削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
203行目:
: 冒頭に登場。ムスカ一行がシータと共に乗船していたが、ドーラ一家に襲撃される。「ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ」には、[[硬式飛行船]]をモチーフにしているが、物語の展開上、ブリッジを上にした事が触れられている。
; [[飛行石]]{{Anchors|飛行石}}
: 時に青白く発光する、深い青色をした石。飛行石を岩盤から採掘し、結晶化する技術を有していたラピュタ人は、この飛行石の結晶を利用した高度な科学技術を誇っていた。飛行石自体は地下の岩盤に多く含まれており、特段珍しい物では無いが、直に空気に触れると、ただの石に変わってしまう為、岩盤から特性を保持したまま飛行石を採掘する方法は事実上無い(作中の時代では失われている。ラピュタ人の作った飛行石の結晶は特定の人物や呪文に反応し様々に作動する仕組みを備えており、その名の示す通り物体を浮遊させる力もその一つである。ムスカの持つ古文書にはラピュタの伝承が記録されていたが、飛行石の結晶化の技術や呪文に関しては記されてはいなかった。
; {{Anchor|飛行船}}
: パズーの父と同乗者が搭乗した飛行船。序盤に登場。実在の[[アンリ・ジファール]]の[[軟式飛行船]]や[[サントス・デュモン]]の[[半硬式飛行船]]に類似している。
241行目:
; {{Anchor|ロボット兵}}
[[File:Superman 2 Mechanical Monsters 1941.ogv|thumb|Superman 2 Mechanical Monsters 1941]]
: ラピュタ城内に多数配備されてい自律式の半有機体ロボット。身長344cm、体重238kg。戦闘、看護、園丁など、胸の紋章と色彩で区別された多種類のロボットが存在していたとされる。戦闘用ロボットは赤茶、園丁用ロボットは緑掛かった色をしている。劇中では、材質が金属なのか[[粘土]]なのかも現代科学では分からないと表現されているが、設定資料には「形状記憶弾性[[セラミックス|ハイセラミック]]製」と記されており、柔軟かつ必要に応じて自在に変形するとされている<ref>ジブリ・ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」p.109</ref>。顔部中央にある二つのランプは音声装置とセンサーとを兼ね、飛行石を持つ者の命令に従属し、彼らを衛護するプログラムが組み込まれている<ref>ジブリ・ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」p.125</ref>。戦闘用ロボットは両腕の骨組みの突起物の間に[[翼膜]]を形成して飛行することが出来、顔部にある大小二穴から攻撃用のザー光線ム砲が搭載されており、一国の軍事拠点発射出来単独で壊滅させるほどの高い戦闘力を保有する。
: 現在のラピュタでは、機能停止したロボットが野晒し同然のままで朽ち果てているが、ムスカは城内各所に保管されていた無傷のロボットを解き放った。
: ロボットの一体が機能停止状態で天空から落下して来たことが、政府がラピュタの調査に着手するきっかけとなった。機能を停止して、既に「死んだ状態」と思われていたが、要塞に囚われていたシータが何気なしに呟いた「守りの言葉」に反応して再起動し、自ら保管庫から動き出す。石壁や[[砲台]]の装甲すら溶断する強力なザー光線ム砲で、要塞をたちまち火の海に包んだ。[[拳銃]]は勿論のこと、[[小銃]]や[[機関銃]]の連射にも耐え、[[信管]]を抜かれた要塞砲榴弾直撃を受け外板装甲が大きく変形した状態も稼働し続ける耐久性があるが、ゴリアテの長砲身砲からの砲撃により破壊された。
: [[フライシャー・スタジオ]]製作『[[スーパーマン (1940年代のアニメ映画)|スーパーマン]]』第2話「The Mechanical Monsters」(1941年)に登場した現金強奪ロボットがモデルとされる。また、宮崎が「照樹務」名で脚本と演出を担当したTVアニメ『[[ルパン三世 (TV第2シリーズ)|ルパン三世]]』第155話「[[さらば愛しきルパンよ]]」に本作より先に登場しているが、首からプロペラが展開して飛行する方式になっていたり、双頭になった陸戦専用機が登場するなど細部が異なる。『ルパン』への登場はフライシャー版『スーパーマン』に対するオマージュとしてであった。宮崎は「気に入っていて一度テレビ(新・ルパン三世・最終話)で使ったんですが、どうも心残りがありまして今回もう一度、使ってみたんです」<ref>アニメージュ編集部『THE ART OF LAPUTA』徳間書店 1986年</ref>と発言している。