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[[ファイル:Bivakmuts.jpg|thumb|250px|目出し帽]]
[[ファイル:20070102 per erik strandberg balaclava arranged.jpg|thumb|250px|目出し帽]]
'''目出し帽 '''(めだしぼう)は、頭部、顔面、頸部の防寒・保温目的で着用する[[衣類]]の一種である。[[]][[]]の部分に穴を開けただけのより隠れる部分が多いものも存在し、こちらは'''フェイスマスク'''と呼ばれることもある。
 
== 概要 ==
視界を確保する必要性から、[[目]]の部分は空けられている。つばの付いたものもあり、[[帽子]]の一種と分類されることもある。目の部分の窓を[[]]の下まで引き伸ばして使用する場合も多い。深さは首をすっかり覆ってたっぷり余るぐらいのものから顔と後頭部を完全に覆うに足るだけのものまであるが、概して厚手のものは深い。また、防寒具としての目出し帽には生地が表裏二重(ダブル)になったものもある。比較的暖かいときには目から下の部分を折り返し、またはまくり上げて着用される。
 
[[クリミア戦争]]において、この帽子が使われた地名から「'''バラクラバ'''(バラクラヴァ)」([[英語|英]]:Balaclava):Balaclava)とも呼ばれる。
 
[[殺人]]・[[強盗]]犯や[[テロリスト]]といった[[犯罪者]]が顔から身元を割り出されることを防ぐため、目出し帽で顔を隠して[[犯罪]]行為を起こすことが多い。
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また、[[漫画]]や[[映画]]などの[[フィクション]]においても、特にフェイスマスクタイプのものが[[銀行強盗]]やテロリストなどを表す[[アイコン]]として多用されてきたこともあり、「目出し帽=犯罪者の装備品」というイメージも根強い。
 
一方で[[軍隊]]では頭部や顔面を[[ガラス]]片・[[金属]]片などから保護するために使用する場合が多く、[[海上自衛隊]]では「'''顔面覆'''」と呼んでいる。また、[[テロ組織]]や[[犯罪組織]]・[[カルテル#麻薬組織|麻薬組織]]・反社会的[[カルト]]団体などを相手にする[[警察]]・軍隊の[[特殊部隊]]などでは、これらの部隊に所属する個人および家族を狙った報復行為([[逆恨み]])を防止するため、顔を隠せる目出し帽を着用して戦闘を展開したり警備活動・捜索を行うことがある。
 
== 素材 ==
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== 発祥 ==
[[クリミア戦争]]([[1853年]]~-[[1856年]])中の[[1854年]]10月、[[東ヨーロッパ]]の[[黒海]]に面した町[[バラクラヴァ]]で[[イギリス軍]][[ロシア軍]]が争った[[バラクラヴァの戦い]]において、寒冷な気候の戦地に出兵する[[イギリス]]兵のために妻たちが顔ごと覆う手編みのウールの帽子を持たせた。その帽子を被って戦った地名から「バラクラバ」と呼ばれ世界的に広まった。
 
== 関連項目 ==