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量産車導入の発表に伴う文章表現の一部変更。番台 節においては、適切な文章と出典の追加により独自研究の状態が解消されたものとしてそのテンプレートを削除。および軽微な編集。
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[[2000年]]([[平成]]12年)から[[首都圏 (日本)|首都圏]]に大量投入されたJR東日本の主力一般形車両である[[JR東日本E231系電車|E231系]]、さらに[[2006年]](平成18年)から同じく首都圏に大量投入された[[JR東日本E233系電車|E233系]]の次世代車両として開発され、これまでの技術開発成果を取り入れた車両である。[[山手線]]への投入を目的として製造された<ref>{{Cite press release |url=http://www.jreast.co.jp/press/2014/20140701.pdf |format=PDF |title=新型通勤電車(E235系)の量産先行車新造について |publisher=東日本旅客鉄道株式会社 |date=2014-07-02 |accessdate= 2015-06-06}}</ref>。製造メーカーは[[総合車両製作所新津事業所]]。
 
[[2015年]](平成27年)[[11月30日]]より営業運転を開始した<ref name="Watch151130">[http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/20151130_732894.html JR東日本、山手線に新型車両「E235系」を11月30日より運行開始] (トラベルWatch・2015年11月30日)</ref>(同日に発生した車両トラブル関連の詳細は[[#車両トラブル|後述]])。現在のところ、量産先行車として1本(11両編成)のみの導入であるが、山手線では[[2002年]](平成14年)に導入されたE231系以来、13年ぶりの新型車両である<ref name="news24 151130">[http://www.news24.jp/articles/2015/11/30/07316168.html 13年ぶり 山手線の新型車両、運転開始] (日テレNEWS24・2015年11月30日)</ref>。現在は量産先行車1編成(11両)のみ導入されており、今後[[2017年]]春頃から[[2020年]]春頃までに量産車49編成(539両)が順次投入される見込みである<ref name="jreast160608">[https://www.jreast.co.jp/press/2016/20160606.pdf 山手線用車両の新造計画について] . プレスリリース (東日本旅客鉄道株式会社・2016年6月8日)</ref>。
 
[[2016年]]6月8日に行われた定例会見で量産車49編成539両を[[2017年]]春より順次投入し、[[2020年]]春までの予定で投入を完了させることが発表された<ref>[http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160606.pdf 山手線用車両の新造計画について] - JR東日本プレスリリース2016年6月8日</ref>。
 
== 仕様 ==
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=== デザインコンセプト ===
開発イメージ「人と対話する車両」からキーワードを「お客様、社会とコミュニケーションする車両」とした<ref name="RF651_92">[[#鉄道ファン651|『鉄道ファン』通巻651号、p.92]]</ref>。外観については、前面の大きな窓や表示装置によって"人と人、人と社会をつなぐ情報の窓"を表現した。また居住空間を広く感じられるオープンなデザインとしている<ref name="j-trec235">[http://www.j-trec.co.jp/company/jtrec_techreview/jtr04_chapter/jtr04_094-099.pdf JR東日本 E235系 一般型直流電車] (PDF) . 株式会社総合車両製作所 . 2016年6月16日閲覧</ref>。デザイン監修は[[奥山清行]]。
 
=== 車体構造 ===
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空調装置は、各車両にAU737形 (50,000kcal/h)を屋根上に1台搭載している。室外送風機数を2台から1台に削減して、送風機のファンの翼形状を変更したことにより、低騒音化を実現している。また、冷房運転においては、[[データベース]]に蓄積された過去の各駅乗車率などから次の駅の乗車率を予測して、必要によっては、次の駅の到着前に車内を予冷する予測制御を行うことが出来る。そのほかにも、空気清浄装置はE233系とは異なりパナソニック製の「nanoe(ナノイー)」デバイスを搭載した空気清浄機を採用しており<ref name="Panasonic151130">[http://news.panasonic.com/jp/press/data/2015/11/jn151130-1/jn151130-1.html 「nanoe(ナノイー)」デバイス搭載空気清浄機を東日本旅客鉄道株式会社の山手線 新型通勤電車(E235系)量産先行車に納入] . プレスリリース (Panasonic・2015年11月30日)</ref>、横流ファン(ラインデリア)<!--ラインフローは空調の配風方式です-->付近の天井部に設置している。
 
