「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
長崎本線列車同線侵入事故: まだそこまで解明されていないのでは?
449行目:
:JR東日本は、4月10日の時点で架線柱の傾きを把握していたため、工事を4月13日に行う予定だったという<ref name="Mainichi 20150412"/>。
====長崎本線列車同線侵入事故====
; 2015年(平成27年)[[5月22日]]午後0時22分頃
: [[長崎本線]][[肥前竜王駅]]で[[長崎駅|長崎]]発[[博多駅|博多]]行き特急「[[かもめ (列車)|かもめ]]20号」([[JR九州885系電車|885系]]6両編成)が待避線に停車中、対向の博多発長崎行き特急「かもめ19号」([[JR九州787系電車|787系]]7両編成)が同一線路に進入した。「かもめ19号」は緊急停止し、「かもめ20号」の93m手前で停車したため衝突は避けられた。
[[長崎本線]]の[[肥前竜王駅]]で[[博多駅]]発[[長崎駅]]行き[[特急]][[かもめ]]19号([[787系]]7両編成)が同駅の待避線に進入した。待避線には[[長崎駅]]発[[博多駅]]行き[[特急]][[かもめ]]20号([[885系]]6両編成)(元々は隣の[[肥前鹿島駅]]で入れ替えを行う予定であったが、後述の理由でかもめ19号が遅れたため同駅に変更になった)が入れ替えを行うため停車していたが、かもめ19号の運転士が待避線に入っていることに気付き緊急停止したため、93m手前で停車した。双方の列車の乗員・乗客合わせて約230人が乗車していたが、負傷者はなし。原因は同駅直前の信号(進行を表す緑になっていた)付近で異音を感知した列車が信号を過ぎて停車した。信号を過ぎて停車したため、運転士からは死角の位置にあり、異線現示(列車の進行方向とは異なった方向に線路が向いていることを信号が示していること)に気付いておらず、列車の点検後、そのまま待避線側に開通していた線路の分岐機を戻さずに進行させたことによるものであり、これは列車の停車した位置や状況をしっかりと把握していなかったために起こったことである。また、信号は停止現示ではなかったうえにすでに列車は過ぎていたため[[ATS]]は作動しなかった。
: 本来のダイヤでは両列車は[[肥前鹿島駅]]で行き違いを行うが、当日は「かもめ19号」が肥前竜王駅手前で異音を感知して同駅下り場内信号機の横で停車したため、行き違いを肥前竜王駅に変更していた。
正面衝突を免れ、負傷者も出なかったものの、一歩間違えれば大惨事になっていたため、事故として扱われ原因調査が行われた。このため長崎本線は運転見合わせを余儀なくされ、バスによる代替輸送を行った。これにより上下線の特急列車・[[普通列車]]合わせて32本(特急列車19本、普通列車13本)が運休、17本(特急列車6本、普通列車11本)が遅延し、約6000人に影響した。
: これにより上下線の特急・普通合わせて32本(特急19本、普通13本)が運休、17本(特急6本、普通11本)が遅延し、約6000人に影響した<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20150523k0000m040111000c.html JR長崎線:わずか93メートルまで…特急同士が衝突寸前] - 毎日新聞、2015年5月22日</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/515/hizenryuooowabi.pdf 長崎本線 肥前竜王駅におけるインシデントに対するお詫び]}} - JR九州</ref>。
 
== 脚注 ==