「オニイトマキエイ」の版間の差分
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== 形態 ==
[[画像:Giant pacific manta.jpg|thumb|150px|left|人の大きさと比べる]]
巨大な体躯で、[[魚類]]の中でも最大級の大きさを誇る。オニイトマキエイの大きさは頭から尾の先までではなく、胸鰭の横幅('''
体の形は他の[[イトマキエイ]]類と同じく扁平な[[菱形]]で、細長い[[尾]]を持つ。体色は基本的に背側が黒色、腹側が白色だが、各々の個体によって異なる斑点や擦り傷などが見られ、個体識別の際の目印となっている。まれに全身が黒色の個体も見られ、ダイバーの間では'''ブラック・マンタ'''と呼ばれている。
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沿岸域では群になって泳ぐオニイトマキエイも見られる。これは[[繁殖]]のために集まっているものと考えられ、[[イワシ]]などのように敵から身を守るのが目的ではない。体の大きなオニイトマキエイにはほとんど天敵がおらず、[[ホホジロザメ]]や[[イタチザメ]]など、大型の[[サメ]]でも襲ってこない限り、食われる心配はないからである。
繁殖は[[卵胎生]]で、一度に
[[2007年]]6月17日、[[沖縄美ら海水族館]]で飼育されているマンタが、メスの赤ちゃんを出産した<ref>{{cite web|url=http://www.kaiyouhaku.com/news/07061701_01_report.html |title=美ら海ニュース |date=2007-06-17 |publisher=沖縄美ら海水族館 |accessdate=2007-06-18 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20070621022724/http://www.kaiyouhaku.com/news/07061701_01_report.html |archivedate=2007-06-21}}</ref>。飼育環境下での出産は世界初といわれ、[[生態]]の研究が進むものと期待されていたが、6月21日の朝に死んでいるのが確認された。死因は父親エイに追いかけられ、水槽の壁にぶつかり、その時に生じた打撲や傷が原因とみられる。なお、同水族館では[[2008年]]6月17日にも出産に成功している。
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ダイバーの間では非常に高い人気を誇る。性格はおとなしく、好奇心が旺盛で人なつこい。場所によっては生息密度も高く、あまり[[ダイビング]]の経験がなくとも、大きなオニイトマキエイとの海中遊泳を比較的手軽に楽しむことができる。
オニイトマキエイを飼うにはかなりの広いスペースが必要だが、[[水族館]]の大型[[水槽]]展示が普及するにつれ、オニイトマキエイを飼育・展示することも可能になってきている。[[沖縄美ら海水族館]]、[[海遊館]]<ref>沖縄美ら海水族館、海遊館、エプソン 品川アクアスタジアムで[[2012年]]4月現在飼育されている種は「オニイトマキエイ」ではなく「ナンヨウマンタ」である。</ref><ref>[http://oki-churaumi.jp/book/board?id=511 沖縄美ら海水族館]</ref><ref>[http://www.kaiyukan.com/topics/2010/08/topic_000705.html 海遊館]</ref>
<ref>[[2009年]]12月、研究者らによって従前、和名で「オニイトマキエイ」と呼ばれていた種には2種が存在する事を認める研究論文が発表され、それぞれの種に「Manta birostris」、「Manta alfredi」の学名が与えられた。これを受け、沖縄美ら海水族館、海遊館がそれぞれ飼育固体について再調査した結果、飼育している種は「Manta alfredi」と判明し、この種の和名に「ナンヨウマンタ」を用いる事になった。従前から「オニイトマキエイ」と呼ばれていた種は学名「Manta birostris」の方であり、沖縄美ら海水族館、海遊館で飼育している種とは異なる種である事になった。</ref>などは大型水槽設備が充実しており、世界最大の魚[[ジンベエザメ]]と一緒の展示が目立つ。▼
▲<ref>[[2009年]]12月、研究者らによって従前、和名で「オニイトマキエイ」と呼ばれていた種には2種が存在する事を認める研究論文が発表され、それぞれの種に「Manta birostris」、「Manta alfredi」の学名が与えられた。これを受け、沖縄美ら海水族館、海遊館がそれぞれ飼育固体について再調査した結果、飼育している種は「Manta alfredi」と判明し、この種の和名に「ナンヨウマンタ」を用いる事になった。従前から「オニイトマキエイ」と呼ばれていた種は学名「Manta birostris」の方であり、沖縄美ら海水族館、海遊館で飼育している種とは異なる種である事になった。</ref>
古代[[ペルー]]の[[モチェ文化]]の遺跡からは、本種をかたどった[[鐙型注口土器]]が出土している<ref>Berrin, Katherine & Larco Museum. ''The Spirit of Ancient Peru:Treasures from the [[:en:Larco_Museum|Museo Arqueológico Rafael Larco Herrera]].'' New York: [[:en:Thames & Hudson|Thames & Hudson]], 1997.</ref>。
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== 近縁種 ==
'''オニイトマキエイ属 ''Manta''''' には以下の4種が知られている。
* '''オニイトマキエイ'''
* '''ナンヨウマンタ'''
* ''M. raya'' <small>(Baer, 1899)</small>
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== 外部リンク ==
* [http://filaman.ifm-geomar.de/Summary/SpeciesSummary.php?id=2061 FishBase]
* [http://cgi2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009040221_00000 NHK特集
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