に二人きりなのにそっちのけで深夜アニメを観たり、必死で練習した対戦ゲームで手加減無しに瞬殺するなど、春日部から見るとドSな態度を取り続けている。ただし、瞬殺した件は悪かったと思ったのか、すねてベッドの上で丸くなってしまった春日部に対して後にも先に見せないようなリアクションをしていた<ref group="注">アニメ版では変更された。</ref>。一方でオタク趣味以外ではきちんと春日部を気遣う態度も見せており、ボヤ騒ぎの件では、苦しむ彼女の心情を察してやれなかった事を謝るなど、誠意ある行動を貫いている。独学でプログラミング技術を1ヶ月で習得し、[[プログラマ]]としてエロゲーメーカー「プシュケ」に就職。ペンネームは「トシゾー」
: 『二代目』においては、コミフェスにて自社の企業ブースに参加。新作に登場する「男の娘キャラ」のコスプレをしてコンパニオンをしていた。実はそのキャラは外見もキャラ名も高坂にそっくりであり、実際にプレイした班目によれば、台詞も本人がノリノリで言いそうなものばかりとのこと。声優は『春日』なる人物だが、高坂なのかは明言されていない。
: なお春日部に対してはあまり恋愛表現を出さないが、本人いわく「彼女を大事にしてるから100%の自分を彼女に見せている」とのこと。春日部の彼氏として譲れないところがあるのか、大野が「斑目の方が大事にしてくれる」と主張したときは背後から無言のプレッシャーをかけていた。
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; 春日部 咲(カスカベ サキ)
: 声 - [[雪野五月]] / [[佐藤利奈]]
: 笹原、高坂と同学年の会員。[[1983年]][[7月19日]]生まれのAB型。作品のタイトルでもあるサークル『げんしけん』の名付け親。最後までオタク趣味に染まらなかった全くの一般人で、オタク呼ばわりされると激怒する。軽そうな外見と強気な性格が特徴で、先輩(斑目、田中、久我山)に対しても常にタメ口。口は悪いが面倒見の良い姐御肌な性格なので、何かとヌルい現視研会員を焚きつける原動力となり、当初敵対的態度をと問題児だていた荻上や朽木の他、恋敵である恵子の面倒もよくた。<!--久我山曰く「芸能人レベル」の美女。(原作での発言ではない)-->幼馴染で恋人の高坂に対して非常に一途。当初はオタクを毛嫌いし、高坂のオタク趣味をやめさせようと努力していたが、勝ち目の無い戦いを続ける必死な姿は現視研会員からも気の毒に思われている。いつしかオタクの行動や思考の原理を理解するようになり、以前ほどオタクを毛嫌いはしなくなった。また高坂の趣味に対しても理解出来ないながらも次第に干渉しなくなっていった。高坂との関係に水をさす現視研を潰そうと考えたり、廃部の噂に喜ぶ一方で、廃部騒動の際には自治会の理不尽な主張と、それに対して異議を唱えようとしない不甲斐ない会員への憤りから、代わって自治会と談判するなど現視研存続に尽力している。会員になるつもりは毛頭無かったのだが、初代会長のソフトな脅迫により正式に入会する破目になった。「高坂が居るから出入りしてるだけ」と主張しているが、彼が不在でも部室に出入りするようになるなど、いつしか主要メンバーの一人として溶け込んでいる。また、オタクとは無縁と言いつつコミフェスにも数回顔を出している。部室の大掃除の際、[[タバコ|煙草]]の火が原因で大学内でボヤ騒ぎを起こし以降夢に出てくる程火が怖くなり、煙草を吸わなくなる。出身校は女子高。元カレの存在高田馬場に祖母会員た住んでおり、所謂「おばあにばれ、高坂に口外しないよう固く口止めしているゃん子」
: ボヤ騒ぎの罰ゲ猫耳カチュシャを着けられただけで激怒する程コスプレに拒否反応を示し、大野からのコスプレ要請を拒み続けた(ただし、高坂とのプレイの一環としての着用には前向きな考え)。文化祭のくじアン[[コスプレ]]大会においてボヤ騒ぎの罰ゲームとして強制参加し優勝これが公際盗撮者場で唯一撃退コスプレ披露いう功績を立て注目を浴びる。なお当人はコスプレの件を記憶から消し去りたいと思いつつも、これで「何か」がふっ切れた模様。以降、好評だったにもかかわらず大野と田中からのコスプレ要請を拒み続けたが、大野との約束を受け卒業時に大野との約束通り、非公開ながらペアコスプレ撮影を行っている。なんだかんだでコミフェスまた荻上対して大野との関係改善数回顔兼ね、コスプレのコーディネートていた事がある。
