「氷と炎の歌の世界」の版間の差分
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:〈森の子ら〉はウィアウッドを通して他の場所の出来事を見ることが出来た。金属は持たなかったが、[[黒曜石]]の武器とウィアウッドの弓を用いたと言われている。後に破壊されることになった陸橋を通って、[[#狭い海の向こう側|エッソス]]から、[[青銅]]の武器を携え馬に乗ってやって来た〈最初の人々〉と多くの戦争を戦った。〈顔のある島の条約〉(〈顔の島の条約〉)が結ばれ、〈森の子ら〉は森に住み、〈最初の人々〉は開けた土地を支配することとなった。続く年月に条約の効果は薄れたが、〈異形〉が現れた時、〈森の子ら〉と〈最初の人々〉は連合して、黒曜石、火、[[#古の神々|〈古の神々〉]]の魔法、そして[[#壁|〈壁〉]]の建設によってこれを退けた。続く年月に〈森の子ら〉は数を減じ、ウェスタロスを去ったかあるいは絶滅したかと思われていた。
;{{Anchor|異形}}
:ホワイト・ウォーカー(白い歩行者、白き魔物)とも呼ばれる〈異形〉は[[#壁|〈壁〉]]の北側で発見された邪悪な生物である。彼らは夜の間だけしか目撃されておらず、つねに激しい寒さと共に現れる。〈異形〉は背が高く、痩せていて、光る青い目を持つ優美なヒト型生物である。かれらは一歩ごとに色を変える鎧をまとい、鋼さえ砕く冷たい刃をそなえた薄い水晶の剣を振う。静かに動くが、その声は氷を割るかのように響く。独自の言語を持つことがほのめかされている。〈異形〉に
:〈異形〉は死者を復活させ、同じような光る眼を持つ死にぞこないのゾンビーのような〈亡者〉とし、操ることができる。〈亡者〉は人間に限られず、馬やクマもまた〈亡者〉となる。〈亡者〉の体を切断してもそれぞれの部分は動き続ける。ヴァリリア鋼およびドラゴングラスによっても倒すことはできない(ただしドラマではドラゴングラスによっても倒すことができる)。火のみが〈亡者〉を倒すことができる。〈壁〉の外の野人は、死者が〈亡者〉とならないよう火葬する。
===動物===
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;{{Anchor|ドラゴン}}
:ドラゴンは物語の上で重要な役割を果たす。エイゴン征服王は3頭を[[#ウェスタロス|ウェスタロス]]に連れてきて七王国の統一に用いた。王の子孫はドラゴンを飼い繁殖させたが、やがてその数は減じ、『[[氷と炎の歌]]』の200年ほど前に起きた、〈双竜の舞踏〉(The Dance of the Dragons)として知られる、[[ターガリエン家]]の王位継承をめぐる内戦で多くのドラゴンが殺され、やがて死に絶えた。物語の当初、ドラゴンは絶滅したと信じられ、石化したドラゴンの卵だけが残る。 [[デナーリス・ターガリエン|デナーリス]]は[[カール・ドロゴ]]の葬儀の燃える薪の上で、3個のドラゴンの卵を孵すことに成功し、世界にドラゴンを甦らせる。
:この物語のドラゴンは、鱗があり、炎を吐く、動物程度の知性を持つ爬虫類である。ドラゴンには前足に蝙蝠のような皮の翼がある。氷と炎の歌の挿絵では4本の足と、独立した翼が描かれているが、作者の[[ジョージ・R・R・マーティン]]はこれらの絵が不正確であると繰り返し強調している。ドラゴンには誰でも乗れるわけではなく、乗りこなそうとして多くの人間が命を落とした。長命なドラゴンは一人以上の乗り手を選ぶことがあるが、一人の人間が二頭以上のドラゴンに選ばれることはない<ref>"Dangerous Women"収録の中編"The Princess and the Queen"による</ref>。
;{{Anchor|鴉}}
:『[[氷と炎の歌]]』の鴉は、鳩と同様に帰巣本能が強く、かつ体が大きく猛禽類から襲われにくいため、手紙の運搬に用いられる。多くの鴉は一つの城に行くよう訓練されているが、中には口頭の命令で複数の城のうちの一つを選んで飛べる鴉もいる。鴉の中には、人語を解するだけでなくオウムのように限られた人語を話すものもあり、ペットとして飼われる場合もある。
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