「ポケットコンピュータ」の版間の差分
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最盛期であった[[1980年代]]における可搬型コンピュータとしては、他にも[[ラップトップパソコン]]や[[ハンドヘルドコンピュータ]]のような製品が存在した。しかし、これらが産業用・業務用機として小さな市場を奪い合っていたのに対し、ポケットコンピュータは安価で扱い易いなど様々な理由により、[[産業]]・[[商業]]・[[教育]]ないし[[趣味]]といった企業から個人までの幅広いユーザを獲得していた。『[[I/O (雑誌)|I/O]]』『[[PiO]]』([[工学社]])や『[[マイコンBASICマガジン]]』([[電波新聞社]])などのパソコン雑誌に投稿プログラムが多数掲載され、専門誌『ポケコンジャーナル』(工学社)も刊行されていた。『ポケコンマシン語入門』(工学社)ではシャープのPC-12シリーズでマシン語プログラムを組む際に使える多数の内部ルーチンや、液晶画面を直接制御する方法など、様々な内部情報が解説されていた。
ポケコンもラップトップもハンドヘルドも機能的に不満な点が多かったため次第に衰退し、はるかに高性能で汎用性の高い「[[ノートパソコン]]」に収斂していったが、ノートパソコンは起動が遅く、バッテリーで使用できる時間が短い上、バッテリーが劣化するなど、必ずしも使い勝手が良いわけではないし、Windowsベースのソフトウェアは概して即興的なプログラム作成に適していない。ポケコンは汎用性には欠けるが、瞬時に起動し、乾電池などで長時間使用でき、小規模のプログラム作成が容易なので、処理能力が追いつく用途であれば、今でも十分実用性がある。
==特徴==
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