: 口より先に手が出るタイプで、よく[[拳|グーパンチ]]で殴る蹴るの物理的なツッコミを入れているが、初対面の笹原や鼻毛を注意しようとした斑目を殴ってしまうなどの失敗もある。その反面仲間思いで涙もろい一面もあり、ボヤ騒ぎで自治会から処分が課せられた時は、自責の念に耐え切れず号泣した。また『二代目』にて斑目の四年越しの告白を断った時も、気持ちを察していながら長年辛い思いをさせた事を涙ながらに謝った。
: ブティックでアルバイトをしており、ファッションに関してはうるさい。大学卒業後に服の店を出店するため[[英会話]]の勉強を頑張っており、大野やアンジェラと英語で会話できるまで上達するなど努力家な一面もある。また、化粧の下の素顔を見抜く眼力を持ち、初対面で恵子が兄ソックリな事や、女装モードの波戸が男性である事を看破している。
: 恋愛系の話が好きで、かつその手のことに敏感。田中と大野が付き合いだしたことを冷やかしたり、笹原が荻上に好意を寄せているのを瞬時に見破っている。斑目からの好意には気づいていないような素振りをみせていたが、実際には斑目自身が春日部に好意を抱いていると認識する以前から、自分へ対する好意があると気づいていた。恵子らの仕込みによって二人っきりになった際、何とも言えない告白を受けて正式に振った。この際、「もし高坂がいなかったら」との斑目の問いに「そんな未来もあったかもね<ref group="注">作者の作品「[[Spotted Flower]]」にて類似点の多い新婚夫婦が登場する</ref>」と答えている<ref group="注">しかし、そもそも咲がげんしけんに出入りするようになったきっかけが「高坂に好意を抱いたから」であり、高坂が居なければ斑目と親交を温める機会自体がなかった可能性は高い。</ref>。また、女装モードの波戸を見て男性であることを初見で看破した唯一の人物
; 斑目 晴信(マダラメ ハルノブ)
: 声 - [[檜山修之]] / [[興津和幸]]
: 現視研の二代目会長。1982年10月25日生まれのO型。痩せていて猫背だが身長はそれなりにあり、肩幅も広い。丸い眼鏡と刈り上げのオカッパ頭(社会人になってからは伸ばした前髪を真ん中から左右に流している)、口元から覗く八重歯が特徴。笹原らの一学年上。『二代目』では後述の波戸に並ぶ主役級の扱いとなっている。ペンネームは「マムシ72歳」
: 論理的な考察や分析を好み、しばしば笹原や春日部(あるいは読者)に対する解説役を果たす。ペンネームは「マムシ72歳」。現視研の中心的存在であり、後に初代会長が卒業論文に本腰を入れることになったことにともない会長職を引き継ぐ。同人誌に対する執着は並々ならぬものがあり、大量に購入する際も値札を見ず、生活費を切り詰めてまで購入費用に回す程。コミフェスにて手を骨折した際も、意識が切れるまで激痛に耐え並び続けた。適当に思いついた議題を会議前の口上で述べるのが恒例となっており、他の会員たちもそれに倣う事がある
: 厳しい言動をすることもあるが、肝心なところではテンパってしまうヘタレな性格。田中曰く「逆境に弱い」。そのためか大野からは「全身から受けオーラを出している」と評され、腐女子属性を持つ者からは例外なく「受け」と認識されている。特に荻上以降の代の女子メンバー(+波戸)の間では「斑目総受け」が共通認識となっている。その一方で、他のメンバーの趣味嗜好については口出しせず、例え自分が妄想のネタにされようがそれをやめさせたりはしないという懐の広さも持っている。ただし、コミフェスで来日したアンジェラのアプローチに困惑していた時、フォローしようとしてテンパった波戸が「斑目総受け」を口走った時には大ショックを受け、挙動不審に陥っていた。
: 春日部とは一般人とオタクの見解の相違からしばしば衝突したコスプレをさせられた時期大会彼女へ淡い恋心を抱いてく。所詮「別の星の人」と諦めたつもりでいたが、一歩身未練を引いた位置で彼女を諦めきずことを決めた。とはいえ未だに未練が残っているようで、そんな態度様子を見透かされした恵子にはから「ちゃんと失恋できていない」と指摘される。当人は想いを隠していたつもりのようだが、周囲にはバレバレだった。第80話にて彼氏である高坂自身の手引きもあってり、四年越しの片想いに終止符を打つべく告白するも予想通り玉砕。しかし本人としてはスッキリしたらしい。
