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小栗を乗せた車は[[大垣市|大垣]]青墓の宿で偶然照手姫に行き会うが、2人はお互いの素性に気づかない。小栗は照手姫の手によって[[大津市|大津]]まで引かれて行く。病はさらに重くなるが、遊行上人の導きと照手姫や多くの善意の人々の情を受けて[[熊野]]に詣で、熊野詣の[[湯垢離場]]である[[湯の峰温泉]]の「つぼ湯」の薬効によりついに全快する。
 
小栗は新たに[[常陸国|常陸]]の[[領地]]を与えられ、[[判官]]の地位を授けられる。常陸に帰った小栗は兵をひきいて横山大膳を討ち、家来の[[菩提]]を弔う。さらに小栗は[[美濃国|美濃]]の青墓で下女として働いていた照手姫を見つけ出す。こうして2人はようやく[[夫婦]]になることができた。小栗の亡くなった後、弟の助重が領地を継ぎ、遊行寺に小栗と家来の墓を建てた。照手姫は[[仏門]]にはいり、[[永享]]元年([[1429年]])に遊行寺内に[[草庵]]を結んだという。
 
==説経節にみる小栗判官伝説==