車体色は[[国鉄103系電車]]からの山手線の伝統である[[黄緑6号|ウグイス色]]を継承しているが、車体側面の配色は[[ホームドア]]設置で見えづらくなった従来の横帯の代わりに、ドア側引戸ドア付近側引戸上部の幕を塗装している。塗装は[[戸袋]]方向に[[ドット柄]]の[[グラデーション]]となっており、前面も同様にグラデーションのデザインとなっている<ref name="j-trec235"/>
 
=== 乗務員室 ===
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窓上部および妻上部に[[デジタルサイネージ]]を配置し、側天井の紙広告を廃止している<ref name="mynavi151013">[http://news.mynavi.jp/news/2015/10/13/570/ JR東日本E235系、山手線新型車両11/30デビュー! 車内広告は紙媒体と併用に] (マイナビニュース・2015年10月13日)</ref>が、利用客や広告会社からの要望や需要もあり、中づり広告は存続する事になった<ref name="itmedia151014">[http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1510/14/news119.html 山手線の新型車両「E235系」、11月30日から運行 中吊り広告は存続] (ITmedia・2015年10月14日)</ref><ref>讀賣新聞東京版2015年10月14日35面</ref>。既存車両でも搭載している各扉上部の17インチ液晶ディスプレイ([[トレインチャンネル]])に加えて、21.5インチの液晶ディスプレイを窓上部に3画面(まど上チャンネル)、妻上部に1画面(サイドチャンネル)新設した<ref name="mynavi151013"/>。まど上チャンネルは、3画面をつながった一つの画面のようにして使用することもでき、新たなデジタルサイネージならではのコンテンツについて今後検討を行うことにしている。なお、利用客の乗車位置(号車)と区間に合わせた停車駅の情報(乗換路線・ホーム案内図・駅構内図)や電車の混雑状況、車内温度などを確認できる「山手線トレインネット」は現行のE231系500番台と同様に引き続き利用出来る。
 
客室では、つり手棒・荷棚・そで仕切り・[[スタンションポール]]を枕木方向でそれぞれ連続的な曲線で接続[[ロールバー]]構造とする事で、側面衝突に対する車体変形量抑制を図った<ref name="j-trec235"/><ref group="*">sustinaの特徴的なデザインの一つでもある。</ref>。この構造はE231系からの編入である10号車以外の車両に車端部以外のそで仕切り部に、1両当たり6か所の構成としている。
 
[[自動ドア#ドアエンジン|側引戸装置]]には、新規に開発したラックアンドピニオン方式の電気式戸閉装置を採用した。この戸閉装置は従来の電気式戸閉装置とは異なり、戸閉状態においても空気式戸閉装置と同様に、常時お互いの扉が押し付け合う構造で、挟まれたものを引き抜きやすいという特徴がある。腰掛はE233系と同等の座り心地の[[鉄道車両の座席#片持ち式座席|片持ち式ロングシート]]であるが、デザインを一新した。また、そで仕切については居住空間を広く感じられるように半透明の構造とした。
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== 番台 ==
[[File:JR East SahaE235-4620 20150419.jpg|サムネイル|中|サハE231形4600番台から改造されたサハE235形4600番台。<br />{{独自研究範囲|新製E233系以前の体構造は屋根部分っており、側外板から雨一部構造突出している点が新製車両と異なってい。|date<ref name=20160506}}"j-trec235"/>。]]
=== 編成構成 ===
<!--順序は「JR電車編成表」などで用いられているJRの慣例に従う-->