: 2次元オタクであり、3次元(実写)には興味がないと豪語している。他人の恋愛感情や恋愛的な評価には疎く、春日部への片思いが当人を含む会員全にバレていることや、自身に対する波戸の態度にまるで気がつかなかった。また、片思いバレのことを恵子に語られた際は強く否定したり、アンジェラから大胆に告白されるとその場から逃げ出したりしている。
: 経済学部<ref>アニメ『げんしけん二代目』第3話</ref>卒業後は大学近くの水道関係の会社「有限会社 桜管工事工業」に事務員として就職したが、部室で昼食を摂るなどその後もしばしば登場している。ただ、『くじびき&hearts;アンバランス』漫画第1巻巻末の「[[#くじびきアンバランス|くじびき&hearts;げんしけん]]」によると、勤めていた会社は辞めてしまったらしい。
: 『二代目』においては、開始時は前述の水道会社に勤めており、時系列的には「くじびき&hearts;げんしけん」よりも手前からのスタートとなっている。アパートが大学から徒歩数分と言う立地条件から、スーの発案により波戸の更衣室としてキープされてしまった。またコミフェスなどに以前ほどの情熱を感じられなくなり、本人も戸惑っている。現視研が腐女子サークル化したこと・前述の波戸による総受け宣言を喰らったこと・勤め先が潰れそうという状況が重なった結果、仕事を辞めて引っ越そうかと考え始め、咲にフラれたことで「彼女に会えるかも」という理由で就職した大学近くの職場にいる理由を完全に失い、退職した<ref group="注">斑目が退職報告する際居合わせる人物が「くじびき&hearts;げんしけん」では荻上・笹原・スー、『二代目』では波戸・矢島・吉武莉華と違っており、二度報告を行ったと思われる。</ref><ref group="注">退職の理由が失恋であるようになってはいるが、単行本12巻115pにあるように、会社の経営難が見え始めていたため、見切りをつけたとも取れる。</ref>。なお、恵子からは「自分が真人間だったのは春日部のおかげ」とするために辞めたのではないかと指摘されている。
: 失恋直後、春日部からは、アンジェラ・スー・波戸・恵子から好意を受けているとして、モテ期が来たと認識されている。本人は一笑に付していたが、スーの様子が何やらおかしくなっていることには気づいていた。後にコミフェス会場にてようやく自分の置かれている状況を認識したが、テンパってその場から逃走しようとして転倒し負傷、コミフェスにて通算二度目の骨折をしている。
: 波戸に対しては前述の通り、成り行きとはいえ女装のための更衣室として自室を提供し、合鍵まで渡して自由に出入りを許しているという奇妙な関係となっている。波戸の女装を承知した上で普通に男の後輩として接しているが、女バージョンの波戸に対してはつい照れてしまったり避けるような態度を取ってしまうことがある。なお、波戸が部屋に出入りするようになった際に、実は料理が得意という一面を持つことが判明した。
: 過去コミフェスにて二年次と社会人後の二度、転倒した際に手を骨折している。
; 田中 総市郎(タナカ ソウイチロウ)
: 声 - [[関智一]] / [[近藤孝行]]
: 斑目と同学年の会員で、無精ヒゲと後ろで束ねた長髪、小太りの体形が特徴。1982年[[12月22日]]生まれのAB型。元はアニ研に入っていたが、コスプレに予算を割いてくれなかったため、なんでもアリの現視研に移籍した。斑目が会長に就くまで現視研の実質的実務を担当。コスプレ衣装作成や[[プラモデル]]作りが趣味。特に衣装作成に関しては大変ストイックな姿勢をとっており、大学卒業後には上野の服飾専門学校へ進学しなおした。『二代目』においてはペンネーム、コスプレ衣装のオム、[[電子掲示板|インタメイネット掲示板]]上の[[ハンの店を開きたルネーム]]は「梟」あるらしく、同様の夢を持つ春日部と相談していたは「FUKUROU」
