「アルダの巨大水棲生物たち」の版間の差分

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*二次創作物では、[[鯨類]]はウルモが直接統治する種族として扱われ、[[イルカ]]には Ulmodil ("ウルモの友")という呼称が存在する。
 
== 亀魚(Turtle-Fish) ==
とほうもない大きさを持つ[[カメ]]であり<ref name=Turtlefish>[http://www.tolkiengateway.net/wiki/Turtle-fish Turtle-fish] on Tolkien Gateway. 2014年12月2日閲覧</ref>、ほとんどの時間を海上に浮かんでいるという。その際、体の上部のみを水上に出して静止しており、またその大きさと様相から一見すると島に見えるため、知らずに陸地を求めて上陸した者らは後に災禍に見舞われるという。この種の最後の個体は '''Fastitocalon''' と名付けられ<ref>[http://www.tolkiengateway.net/wiki/Fastitocalon Fastitocalon] on Tolkien Gateway. 2014年12月2日閲覧</ref>、[[:W:Fastitocalon (poem)|これを詠った同名の一詩]]が『[[トム・ボンバディル]]の冒険』や[[ビルボ・バギンズ]]が記した「西境の赤表紙本」にも収録されている(詳細は英語版を参照)。これらの大亀がウルモの被造物であったか否かは判明していない。また、Fastitocalon と呼ばれる中つ国の神話に登場する巨大生物が本当に島亀であったという確証もないとされている。なお、中つ国世界において Fastitocalon の名は、上古の[[エルフ語]]にて「丸い盾/うろこを持つ亀」を意味する ''' Aspido-chelōne '''<ref>[[ギリシャ語]]に由来する。</ref> から派生した '''Astitocalon''' という[[シャイア]]・スピーチ<ref>この場合、[[ホビット庄]]で使われる言語であり[[英語]]に由来する。</ref>に由来する。
*設定は[[北欧神話]]や他圏の様々な神話体系に登場する怪物[[アスピドケロン]]から由来しており、島のような大きさの亀または鯨や背に巨大なトゲを持つ怪物とされている(アスピドケロンの英語版も参照)。その他、似たような存在は世界中の神話や[[ピノッキオ]]などのおとぎ話にも登場する。
 
== おぞましい亀/フェル・タートル (Fell Turtles/ Festitycelyn) ==
上記の島亀の別呼称として扱われることがあるが、体長は15.2m(50フィート)程度であり、海洋のほか大河や湖などにも棲息するとされる<ref name=Turtlefish></ref>。呼称の一つにつく「Fell」という表現は、[[ナズグル]]の騎乗の一であるおぞましい獣 (Fell-Beast) のと共通するものである。
 
== シーサーペント/ リングウィローキ (Sea Serpents/ Fish-Dragons/ Lingwilóke) ==
[[竜 (トールキン)|龍]]の属であり、エルフ語の文献にのみ記録されている存在<ref>[http://www.tolkiengateway.net/wiki/Sea-serpents Sea-serpents] on Tolken Gateway. 2014年12月2日閲覧</ref>。生態や出自のほとんど全てが謎に満ちた種族であり、[[モルゴス]]の被造物であったと明確に証明する資料、および グラウルング の子孫であったという証拠も存在しない。そのため、厳密な姿や能力、どれだけの眷属・種類がいたのかも判明していない。なお、上記の「島亀」や下記の「水中の監視者」もこれらと混同されたり関わりがあったのではないかとする説もある。また、仮にこれらが冥王の被造物であったとしても、一般的な龍や[[バルログ]]などの怪物を含まない闇の怪物の軍勢 '''Úvanimor''' には水上での活動を思わせる描写は登場していないため、これらに水龍たちが含まれたかは不明。原著における中つ国の正史に深くかかわることはないが、[[:W:Middle-earth Role Playing|Middle-earth Role Playing]] などの二次創作物では普遍的に見られる存在である。
 
*二次創作物では、主に大小二種類に類別される。 '''Aelinilóke''' または Rain-drakes (Lake-worms) と呼ばれる、淡水の湖沼のみに棲息する小型の者々と '''Lingwilóke''' または True Water-drakes ([[シーサーペント]]) と呼ばれ淡水海水に分け隔てなく蔓延る大型の海龍である。「たての湖」にいた Séahmatha<ref>[[人間 (トールキン)#北国人|北方人]]の言葉で「湖の大蛇」を意味する。</ref> という個体がとくに著名であった。咥内に複数の歯列を持ち、六枚の鋭い爪をそなえた鰭があり、ソナーのような機能と獲物の弱点を探る機能を持つ臓器を持つという。攻撃は細長い体を使った締め付けや噛み付き、尻尾の一撃のほか、ウォーターボルトという名の強い水流を吐きつけたり、20ノットの速さながら音を立てない隠密水泳が出来るのでその衝撃を攻撃に使ったり出来る。そのほか、サンゴ礁の間や洞窟内をすり抜けられるように体を細めたりもできるが、強い陽光や火(松明を含む)、混乱や麻痺させられる攻撃などを嫌い、浅瀬にはめったに近づかず日中の行動も避けるという。
 
== 水中の監視者 (Watcher in the water) ==