「皮膚」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
61行目:
=== 熱交換 ===
皮膚は外界と体内との熱エネルギーのやり取りをする場所でもある<ref name="SeikagakuDic1068-5" />。特に、[[恒温動物]]の皮膚では、一定の体温を維持するために重要な役割を担っている。例えば、[[体温]]が上昇しかけると、皮膚を走る[[血管]]へ[[血液]]がより多く運ばれるように調節し、体外へより多くの熱を排出するようにし、逆に体温が下がりかけると、血管は縮み、体外へ血液の[[熱]]が奪われるのを抑える。
また、汗腺から[[汗]]を分泌し、汗の蒸発時の[[気化熱]]を利用して体温を下げる働きもある<ref name=New2012-8 />。ヒトの場合全身にあるエクリン腺から分泌される汗がその役を果たすが、[[ウマ]]などはアポクリン腺からの汗で体温調整を行う<ref name=New2012-8 />。[[イヌ]]は汗をあまりかかず体温調整は[[パンティング]]を主に使い、[[ゾウ]]はその大きな耳からの[[放射熱]]を利用する<ref name=New2012-8 />。
=== 刺激の受容 ===
| |||