: 普段は穏やかで社交的な性格であり、登場人物の中でももっとも常識人の部類に入るが、頑固な職人気質でもありコスプレやプラモデルのことになると目の色が変わる。コスプレが縁でのちに大野と交際するようになった。コスチューム作りを重ねて行くうちに女性の[[スリーサイズ]]を「服を着ていても判断できるようになった」と冗談交じりに語っている(咲の衣装も「多少の誤差」はあったが、概ね正解だったらしい)。『二代目』においては、コスプレ衣装のオーダーメイドの店を開きたいらしく、同様の夢を持つ春日部と相談していた。またコスプレ撮影者としてもそこそこ名が知られている。
: ペンネーム、コスプレネーム、[[電子掲示板|インターネット掲示板]]上の[[ハンドルネーム]]は「梟」あるいは「FUKUROU」。
: アニメ『げんしけん2』では、原作にはなかった大野と恋仲に発展するまでの過程が1話を費やして描かれている<ref group="注" name="注1">『げんしけん2』第4話「デキテンデスカ?」:原作者の木尾が脚本を担当していて、単行本第4巻の「第23話 SPACE CHANNEL 2<sup>#</sup>」が下敷きになっているが、大幅にアレンジされている。</ref>。また、原作では二人が付き合っていることが発覚するのはコミフェス参加前であるが、アニメ版ではコミフェス参加後であるため、差し替えられているシーンが多数存在する。
; 久我山 光紀(クガヤマ ミツノリ)
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; 大野 加奈子(オオノ カナコ)
: 声 - [[川澄綾子]] / [[ゆかな]]
: 現視研の四代目会長。[[アメリカ合衆国|アメリカ]]からの[[帰国子女]]。[[1983年]][[7月14日]]生まれのO型。小学校3年時から約10年間[[ボストン]]で生活していた。笹原たちと同じ代の会員だが、[[学期|後期入学]]のため入会は半年遅れ。非常に長い黒髪と大柄な体格、人目を引くはちきれんばかりの[[巨乳]]が特徴。胸のサイズについて、咲は「まるでサッカーの…」と発言している。左目の泣きぼくろの他、口元にもほくろがある。メガネをかける事があるが、伊達かどうかは不明。おしとやかな見た目とは裏腹に、ボストン時代からコスプレイヤー経験を持つ筋金入りのオタクであり、やおいも大好き。当初はやや引っ込み思案な様子を見せていたが、時間の経過とともにそういう面はあまり見せなくなり、むしろ明るく開放的な性格になっていった。「ホモが嫌いな女子なんかいません!!!!」という名言を残している。表立った創作活動はしないが、コミフェス出店や各種イベントの際はコスプレ姿で活躍。レイヤーとしての評判は高く、情報を聞きつけやってくるファンもいる程。また水着になるのが恥ずかしいという意外な一面を持つ。ペンネームおよびコスプレネームは「神無月 曜湖」(かんなづき ようこ)
: ハゲ・ヒゲ好きのオヤジ趣味で、所有する大量のやおい本もその系統のものが多い。その為美形キャラが主流のアニ研や漫研ではなく現視研に入る。当初はその特殊嗜好を隠していたが、春日部の言葉に励まされで改心しカミングアウトする。
: 同じ[[コスプレ]]趣味を持つ田中とはレイヤーと制作者兼撮影者の関係から初対面で意気投合しそのまま入会。後に恋人関係に発展。田中の影響で始めたガンプラ作りにも([[グフ]]を7体作るほど)ハマっている。また荻上とは当初互いに反発しあっていたがうも胸中をぶつけ合う中で次第に妹のよう打ち解け、後可愛がるようになり、やがて笹原との恋愛の後押しをする。次の代のメンバーが問題児の朽木しかいなかったため、卒業まで半年余裕のある彼女が会長に就任した。『くじびき&hearts;アンバランス』漫画第2巻巻末の「[[#くじびきアンバランス|くじびき&hearts;げんしけん]]」によると、[[原級留置|留年]]が確定的で、卒業が朽木より後になってしまうらしい。また声優の変更に伴い、イメージが変わってしまった『くじびき&hearts;アンバランス』の副会長コスも封印しているという<ref group="注">第2期の声優(ゆかな)が第1期(川澄が共通して演じた)と異なることをネタにしている。</ref>。
: ボヤ騒ぎの際に春日部にかけられた汚水のせいで原因不明のアレルギーを発症し、それ以降マスクを携帯している。その後も悪巧みなどを行うときはマスクをすることが多い(後にスーも使用している)。
: ペンネームおよびコスプレネームは「神無月 曜湖」(かんなづき ようこ)。
