「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の登場人物一覧」の版間の差分
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: 声 - [[田中真弓]]
: 血液型O。刀剣商・塚山由左衛門の息子(アニメでは伊豆の富豪で、父は「伊豆の雷神」と呼ばれる剣士だったが既に他界)。
: 雷十太を崇めていたが、その雷十太に裏切られ、右腕の筋を斬られる。剣術の才能は弥彦以上とも言われる。治療のためドイツへ渡ることになり、弥彦の叱咤もあって必ず日本に戻って剣術の道に進むことを誓う。帰国後(明治15年)は弥彦と共に、神谷道場の師範代となっている。弥彦と燕を取り合っているらしい。薫いわくプレイボーイ。アニメ版では原作と比べると弥彦と仲の良い描写が多くなっている。また、後にハンス博士を伴って黒騎士団編で帰国している。こちらでは最終的に医師の道を歩むことを示唆させる描写がある。
: 名前は越路町(現長岡市)の塚山地区に由来。
:* 完全版第22巻の再筆:服が洋装に。外国人とのクォーターで[[オッドアイ]]。片目を隠している。
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: 高荷恵を阿片生産のために監禁していた。阿片の密売によって得た資金を元手に武器商人となり、さらに財を成そうと企んでいた。実業家であるため損得勘定にうるさく、役に立たない部下は躊躇なく始末する。屋敷には総勢60人の私兵団を配備しており、[[ヤクザ]]隊30人、剣客隊10人、[[銃士]]隊10人<ref>[[マスケット銃]]を装備した近代初期のヨーロッパにおける銃士とは異なり、[[拳銃]]を装備している</ref>、[[小姓]]隊10人となっている。剣心たちが屋敷に乗り込んで来た際には[[ガトリング砲|回転式機関砲(ガトリングガン)]]を持ち出して、剣心たちを皆殺しにしようと銃撃を浴びせたが、御庭番衆が盾となっている間に弾切れとなり(アニメ版では螺旋鏢で弾が詰まって)、その隙を突いた剣心の怒りの一撃で倒された後、駆け付けた警官隊に逮捕された(恵は剣心の尽力で警察の取り調べを受けずに済んでいる)。剣心は本来、敵味方に関わらず相手の死を望まない主義だが、彼のような金のために他者の命を喰いものにする人間は数少ない例外であった。
: キネマ版では神谷道場の乗っ取りを画策、抜刀斎を始末するために裏世界の猛者を集める。
: 銀幕草紙変では輸入した武器を用いてテロを起こさせ、さらに陸軍にその武器を売りつけることを画策していた。物語の最後で上海に高飛びしようとしたが、そこに現れた斎藤に始末された
: 実写映画版では基本的な設定は原作に準じている。交易のための港を作るべく地上げを行っており、その際に神谷道場が邪魔になったため、鵜堂刃衛を雇い「神谷活心流の人斬り抜刀斎」として暴れさせることで神谷活心流の信頼を落として土地を手に入れようとするという、原作の比留間喜兵衛の役周りも併せ持つ。新型阿片の製造法を流出させないために恵以外の製造者を殺害させる、神谷道場周辺の井戸に毒を入れさせるなど残虐性が増しており、剣心らが屋敷に乗り込んで来た際にも慌てずに金をばらまいて雇っていた用心棒たちを鼓舞しつつ、自らはガトリング砲や拳銃などの武装を用意する(原作では動揺して錯乱しかけている際に小姓からの話で武装を思い立っている)など、性格が異なる。御庭番衆が登場しないため、原作と違いガトリング砲では誰も射殺していなかった。原作と比べると大分肝が据わっており、連行される際に元気良く復権を匂わせる発言を残した。
: モデルは新選組五番隊組長の[[武田観柳斎]]。原作7巻の剣心の回想で新撰組集合図の中で1回登場した観柳斎に姿が似せてある。なお、観柳斎が[[同性愛|男色家]]だったため<ref>なお武田観柳斎が本当に男色家だったどうかは今日に至るまで証拠がない。</ref>、初めは男色家という設定だったが、本編に関連が無く、マニアック過ぎるという理由で除去した(作者談)。
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; 石動雷十太(いするぎ らいじゅうた)
: 声 - [[大林隆介]]、PS維新激闘編:小村哲生
: 塚山家(後述)の財力を利用し、古流剣術を元に10年をかけて自ら創設した真古流(しんこりゅう)という剣術団体を広めようとしていた剣客。一人称は「吾輩」(アニメでは「俺」も使っている)。キネマ版では「俺」。身長190cm、体重90kg、[[1850年]](嘉永3年)5月生まれ<ref name="kansei"/>、血液型B。
: 塚山親子が強盗たちに襲われているところに颯爽と現われ、たったの一撃で強盗たちを追い払ったことから塚山由太郎の剣術指南役として雇われた。しかし実際にはこの強盗たちは雷十太が雇ったチンピラに過ぎず、全ては塚山家に取り入るための狂言強盗であった。由太郎に対しても弟子とは微塵も思っておらず、尊敬されていることを知りながら煩わしいとしか考えていなかった。見た目は粗暴で豪胆な雰囲気の強い大男だが、実は自己の思想に酔っているだけの愚物。
