「ファイナルファンタジーX」の版間の差分

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=== オーバードライブ ===
本作における必殺技的存在。敵から受けるダメージの蓄積や、HPが減って瀕死状態になる等の条件によって発動可能な特殊技は過去のシリーズにも存在したが、今回「'''オーバードライブ'''」と呼ばれるそのシステムは大幅に拡張された。
 
オーバードライブゲージが最大値になることで強力な特殊技が使えることは同じだが、ゲージの溜まり方は様々なバリエーションがある。プレイヤーキャラクターについては以下に挙げる「'''オーバードライブタイプ'''」と呼ばれるゲージ蓄積条件の中から選択でき、状況によってタイプをうまく使い分けることで効率のよい攻撃が可能となる。初期状態では「'''修行'''」のみとなっており、それ以外は対応する行動を何度も行って習得する。
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=== スフィア盤 ===
キャラクターの成長は、これまでの、戦闘を重ねて経験値が溜まればレベルが上がるといった概念が無く、'''スフィア盤'''と呼ばれるボードに配置された'''成長スフィア'''を発動させることで能力値アップ・技や魔法を修得するという独特のシステムとなっている。'''AP (Ability Point)''' を貯めることでスフィアLVが上がり、これを消費することでスフィア盤を移動することになる。経験値・レベルアップは存在しない(あえて言えばAPが経験値に相当するが、スフィアLVの消費方法が任意に近いため経験値&レベルに対応しているとは言えない)。ただスフィア盤には'''スフィアロック'''(4種類のLvがある)と呼ばれる移動を阻む物が存在しスフィアロックは'''キースフィア'''(4種類のLvある)で消すことが出来る(これを成立させるにはスフィアロックとキースフィアのLvを同じにする必要がある)。スフィア盤は広く、移動と発動を繰り返さないといけないため、やり込める要素ではあるが徐々に煩わしさを伴ってくるという指摘もあり、スフィア盤を全て発動させてしまうとキャラクターごとの個性が全くなくなってしまうという欠点もある。スフィア盤を全く利用せず(すなわち能力アップを全く行なわず)ストーリー・コンプリートを達成するというマニアも現われた{{要出典|date=2015年1月}}。
 
=== 武器・防具 ===
武器や防具についても独特のシステムを持っている。武器や防具には0〜4個のアビリティスロットがあり、そのいくつかは空白となっている(ない場合もある)。この空白の部分にはアイテムを使うことでアビリティを付け加えることができ(改造)、それによって性能が変化する。武器と防具は付いているアビリディ・付け加えられるアビリディが違う
 
アビリティの組み合わせによって名称も変化する。武器・防具は7人のキャラクターそれぞれの専用となっており(使い回しができない)、ネーミングについては内部に膨大なデータベースを持っている。武器や防具にはいわゆる「攻撃力」「防御力」のようなパラメータは設定されていない(但し、「物理攻撃+5%」のようなアビリティは存在する)。キャラクターのステータスと武具のアビリティが同じならば、どんな武器を用いても、どのキャラクターであっても、同じ攻撃力を持つ。
 
アーロンの太刀にはほとんど(特にゲームの早い段階)「貫通(「かたい(「たたかう」などによるダメージを減らす特性)」を持つ敵に普通にダメージを与えられるアビリティ)」が付いており、キマリの槍にも「貫通」が付いている場合が多い。
 
このほか、'''七曜の武器'''と総称される各キャラクターの最強武器が存在する。敵の防御力に依存しないダメージを与えられる特性や、HPやMPの量によって攻撃力が大幅に増える潜在能力がある。条件を満たすことで2段階にパワーアップするが、最終段階に育てるには難易度の高いミニゲームを完全にクリアする必要があるなど条件が厳しい。アビリティスロットが4個ある武器を改造することで七曜の武器より便利で自分好みのものが作れることもあり、この場合「最強」の武器はプレイヤーの好みの問題になる。