: 事ある毎に春日部や荻上にコスプレを勧めていて、それぞれに半ば無理やりにコスプレをさせている。『二代目』でも新入会員たちにコスプレをさせようと狙っており、田中に大量のコスプレ衣装を作ってもらっている。また吉武・妹が高身長・イケメンで男演技が似合っていたと聞かされた時は、コスプレさせたかったと心底嘆いていた。なお荻上が会員に恋愛話を聞いた際は、スーもろとも本気で拒否された。就職活動も一応していたようだが、実際は本人曰く「田中待ち」。その後、卒論も就活も満足に進んでいなかったところに田中の発言を誤解して急激に不安になってしまい、飲酒しての大胆なコスプレ撮影会を行うという暴走をしてしまう。最終的には田中から遠回しのプロポーズを聞いて安心したが、「留年して待っている」というダメ人間発言をしてしまう。酒に強く、一升瓶を丸一本開けないと酔わない。
; 朽木 学(クチキ マナブ)
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; 荻上 千佳(オギウエ チカ)
: 声 - [[水橋かおり]] / [[山本希望]]
: 笹原の2年後輩。五代目会長。笹原が卒業して出番が少なくなった「二代目」においては、全体の繋ぎのような役割を果たしている。[[山形県]]の出身で、意識して喋らない時は東北弁が出るため、後輩達にも丁寧口調で話す。[[1986年]][[3月28日]]生まれのA型。小柄で大きな目(視力は約0.1で普段はコンタクトを使用)。「下ろしている状態の髪型がオタク臭い」という理由から、二年次までは後頭部に束ねた髪がまっすぐ伸びた「筆あたま」だった。当初はキツめな表情かつ無愛想で、初めてスーを見た笹原から「スーとキャラが被ってる」と評される程。春日部に指摘される程ファッションに疎く、スカートを履く事は稀である。作中における「斑目受け」を初めて具象化した人物。ペンネームは「於木野 鳴雪」(おぎの なるゆき)
: 当初は漫画研究会に所属するものの、新歓期に他の女子会員たちとトラブルを起こし、部室(2階)の窓から飛び降りる騒ぎを起こした。その処理に困った漫研会長の高柳に半ば押し付けられる形で現視研に引き取られたため「漫研から(現視研に)飛び降りた女」として、後々までネタにされる羽目に。現視研での自己紹介でオタク&腐女子嫌いを発言するがアピールし大野らと衝突、その後BL系同人誌の購入が発覚し部室(3階)から飛び降り未遂を起こす。これらが原因で暫くの間現視研内に険悪な空気が漂う事になる
: 小さい頃から描き続けているマンガが得意で、絵が上手く、執筆速度も早い。現視研で同人誌を出した時も、かなり早めに自分の担当分を終わらせ久我山をサポートし、原稿の遅れをカバーした。また、自分の同人誌の発行でも印刷代を割引されるほど早期に入稿を完了させている。コミフェスには『いろはごっこ』にて初参加。個人誌での初参加は『あなたのとなりに』。マンガに対しては「自分の全てをぶつけて描くもの」と言い切るほど一途。そのためか体力の限界まで突っ走ってしまうこともあり、コミフェス当日に突発的に徹夜でコピー本を作った結果体調を崩してしまったことがある。
: 自己紹介とは裏腹に、本人は重度のオタクで腐女子。周囲を悉く敵に回す攻撃的な言動は、オタクを止められない自己嫌悪の裏返しである。そんな自分を受け入れてくれた現視研の中で、次第に隠していた心情を吐露するようになり、頑なな性格や妄想癖といった負い目を全て受け入れた笹原と恋人同士となった。なお、心情の変化を表しているのか、登場当初はなかった目の光沢が、笹原と付き合い始めた直後(8巻119p)から描かれている。コスプレにも当初は理解を示さなかったが、一年次には春日部に口説き落され女子会員の前でコスプレを披露(大野も認める出来だったが本人の感想「最悪」否定的)、その後大野と打ち解けた時には「身内だけなら」という条件で着用を承諾する。『二代目』では恥じらいながらもコミフェスの出店ブースでコスプレを披露するなど、昔ほどの抵抗は感じなくなっている様子。
: 中学時代、恋人をモデルに描いたBL本が原因でトラウマを負う。この件以来悪夢に苛まれ、自殺を考えた程周囲の冷笑や自責に苦しみ、高校でも心を閉ざし友達を作らなかった。オタク絡みで窮地に陥ると自虐的な逃避行動をとるのも、上記の出来事が起因していると思われる。