: 剣心を真古流に勧誘しようとして断られ、戦闘に及んだ。弟子たちを刺客に送り込むも敗北。今度は自分が戦いに出るが、背後からの不意打ちで剣心を狙うなど手段を選ばなくなり本性を表す。戦いの最中、自身が放った「飛飯綱」が由太郎に当たり重傷を負わせてしまう。これにさえも悪びれることなく「パトロンの代わりなどいくらでもいる」としか考えておらず、剣心から「生き地獄を味わわせてやる」と本気で怒らせてしまった。
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: 名前は長岡市石動町に由来。
: アニメ版では雷十太のエピソードそのものが大きく変更されており、伊豆の富豪である塚山家の御曹司・由太郎の剣の師匠となり、塚山家の土地と財産、立地を利用し、明治政府から伊豆を独立させようと画策していた。展開の変更に伴い設定が変わり、性格もより卑劣になり、狂言強盗で雇ったゴロツキを斬り殺すなど殺人も犯しているほか、剣心が抜刀斎であることにすぐに気付いている。真古流もかなりの規模の集団となっており、原作では4人だけだった弟子(この4名はアニメでは「真古流四天王」と呼ばれ、個別に名前も設定されている)だけでなく、数え切れないほど大勢の手下・同士を抱えている。最終的には剣心の土龍閃を受け、原作では耐えた龍槌閃で倒される。
:* 完全版第22巻の再筆:「雷獣太」としてリファイン。霊山に登って修行し開眼したらしい。服装は山で
:; ''飯綱''(いずな)
:: 古流剣術の秘伝書に記されていた技。[[鎌鼬]]のような「真空の刃」で攻撃する技で、動作は大振りだが、竹刀を使った攻撃でも木製の床を軽く切り裂く威力があり、真剣を使えば[[ダイヤモンド|金剛石]]を真っ二つに切断することも可能とされる。
::; 纏飯綱(まといいづな)
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:* 完全版第22巻の再筆:描かれてはいるが喜兵衛共々リデザインなし。理由は前述の通り。
; 西脇(にしわき)
: 声 -
: 剣心が訪ねた時に応対した、比留間伍兵衛が頭目を務める鬼兵館の男。神谷道場に辿りつくも剣心に倒された。
:* 読切の『るろうに』にも西脇という人物が登場しており、そちらのデザインは武田観柳に使い回された。
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:{{Main|雪代縁}}
; 鯨波兵庫(くじらなみ ひょうご)
: “'''武身合体'''
: 血液型O。[[戊辰戦争]]で幕府方の武士として抜刀斎と戦い、龍翔閃を喰らって右腕を失う。その際、武人としての死を望んだが、その時点で既に不殺の信念を抱いていた抜刀斎に拒否され、以後彼を恨んでいる。
: 本来は誇り高い武人であり、赤べこでは妙の心遣いに笑顔で返礼するなど根は善人であるが、抜刀斎のこととなると一変し、無辜の人間を巻き込んで攻撃することすら厭わない復讐の鬼と化す。その怨恨はもはや狂気の域に達している。
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; 乙和瓢湖(おとわ ひょうこ)
: 声 - [[上原健太]](PSP版)
: “'''人間暗器'''
: 身長183cm、体重68kg。1843年(天保14年)11月生まれ。血液型AB。初登場35歳。
: 全身に13種の[[暗器]]を仕込む男。女性のような長髪、細身で化粧もしていることから左之助には「オカマモドキ」呼ばわりされている。幕末期に通り魔的な殺しを行なっていた[[快楽殺人]]者。親友(中条)を抜刀斎に殺されたことを口実に六人の同志に加わる。真の目的はただ殺戮を楽しむことのみ。弱い者イジメが趣味で、戦法も暗器を使い相手の虚を突く方法に頼っている。神谷道場では弥彦と対決、数々の暗器を駆使して優位に立つ。後ろで睨みを利かせる剣心に焦って勝負を急いだこともあり、止めを刺そうとした際、弥彦に奥義・刃渡りを喉元に減り込むほど強く打ち込まれ敗れる。
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; 月岡津南(つきおか つなん)
: 声 - [[家中宏]]、少年時代:[[又村奈緒美]]
: 血液型A。人気絵師で、左之助の友人。本名は克浩(かつひろ)。爆弾製造に長け、炸裂弾<!--爆弾-->を開発している。元・[[赤報隊]]準隊士で、隊長[[相楽総三]]の仇を討つため、明治政府に対してテロを行おうとするが、剣心に阻止される。その後、左之助に諭され、新聞屋として政府と戦う道を選ぶ<ref>『その翳、離れがたく繋ぎとめるもの』では元々新聞屋としての活動を主としていたが、錦絵が売れたため炸裂弾を用いたテロを優先させるようになったことが明かされている。</ref>。京都編では左之助の旅費を工面し、新型の炸裂弾を護身用として託し、この炸裂弾が煉獄を破壊することになる<ref>この炸裂弾は津南がかつて一ヶ瀬鮫男の依頼で錦絵を描いた時に見た煉獄を破壊にすることを想定して作られている。</ref>。志々雄一派のことも知っていた。情に厚い一面を持つものの、根暗な性格であるため、左之助以外に友達がおらず、左之助と10年ぶりに再会するまでは笑顔を見せたこともなかったと語っていた<!--左之助の発言を見る限り、赤報隊時代も友人がいなかったようである-->。安政7年(1860年)1月生まれ。名前は新潟県[[豊浦町 (新潟県)|豊浦町]](現[[新発田市]])の[[月岡温泉]]郷と[[津南町]]に由来。テレビアニメ版では終盤の「風水編」で再登場を果たし、中々の活躍を見せた
