「衣類乾燥機」の版間の差分
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内部には回転する'''ドラム'''があり、正面のドア([[扉]])を開けて洗濯物を投入する。[[スイッチ]]を入れると、ヒーター([[発熱体]])によってドラム内の温度が上昇し、洗濯物に含まれる水分を[[蒸発]]させる。乾燥機の運転中にドアを開けると、自動的に運転が停止するよう[[安全装置]]が付いている<ref name="riko" />。
ヒーターの[[熱源]]としては[[電気]]([[電熱]]または[[ヒートポンプ]])もしくは[[ガス燃料]]が用いられる<ref name="sekai" /><ref name="panasonic" /><ref name="interior" />。おおむねガスの方が乾燥に要する時間が短く、かつ安価である<ref>{{Cite web |url=http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20000906_1.html |title=衣類乾燥機の比較テスト結果 |publisher=国民生活センター |date=2000-09-06 |accessdate=2016-09-30 }}</ref>。乾燥機の運転中のドラム内温度は、[[室温]]より10[[セルシウス度|℃]]高い程度という比較的低温なものから、65℃、70℃、中には100℃に達するものもある<ref name="panasonic" />。[[合成繊維]]など熱に弱い素材を用いた衣類の取り扱いには注意が必要である<ref name="riko" />。しわが付きやすい衣類は乾燥時間を短くし、生乾きの状態で[[ハンガー]]に掛けて干すと仕上がりがよい<ref name="panasonic" />。また、洗濯で落としきれなかった[[油|油分]]([[食用油]]・[[機械油]]など)を含む衣類を投入した場合、熱で油分が[[酸化]]・[[自然発火]]し、[[火災]]の原因にもなりうるので特に注意が必要である<ref>{{PDFlink|[http://www.meti.go.jp/product_safety/consumer/pdf/oilfutyaku.pdf 洗濯物から発煙・発火 〜美容オイルなどが付着した洗濯物を洗濯し乾燥機を使用〜] 経済産業省}}</ref><ref>{{Cite web |url=http://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/sentakuki/dry_anzen.html |title=油の付着した衣類、タオル等の自然発火の注意 |publisher=日本電機工業会 |accessdate=2016-09-30 }}</ref>。
乾燥機内で蒸発した水分を機外に排出する方式としては、高温のまま排出する'''排気形'''、排気を[[冷却]]・[[凝縮]]して[[水]]に戻して排出する'''凝縮形'''がある。排気経路上にはフィルター([[エアフィルタ]])が付いており、これに糸くずが詰まると乾燥効率が悪化することから、こまめなフィルター清掃が必要である。このほか、洗濯物はよく脱水しておき、詰め過ぎず、少な過ぎず、適量を乾燥機にかけることも[[省エネルギー]]の観点から大切である<ref name="riko" />。衣類乾燥機を廃棄する際は'''家電リサイクル'''の対象となっている点に注意が必要である([[特定家庭用機器再商品化法]])。対象は電気・ガス両方であるが、[[布団乾燥機]]や業務用機器は対象外である<ref>{{Cite web |url=http://www.rkc.aeha.or.jp/text/p_4list.html |title=対象廃棄物(家電4品目)一覧 |publisher=[[家電製品協会]] |accessdate=2016-09-30 }}</ref>。
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