「堅信」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
56行目:
=== 聖公会における堅信 ===
聖公会における堅信はおおむねカトリック教会の流れを受け継いだものであるが、「[[サクラメント#聖公会|聖奠的諸式]]」と位置付けられており、「救いに必要な・キリストが自ら定めた聖奠」である洗礼・聖餐とは区別されている<ref>「教会問答」問14,15,26 - 『日本聖公会祈祷書』日本聖公会管区事務所、1991年、p.262, 263, 265</ref>。また、司祭が代行することなく、主教によって執り行われるものとされていることが特徴である<ref name="kt2018">竹内謙太郎『[http://3-ba.com/book/kyoukai_ni_kiku/ 教会に聞く―日本聖公会の教会問答を読み解く]』はるかぜ書房・みつば舎、2018年、p.169, 172, 283</ref>。洗礼の時に名付けられる教名([[洗礼名]])と別に堅信名が付けられることはないが、教名の慣習がない他教派から転会した者の場合、堅信式に際して教名が名付けられることもある。
堅信式では、主教が一人ひとりの頭に手を置き、聖霊の賜物を祈る。クリスチャンとしての責任を与えられ、その責任を果たすこと、すなわち神と人に仕えることができるよう、この世に「派遣」されるという意味合いが強調される。このように、聖職者を叙任する[[叙階|聖職按手式]]に形式・意味合いが近いものであり、信徒按手式とも呼ばれる<ref name="kt2018" />。
|