「1987年までの近畿日本鉄道ダイヤ変更」の版間の差分

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奈良線[[八戸ノ里駅]] - [[瓢箪山駅 (大阪府)|瓢箪山駅]]駅間の建築限界拡大工事竣工<ref group="注釈">奈良線のうち、布施駅 - 八戸ノ里駅間の建築限界拡大工事は第二次世界大戦開戦以前に完成していた。</ref>などによるダイヤ変更が実施された。この変更で[[近鉄900系電車|900系]]が上本町駅 - 瓢箪山駅(一部上本町駅 - 八戸ノ里駅)間の普通で運用を開始した。奈良線では900系の他に[[近鉄820系電車|820系]]の運転も開始し、800系と同様に主に特急に運用された。
 
このほか、大阪線では通勤急行と準急の中間の性格を持つ種別として、通勤時間帯に上本町駅 - 名張駅間に区間急行が設定された<ref>『最近20年のあゆみ』、近畿日本鉄道、1980年、61頁</ref>。停車駅は鶴橋駅・布施駅・[[近鉄八尾駅|近畿日本八尾駅]]・[[河内山本駅]]・[[高安駅]]・[[河内国分駅]]・[[近鉄下田駅|近畿日本下田駅]]・大和高田駅・大和八木駅・桜井駅・[[長谷寺駅]]・榛原駅・[[室生口大野駅]]・[[赤目口駅]]であった<ref>近畿日本鉄道が1964年に発行した、主要駅時刻表が掲載されたリーフレットより</ref>。また、日中の大阪線上本町駅発着の列車が大幅に増やされ、準急が従来の2本から4本に、普通が6本から8本に増加した<ref name="kjikoku196202">『京阪神からの旅行に便利な交通公社の時刻表』、日本交通公社関西支社、1962年2月、101 - 103頁</ref><ref group="注釈">準急は名張駅行1本・榛原駅行1本に榛原駅行1本・高安駅行1本を追加、普通は河内国分駅行4本・信貴山口駅行2本に弥刀駅行2本を追加した。ただし過剰なため、翌1962年から準急高安駅行や普通弥刀駅行の削減が行われている。</ref>。この時に確立した河内国分駅 - 榛原駅間の急行通過駅の日中1時間当たり3本体制は、20162018変更で急行停車駅を追加した際に河内国分駅 - 大和朝倉駅間での体制に変更されたが、現在ほぼ変わっていない<ref group="注釈">高安駅 - 河内国分駅間の準急通過駅の日中1時間当たり4本体制はさらに古く、1956年から20162018年現在まで変わっていない。</ref>。
 
特急関連では、名阪特急が増発され、甲特急は一部時間帯を除き1時間間隔で設定された。