: 笹原たちの卒業時に大野の後を継いで会長に就任。ペンネームは「於木野 鳴雪」(おぎの なるゆき)。単行本9巻の描き下ろし4コマでは、『アフタヌーン』誌での原稿の採用が決まり、2010年の読み切り(笹原が卒業した直後の春の新入生勧誘の時期)には既にデビュー作掲載済みとなっている。笹原に「ネームのチェック」をしてもらうのが定例になっており、その際には大ゲンカ(笹原によるネームチェック→細部に意見→荻上が逆ギレしてケンカ→冷静になった荻上が笹原の意見に沿ってネーム修正→円満解決)もしている。
: 『二代目』ではすっかり落ち着きが増しており、頼れる先輩としてバラバラで個性的な面々を纏め上げている。その傍ら新人漫画家としてプロデビュー。執筆作業中以外は特徴的だった筆のような髪型をすることがなくなり、平時はおかっぱのような髪型となっている。12巻時点でスランプに陥っており、雑誌に掲載された読み切り(前篇)もネット上ではあまり評価が良くなかったらしいが、その後コミフェスに個人で参加した際には開場早々からファンと思しき客が続々と訪れており、着実に愛読者がつき始めている模様。最近はPCによる原稿のデジタル仕上げに移行しつつある。
: アニメ版第1期には最終話EDにのみ後ろ姿で登場している。
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: 声 - [[うえだゆうじ]]
: 現視研の初代会長。本名・学年・年齢は一切不明で、感情の読めない容貌と飄々とした態度で全く掴めない人物。
: 斑目たちの1学年先輩である原口の入学当時、すでに現視研の会長を務めていた。大掃除の際に発掘された会報に記載されていた発行年から、最低16年は大学に在籍している可能性が存在する。一瞬のうちに音も無く突然現れたり、逆に突然居なくなるなど、喋っていない時は存在感が極めて薄い。『二代目』では現在まで未登場しない
: 人間行動学に関する[[卒業論文|卒論]]製作に向けてのデータ収集と称して、何らかの方法<ref group="注">冗談と言ってはいるが、女子トイレにすら何かを仕掛けていることを仄めかしている</ref>で学内に居る人物らの様々な情報を収集していた。
 
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: 声 - [[加隈亜衣]](女声)、[[山本和臣]](男声)(二代目)
: 『二代目』で主役級の位置づけとなっている男子学生。笹原の4年後輩で[[新潟県]]出身。いわゆる[[男の娘]]で[[腐男子]]である。大学入学時に、[[腐女子]]に拒絶されずに一緒にBL話がしたいと思い、女装して現視研にやってきた。講義中など普段は男の格好をしているが、現視研の活動に来る時は学外に出る時も含め基本的に女装している。女装した姿は正当派美人で、声も女声を使うため、初めて現視研に見学に来た際はアクシデントによって発覚するまで誰も男であると気づかなかった。現在でも女装のことを知っているのは現視研会員とその関係者数名のみである。自宅が遠いため、当初は女子トイレで着替えていたが間もなく発覚。物議をかもした末、スーの発案で大学から徒歩数分の距離にある斑目のアパートを「更衣室」としてあてがわれた。自治委員会に対しては「竹谷 実可子」(たけや みかこ)という偽名を名乗り、他大学から参加の女性メンバーということになっている。
: 前述のとおり常に女装しているわけではなく、地毛は普通に男の子らしいショートカット。女装時はウィッグを使用している。当初は正体がバレないよう様々なタイプのウィッグを所持して使い分けていたが、絵を描く時には長い髪が邪魔になること、自治会に特定されてしまって髪型を頻繁に変えにくくなったこと、そして女装のモデルとしていた神永本人が登場したこともあり、一時期、神永とは違うセミショートの茶髪で固定していた。後に自分の気持ちと向き合い、踏ん切りがついてからはまた神永と同じ髪型に戻している。女装している時は寝姿や寝言まで女性になりきっているほど完璧であり、そのため大野には、自分に催眠術をかけているんじゃないか、とまで言われている。本人は骨格や筋肉は普通に男性だと言っているが、実際には女装で肩や脚が露出するような恰好をしていても誰も違和感を感じていない。女性らしさを維持するため日々の体のケアは欠かさず、化粧道具も常に持ち歩いている。なお、女装した状態で男である部分が見えることを嫌っており、荻上のアシスタントに入って連日の徹夜でひげが生えそうになった時には、女装をしていることに拒否反応を示したりした。またボディケア&メイク無しで自分以上に女装コスプレをこなす高坂に対し、羨望と敗北感を抱いている