:* 完全版22巻の設定:ベイズリー柄のマフラーと水玉模様の着物を着ている。黒メガネで爆弾の閃光を遮断している。
; [[山縣有朋|山県有朋]](やまがた ありとも)
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; 小田屋の店員、みっちゃん
: 声 - 中尾友紀、仲尾あづさ
: 小田原宿・小田屋(おだや)の客引き。宿泊を断った剣心のことを文無しだと思った。
=== 島原編 ===
; 武藤翔伍(むとう しょうご)/天草翔伍(あまくさ しょうご)
: 声 - [[井上純一 (俳優)|井上純一]]、少年時代:[[矢島晶子]]
: 長崎・島原で[[天草四郎]]の生まれ変わりとして崇拝されている謎の剣士。島原に神の国を建設するため明治政府に反旗を翻す。[[隠れキリシタン]]の武士の息子として生まれ、迫害から両親を殺害される。今も残る虐げられるキリシタンと病弱な妹を守るため、叔父の仁志田兵衛から飛天御剣流を学び、14歳で超神速を会得。そして大陸へ渡った後に帰国し、自ら神となり人々を導くことを決意する。彼の「天まで高められた」飛天御剣流の剣技の数々は、人間のレベルを遥かに越えており、九頭龍閃と飛天御剣流奥義・天翔龍閃をも会得している。飛天御剣流で初めて、開祖の編み出した技以外に新たな技「雷龍閃」を編み出す。他にも、[[天文学]]・[[気象学]]・[[医学]]・人相学など数々の学問を究めた天才。これらを複合し、[[魔術]]とも思しき驚異的な力と、圧倒的なカリスマで人心を掌握した。西南戦争の翌年、帝国陸軍と全面戦争を起こすも、銃撃により傷を負う。乾坤一擲の気概で剣心との一騎討ちに応じるが、彼の奥義の前に遂に敗れ、降伏する。そして、日本政府から国外追放の身になり彼を慕う人々と共にオランダへ移住。それ以降は本来の名前である「
:; 雷龍閃(らいりゅうせん)
:: 月明かりを刀で反射させ、光と剣気を同時に敵の眼に叩きこむことで、食らった者を気絶させる。しかし本来の雷龍閃は月明かりではなく稲妻の光を利用する。
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; ガスパル源左衛門(ガスパル げんざえもん)
: 声 - 森訓久
: 翔伍を信奉する信者。戦闘時は専用の笛で狂犬たちを操る。傀王から剣心を悪魔と思い込まされ、地底で数十頭の狂犬と共に襲撃するが逆に手当てされる。最後は翔伍たちと共にオランダへと渡った。その際、剣心も勧誘した。
; ミゲル羅門(ミゲル らもん)
: 声 - [[家村幸成]]
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; 鶴世(つるよ)
: 声 - [[高島雅羅]]
: 翔伍・小夜の母親で、兵衛とはきょうだい同士。キリスト教信仰のため殺害される。これが「聖霊の日」の起源となる。なお、鶴世は労咳を患っていた。
; 時次(ときじ)、元太(げんた)、サクラ、ユキ
: 声 - [[大谷育江]]、又村奈緒美、[[こおろぎさとみ]]、川田妙子
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: 声 - 大黒和広
: 実在の人物で、江戸幕府最後の将軍。江戸の民衆を戦火から救うため、無血開城を決意した。
: 蒼紫
=== 黒騎士団編 ===
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: [[ドイツ帝国]]の日本領事。メルダース中尉らの来日を祝うため祝宴を催す。その後、彼らが黒騎士団に属することを知り恐怖し、彼らの言われるがままハンス博士の所在を突き止める。
==== 黒騎士団(くろきしだん) ====
マイスターを首領とし、理想の社会を建設することを目的にする中世から存在する秘密結社。理想の社会を謳うが実質は世界征服である。メンバーは各国に潜伏し科学者
シュナイダーは黒騎士団の紋章は地底で見つけた真田忍群の太古の祖先の紋章と似ており、そこに書かれていた文字も古代のヨーロッパの文字と酷似している。また、伝承によると遥か昔に、ヨーロッパから東に渡った民族があったそうでそれらのことから自分たちの祖先と真田忍群の太古の祖先は同一民族ではないかと推測していた。
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