「フェリックス=クレール・リデル」の版間の差分

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== 著作 ==
リデルを中心として、1880年に[[横浜市|横浜]]で[[朝鮮語]]の辞典({{fr|Dictionnaire coréen-français}}、韓仏字典)が出版された。それまでにも宣教師による朝鮮語辞典は存在し、前任者のダヴリュイ司教も辞典編纂を行っていたが、それらはすべて手書きだった<ref>劉(2009) p.249</ref>。この辞典は西洋人による最初の印刷された朝鮮語辞典であり、693ページ、約11万語を収める。左横書きの朝鮮語出版物である点や、[[漢字]]、[[ハングル]]、[[ラテン・アルファベット]]の活字が混在している点で、[[活版印刷]]史上も重要である。この書物のためのハングル活字は、朝鮮人信者のチェ・ジヒョク(崔智爀)が原字を書き、漢字の大きさにあわせて五号・三号(のちに四号も)の活字が[[平野富二]]の活版所によって作られた<ref>劉(2009) p.252, 258-259</ref>。木活字や分合活字(ハングルを子音・母音に分けて、文選時に合成する)以外では初のハングル活字だった<ref>劉(2009) p.258</ref>。辞典は横浜の[[カトリック山手教会|カトリック山手聖堂]]で編纂された。
* {{cite book|title={{fr|Dictionnaire coréen-français}}|author={{fr|Les missionnaires de Corée}}|year=1880|___location=Yokohama|publisher={{fr|C. Lévy}}|url=http://www.archive.org/stream/DictionnaireCoren-franais/coreen_dictionnaire#page/n7/mode/2up}}