: 外見に反して中学生の時は柔道部で、黒帯所持者(初段)である。朽木が飛びかかって来た時には女装のスカート姿のまま鮮やかな体落としを決めている。締め技も使え、朽木の暴走を止めることもしばしばだが、関節技は中学柔道では禁止されているため習っていない。なお、どうやら柔道部時代にガチの後輩に目をつけられていたらしいことが後に判明した。
: 当初、自分は表現ジャンルとしてのBL作品が好きなだけで実際に同性愛者であるわけではない、と発言していた。その一方で、女装を始めてから自分を腐女子の視点で俯瞰視するようになっており(この視点が「第二人格810ちゃん(ハトちゃん・女性)」となっている)、俯瞰視点からは妄想たくましく「ハト×マダ萌え」をしていた。本人もこの腐女子人格の意味を掴みかねており、男の姿でいるときは懸命に否定しようとするものの、意識を引っ張られてついBL的な発言をさせられてしまうこともしばしばあった。ところが物語が進むにつれて、考えないようにしていた「マダ×ハト(女装モード)」の可能性に気づいてしまい、しかもその妄想が暴走して現実に浸食してくるようになった。その結果、斑目に対して恋する乙女のようなリアクションを取ってしまうようになり<ref group="注">斑目にセミショートの髪型が似合うと言われて顔を真っ赤にしてしまったり、無意識のうちに斑目に近づいてそのうなじにキスしそうになったりしている。アニメ版では、会社をやめた班目が部室に来なくなるのでは、と不安に思うあまり、白昼の往来で班目に思い切り抱きついている。</ref>、一時は混乱して女装を封印しようとした。結局、コミフェスで女装コスプレをすることになった際に、女装モードの自分が班目のことを好きになってしまっていることをはっきりと自覚した。その後自分の気持ちと向き合った結果、女としての自分が班目のことを好きであることを肯定し、その気持ちに正直になろうと吹っ切れた模様。なお、本来女装をすれば消えてしまうはずの810ちゃんは、暴走状態では女装をすると外見と人格が女装のモデルとした神永により近いもの<ref group="注">波戸はこの2つの人格を別の存在と認識している。</ref>として現れるようになった。
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=== 漫画研究会 ===
アニ研より歴史は古く、昔は50人程の規模だったらしい。活動内容は主に手描き回覧誌の発行で、通称「漫研としての同人誌発行は2年に1回程度。春日部、大野、荻上に対する女子会員の(嫉妬を含んだ)風当たりが強い。女子の間で派閥化が進み分裂状態にある。加藤、藪崎、麻田の3名は連載時には登場しておらず、単行本化の際の描き下ろしで新たに登場した人物である。アニメ版(げんしけん2)はそれ以前のエピソードであるが、話の本筋にはからまないものの少しずつ登場している。『二代目』からは藪崎、麻田の2人が重要な役回りで出てくるようになっている。
; 高柳(タカヤナギ)
: 声 - [[柳沢栄治]]
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; 北川(キタガワ)
: 声 - [[小林沙苗]]
: 椎応大学サークル自治委員会の副委員長。斑目らと同学年。サークル自治活動においては極めて厳格な姿勢でありだが女の子らしい振る舞いや相手を気遣う一面も持つ。盗撮事件やボヤ騒ぎの時は陣頭指揮を執り事態を収集させるなどリーダーシップとしての手腕も高い。現視研廃部騒動の中心人物で、春日部とは何かにつけ対立する犬猿の仲。春日部に[[水虫]]を指摘されたことがきっかけで委員長(声 - [[小野大輔]])と付き合い始め、卒業後は就職せず1年先に卒業した委員長と結婚した。なお卒業までに水虫は完治した模様。
; 三上(ミカミ)
: 声 - [[田丸裕臣]](二代目)